米花町魔法使譚
魔法使いさんおなまえへんかん
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「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンー!」
「蒼空さん!キッドが予告状だしたよ!」
「えっもう出したの?はやいなあ…まだどんな魔法で脅かすか決めてないのに……」
「えっもうあれから1週間経ったのにまだ決めてないの!?」
「だって私って万能だからさ〜!どんな魔法でも出せちゃうから迷うんだよなあ〜!!」
「ちょっとその発言うざーい!」
ミステリートレインで魔法を使う姿をキッドに見せてしまい、喧嘩を売って早々に退散した私、彼方蒼空は一週間前、コナンくんに相談した際に「もう見つかるのも時間の問題だよ」と名探偵にもさえ諦められて、"見つかるぐらいなら盛大に華やかに登場しよう"という事でキッドが予告状を出したところに私も赴き、最後コナンくんとキッドが邂逅している時に私が華やかに登場しよう!という計画をコナンくんと一緒に立てたのだ。
「あ、その予告日はいつなの?」
「明日だよ」
「明日〜!?もう決めなきゃ行けないじゃん…んーとどうしようかな……」
「もう大体は絞ってあるの?」
「うん、2つには絞ったよ〜」
「んじゃあ僕に見せてよ!」
「コナンくんに??」
「練習になるじゃん!ね?」
「魔法見たいだけだろバレバレだぞ新一くん」
「…ぼく蒼空さんの魔法もういっかい見たいなあ〜!!!」
「そういう所だけあざといのぶっこんでくんのやめて?まあやってあげるけど!」
「蒼空さんチョロいね……」
「単純だけが取り柄なんですう〜!…気を取り直して1つ目ね、キッドの周りにスポットライトが当たるやつね、はいどうぞ!」
「…っまぶしいねえ…これほんとにすごいねえ…」
「はい2つ目、キッドはギザって有名らしいから、薔薇を降らすやつね、はーい!」
「これほんもの?」
「本物に近い幻影かな……でも触ると本物になるよ」
「すっごーい……」
「さあどっちがいいと思う……?」
「うーんやっぱり驚かせるんだったら1つ目だよねえ…」
「やっぱりー?じゃあそうしようかな!」
「ほどほどにね?」
「あ、そういえばコナンくん」
「なに?」
「キッドってさあ変装見抜ける?」
「見抜けるんじゃないかな〜、自分でしてるしね〜……」
「そうだよね……たぶんそのまま行ったらバレるしそれは面白くないから……変装が見抜けられないように魔法かけとこうかなあ……」
「多分そのぐらいしないとキッドは欺けないと思うよ……」
「でも私会場入れないじゃんね?」
「蒼空さんが行きたいって行ってたって園子ねーちゃんに言っとこうか?そのまま」
「あ、待って、昴さんはその会場に行かないの?」
「行かないけど…まさか昴さんに変装していくの!?」
「だってそれが一番良くない…??園子ちゃんも昴さんのこと知ってるしさあ…」
「だけど昴さん……もとい赤井さんが承認してくれると思う?」
「承認してくれると思うたぶん……あっ、大事な確認なんだけどそこに安室さんは招待されてないよね?」
「あー、確か用事があるって断ってたよ」
「よし、なら聞いてみよう!」
そのあと電話で赤井さんに昴さんに変装していいかというのを聞いたのだが、安室さんが会場にいないと伝えると即座にOKを貰えたので会場へは昴さんに変装して行くことになった。コナンくんは驚いていたし、私も驚いたけど、安室さんがいなければあとはどうでもいいみたいだった。会場へ入る前に新一くんの家に寄って、昴さんの服装も借りれることにもなってラッキーだ。
「じゃあまた明日だねコナンくん」
「昴さんに変装したら僕に付きっきりでいてね」
「そうしようかな」
そして決行日の今日。予告状の日。新一くんの家に寄って昴さんに変装した私はコナンくん、蘭ちゃんたちと一緒に予告状が届いた所へと会場入りした。昴さんに変装した時に赤井さんは顔色ひとつも変えなかったものの、「ホォー、こんなことも魔法でできるんだな…」と感心している様子だった。
「そろそろ予告時間だね……」
「そうですね…あと10秒です」
そうやってコナンくんと昴さんに変装した私は怪しまれないように最低限の会話をしながらキッド専用の刑事という中森警部の5.4.3.2.1....の合図で予告時間になるとあたりは真っ暗になって中森警部の怒声や「キッドが来たぞ!」と騒ぐ人達の声が聞こえるようになった。「宝石は無事か!」などの声が響いたが電気がつくとそこにはもう宝石はなかった。
「…昴さんこっち!」とコナンくんに呼び掛けられて人ごみを掻き分け、その建物の屋上につくと、キッドが月の光に宝石を当てながら佇んでいた。ーまるで名探偵を待っているみたいに。「蒼空さん、もう変装解いて準備しておいて。ほらショーの始まりだよ!」と悪い顔で笑う。私も変装を解きながら笑った。
「ーよぉ、待ってたぜ名探偵」
「…待ってくれてたってことは捕まりに来たってことでいいのか?怪盗キッドさんよぉ」
「お前に宝石を返しに来ただけだよ…これもお目当てのものじゃねえしな…ほらよ」
「ふん、もう帰るのか?」
「用は済ましたしな…なんだ?そんなこといつも聞いてこねえじゃねーか、しかもいつもより感情的じゃねえし……」
「…まあ、今からのお楽しみだな」
「今から?」
ーピカッ
「うおっ、眩しい…っ!どういうことだ!名探偵!」
「はーい!こんばんは!怪盗キッドさーん!ひっさしぶりだねえ〜!」
「は?…っあのときの…魔法使い…」
「そう、魔法使いさんでーす!怪盗キッドさんなかなか探してくれないからねえ、見つけられるより、華麗に登場しようって名探偵さんと計画したんだー!驚いてくれたね!コナンくん!」
「僕バッチリスマホにその瞬間収めたよ!」
「わーい!後で見ようぜ〜!」
「おい!俺まだいるんだけど!」
「あっ忘れてた…っていう茶番はよして…貴方を助けた魔法使いこと彼方蒼空です、よろしくね〜!」
「名探偵に名前知られたくねえからまたお宅訪問させてもらうよ魔法使いさんよぉ」
「あら、家の特定はしてたんだね」
「あとは蒼空さんが家から出てくるの待ってただけなんだけど全然出てこなかったからなぁ…」
「怪盗に喧嘩売っちゃったってニート生活してたもんなあ?蒼空さん?」
「もー!それは言わない約束でしょー!コナンくん!」
「まあ、これからよろしくな蒼空サン?」
_________________
(大成功だったねー!!)
(キッドの驚く顔は見ものだったよ……あ、僕のスマホで見ようよ!)
(鑑賞会しよう!!)
(それもいいね!)
(やめてくれ!!)
まだまだキッドは次の話でも出てきます笑
「蒼空さん!キッドが予告状だしたよ!」
「えっもう出したの?はやいなあ…まだどんな魔法で脅かすか決めてないのに……」
「えっもうあれから1週間経ったのにまだ決めてないの!?」
「だって私って万能だからさ〜!どんな魔法でも出せちゃうから迷うんだよなあ〜!!」
「ちょっとその発言うざーい!」
ミステリートレインで魔法を使う姿をキッドに見せてしまい、喧嘩を売って早々に退散した私、彼方蒼空は一週間前、コナンくんに相談した際に「もう見つかるのも時間の問題だよ」と名探偵にもさえ諦められて、"見つかるぐらいなら盛大に華やかに登場しよう"という事でキッドが予告状を出したところに私も赴き、最後コナンくんとキッドが邂逅している時に私が華やかに登場しよう!という計画をコナンくんと一緒に立てたのだ。
「あ、その予告日はいつなの?」
「明日だよ」
「明日〜!?もう決めなきゃ行けないじゃん…んーとどうしようかな……」
「もう大体は絞ってあるの?」
「うん、2つには絞ったよ〜」
「んじゃあ僕に見せてよ!」
「コナンくんに??」
「練習になるじゃん!ね?」
「魔法見たいだけだろバレバレだぞ新一くん」
「…ぼく蒼空さんの魔法もういっかい見たいなあ〜!!!」
「そういう所だけあざといのぶっこんでくんのやめて?まあやってあげるけど!」
「蒼空さんチョロいね……」
「単純だけが取り柄なんですう〜!…気を取り直して1つ目ね、キッドの周りにスポットライトが当たるやつね、はいどうぞ!」
「…っまぶしいねえ…これほんとにすごいねえ…」
「はい2つ目、キッドはギザって有名らしいから、薔薇を降らすやつね、はーい!」
「これほんもの?」
「本物に近い幻影かな……でも触ると本物になるよ」
「すっごーい……」
「さあどっちがいいと思う……?」
「うーんやっぱり驚かせるんだったら1つ目だよねえ…」
「やっぱりー?じゃあそうしようかな!」
「ほどほどにね?」
「あ、そういえばコナンくん」
「なに?」
「キッドってさあ変装見抜ける?」
「見抜けるんじゃないかな〜、自分でしてるしね〜……」
「そうだよね……たぶんそのまま行ったらバレるしそれは面白くないから……変装が見抜けられないように魔法かけとこうかなあ……」
「多分そのぐらいしないとキッドは欺けないと思うよ……」
「でも私会場入れないじゃんね?」
「蒼空さんが行きたいって行ってたって園子ねーちゃんに言っとこうか?そのまま」
「あ、待って、昴さんはその会場に行かないの?」
「行かないけど…まさか昴さんに変装していくの!?」
「だってそれが一番良くない…??園子ちゃんも昴さんのこと知ってるしさあ…」
「だけど昴さん……もとい赤井さんが承認してくれると思う?」
「承認してくれると思うたぶん……あっ、大事な確認なんだけどそこに安室さんは招待されてないよね?」
「あー、確か用事があるって断ってたよ」
「よし、なら聞いてみよう!」
そのあと電話で赤井さんに昴さんに変装していいかというのを聞いたのだが、安室さんが会場にいないと伝えると即座にOKを貰えたので会場へは昴さんに変装して行くことになった。コナンくんは驚いていたし、私も驚いたけど、安室さんがいなければあとはどうでもいいみたいだった。会場へ入る前に新一くんの家に寄って、昴さんの服装も借りれることにもなってラッキーだ。
「じゃあまた明日だねコナンくん」
「昴さんに変装したら僕に付きっきりでいてね」
「そうしようかな」
そして決行日の今日。予告状の日。新一くんの家に寄って昴さんに変装した私はコナンくん、蘭ちゃんたちと一緒に予告状が届いた所へと会場入りした。昴さんに変装した時に赤井さんは顔色ひとつも変えなかったものの、「ホォー、こんなことも魔法でできるんだな…」と感心している様子だった。
「そろそろ予告時間だね……」
「そうですね…あと10秒です」
そうやってコナンくんと昴さんに変装した私は怪しまれないように最低限の会話をしながらキッド専用の刑事という中森警部の5.4.3.2.1....の合図で予告時間になるとあたりは真っ暗になって中森警部の怒声や「キッドが来たぞ!」と騒ぐ人達の声が聞こえるようになった。「宝石は無事か!」などの声が響いたが電気がつくとそこにはもう宝石はなかった。
「…昴さんこっち!」とコナンくんに呼び掛けられて人ごみを掻き分け、その建物の屋上につくと、キッドが月の光に宝石を当てながら佇んでいた。ーまるで名探偵を待っているみたいに。「蒼空さん、もう変装解いて準備しておいて。ほらショーの始まりだよ!」と悪い顔で笑う。私も変装を解きながら笑った。
「ーよぉ、待ってたぜ名探偵」
「…待ってくれてたってことは捕まりに来たってことでいいのか?怪盗キッドさんよぉ」
「お前に宝石を返しに来ただけだよ…これもお目当てのものじゃねえしな…ほらよ」
「ふん、もう帰るのか?」
「用は済ましたしな…なんだ?そんなこといつも聞いてこねえじゃねーか、しかもいつもより感情的じゃねえし……」
「…まあ、今からのお楽しみだな」
「今から?」
ーピカッ
「うおっ、眩しい…っ!どういうことだ!名探偵!」
「はーい!こんばんは!怪盗キッドさーん!ひっさしぶりだねえ〜!」
「は?…っあのときの…魔法使い…」
「そう、魔法使いさんでーす!怪盗キッドさんなかなか探してくれないからねえ、見つけられるより、華麗に登場しようって名探偵さんと計画したんだー!驚いてくれたね!コナンくん!」
「僕バッチリスマホにその瞬間収めたよ!」
「わーい!後で見ようぜ〜!」
「おい!俺まだいるんだけど!」
「あっ忘れてた…っていう茶番はよして…貴方を助けた魔法使いこと彼方蒼空です、よろしくね〜!」
「名探偵に名前知られたくねえからまたお宅訪問させてもらうよ魔法使いさんよぉ」
「あら、家の特定はしてたんだね」
「あとは蒼空さんが家から出てくるの待ってただけなんだけど全然出てこなかったからなぁ…」
「怪盗に喧嘩売っちゃったってニート生活してたもんなあ?蒼空さん?」
「もー!それは言わない約束でしょー!コナンくん!」
「まあ、これからよろしくな蒼空サン?」
_________________
(大成功だったねー!!)
(キッドの驚く顔は見ものだったよ……あ、僕のスマホで見ようよ!)
(鑑賞会しよう!!)
(それもいいね!)
(やめてくれ!!)
まだまだキッドは次の話でも出てきます笑