日記

細胞について感想語り

2021/03/29 19:32
アニメ2期「はたらく細胞!!」&アニメ1期「はたらく細胞BLACK」&原作最終巻「はたらく細胞」6巻、すべて完走しましたー!

いやぁ…忙しかった…!アニメや漫画そのものの感想とは別にして、単純に年度末や雪の影響で実生活がバタバタしてたので、時間と気持ちに余裕作って見て…というやりくりが地味に大変でした。あらゆるものが一気に来るんだもん…!仕事が充実してるのは嬉しいことではあるんだけどね…!
あと原作は6巻が最終巻だと聞いて、寂しさはもちろん、この忙しさの中で読んで何も手につかなくなったらまずい、というのもあり…。手に入れてからも数週間寝かせていました(^^;)

そんなわけで、少し遅れての感想語りになりますが、原作を読んだらやっぱりあの面白くて優しい世界が好きで、今の気持ちを残しておきたいと思ったので、書きます。自分が後で振り返った時に読む用です(笑)

ただ、以前の日記にもある通り、私はスピンオフを完全には追いきれてない(BLACKのアニメ化した範囲は追えてます)・本家が止まる中でスピンオフが続々出ることに少しモヤッとしたものを抱えている(頑張りすぎて休むことは仕方ないし、スピンオフ初期みたいに本家の連載と一緒に頑張る・本家が休載してる間の繋ぎやピンチヒッター的な感じに思えたらよかったんだけど、今はなんか…本家が止まったり終わったりするのにスピンオフばかり続くの変じゃない?みたいに思えてきた)人間なので、毒を含むかもしれないです…。というかこの文が既に含んでる…;
シリーズとして全部愛せたら本当は一番いいんだけどね。いっぱいありすぎて発売日とか追いかけるのに疲れたのと、あと私は絵柄で読むものを選びがちなので「そこまで惹かれないけどシリーズだから読まなきゃ」みたいになるのが苦手で…好きなものを好きなタイミングで読ませてくれってなる…。
でも、たぶん何年後かに気持ちの整理がついて「やっぱり全部揃えておこう」「当時は受け入れられなかったけど、今見るとこれはこれで好きかも」になるかもしれないので、そのうちしれっと読んでるかもです。



前置きが長くなりましたが、それでは本題へ。
※ネタバレを含みます!



↓↓↓



【アニメ2期「はたらく細胞!!」について】

びっくりマークがなんか増えた!(笑)
原作漫画は単行本派なので、原作5巻までの話は履修済み、原作6巻収録の話はアニメから先に見た、という状態です。
その上で、アニメ1期と比べて漫画らしい表現が増えたなーという印象を受けました。擬音語やセリフを音だけでなく画面内にも文字で描いたりとか。「原作漫画ではこういう表現なんだろうなー!」みたいな。
それと、背景に映るモブの赤血球たちの動きが、より描く手間のかからない方法に進化してるな!と。なんだろう、3Dモデル?同じ動きのパターンを使ってる?詳しくないのでよく分からないですが、技術の進歩を感じますね(?)
私はアニメ1期当時「原作漫画に忠実に作ってくれて、コマの中の細かいネタまで拾ってくれて本当に嬉しい!」「戦闘に動きがついてより詳細になってたり、ちょっとだけアニメ独自のネタが挟まってたりすると『おっ』てなるので楽しい」という感じだったので、2期もそこは引き継ぎつつ、赤血球や血小板の出番の問題など、頑張って調整してくれたんだろうなーと思います。特に原作5巻の話は、そのまま原作通りにすると赤血球や血小板が数週間お休みになるからね…。出番が増えて素直にありがたいなーと思う一方、1期の反響を踏まえて作られた2期なので、ファンの動向を窺いすぎてキャラの関係や話の方向性がねじ曲げられないといいな、みたいな不安はずっと抱えて見守っていたような気がします。いや、スタッフさんたちもその辺は分かってると思うし、終わって振り返ってみても総じて大丈夫だったとは思うけど…!
あと、アニメ→原作6巻の順で見た感想としては、アニメ1話の4989番と赤血球ちゃんの会話は「本当は原作5巻を踏まえてるんだろうなぁ…」とは思いました(笑)菌汁とか休みなく戦う1146番とか。でもラヴリー細菌はEDのキャスト欄にも「ラヴリー細菌」と書かれていて「絶対実在しないでしょこれ!(笑)」「煩悩とか早口で何言ってるんだ!?(笑)」と思っていたので、原作6巻に出てきて普通にびっくりしました。煩悩の謎も解けた…これも5巻の流れだったのか…!(笑)



【アニメ1期「はたらく細胞BLACK」について】

こちらは原作漫画を既に読んでいたのもあって、ブラックな内容でも受け身が取れた&展開を知っている分「伏線張ってきたな…!」と楽しんで見ました!そしてどのキャラの声もイメージ通り、ピッタリでした(^^)
BLACKはスピンオフの中でも結構好きなんですよね。完全に本家とは別の体内で別個体だと分かる・でも世界の仕組みは同じで勉強になる、というのが大きいのかも(ちょっと話が逸れますが、Ladyも同じように世界観が本格的だったので好き)。ただまぁ、BLACKは本当に展開がブラックなので、原作履修は気持ちに余裕がある時でないとしんどいですが…;
余談ですが、BLACKの表紙を初めて見かけた時は結構ショックで(当時はまだスピンオフが少なくて、体内によって性別が逆転するというのも慣れてなかったので)、買うかどうか散々迷ったあげく「二次創作で赤血球ちゃんがつらい目に遭わされる前に、公式のほうでブラックな労働を先に取り上げてもらって良かったのかもしれない」「もし本当に救いがないなら、二次創作で幸せにしてやるからな…」ぐらいの覚悟で買いました。最初から二次目的ってどうなのって自分でも思いますが、なんかそれくらい覚悟が必要な感じ。
で、アニメ本編のほうですが、AC1677の出番が多い!白血球さんの後輩二人もセリフが多い!嬉しい!同期や仲間との仲良し感を掘り下げてもらいたかったので、たくさん見れて嬉しかったです。
あと、原作漫画では3巻(転職)以降の話が、アニメでは「この体で起こったこと」として扱われているのが、「確かにそれも大事な話だから見たかった!」という喜びと「今これやるの!?」という驚きでよく分からなくなりました。なんか…原作漫画を読んだ層とアニメを見た層、前提条件を確認した上で語り合わないと齟齬が生じそうだ。当サイトの作品説明も今後どうするのが分かりやすいか、考え中です。
そして最後、2期やる気満々で終わった…!?えっ、でも何月からとかは出なかったし…どういうことだ!?まだ混乱していますが、平和になった世界での日常やほのぼのした妄想を挟む余地は絶対にやらんぞ!みたいな強い意志を感じました(笑)



【原作漫画「はたらく細胞」6巻について】

「待ってました!」という嬉しさと「でもこれで終わってしまうのか…」という寂しさで、冒頭にも書きましたがしばらく寝かせました(笑)
でも、読んでいくとやっぱり原作本来の楽しさというか、大真面目な流れの中で少しだけくすっと来る場面を挟んできたり、あとはこれまで以上に「赤血球と白血球の二人で主役」感があったりして、気持ち良く読めました。本当にありがたいことです。

特に27話は本誌を読んだ方々が当時ざわざわしていて、「白血球さんの怪我が大変らしい」みたいな前提だけ見聞きしてた(&私もそれ以上のネタバレは踏まないようにしてた)ので、シリアスな展開なのかな…と身構えていました。
…が、実際読んでみたらそんなことはなかった(笑)
いや、怪我してるのは本当だし怪我の状態も結構大変なんだけど(たぶん白血球さん周りの事情を真剣に真面目に考えて推しているファンは、真面目だからこそ『話はギャグっぽくまとまったけどあの大怪我は大変では…!?』となったんだろうし、そうなる気持ちも分かる。加えてその後の休載期間が長かったので、余計に色々深刻に考える時間があったというのもありそう)、でも話の本筋はそっちじゃないのと、むしろ怪我してるからこそ変なテンションで面白くなってるのと、あと結論が「そこー!?」ってなるという…(笑)あれだけ騒げるなら当分死なないだろうなっていうのも作中で明示されているし、私の中ではそのセリフのおかげでシリアスよりもギャグ寄りの話として飲み込めた感じがあります。うん、27話好きだ(笑)

新型コロナ回は、去年広まり始めた頃に「ぜひ『はたらく細胞』で解説してほしい!」という純粋な気持ちと、「でもまだまだ分かっていないこともあるし、ここですぐ漫画に取り上げるのも『ネタができた』とばかりに飛びつくみたいで賛否両論あるだろうな、漫画の設定はフィクションだって断り書きしてても噛み付く層は一定数存在するものだしな…。リスク管理という意味では本当に描き方に気を付けないといけない題材だよなぁ」という気持ちもあったので、どうなることか…と少し心配していました。
でも、読んでみたら本当に優しさが詰まってるというか、BLACKにありがちな混乱した状況でもやっぱりBLACKじゃない、本家らしさが感じ取れる話でした。
なんかこう、新型コロナって聞くとつい感染症の解説を求めがちだけど、そこはストーリーのある漫画なので要点を押さえながらもさらっとしつつ、本筋は人々(細胞たち)の分断とそれの解決に向けてのことだなぁって…。で、分断を解決するのが体中を駆け回る赤血球ちゃんという…!それがすごく嬉しい。
例えばBLACKだと症状の解決のために赤血球がよく駆け回るけど、本家は症状そのものよりも「そこに生きる細胞たちの気持ち」のほうを良い方向にしていくのが、赤血球なんだなぁって…症状の解決は免疫系の担当というところも含めて。緊急事態なのでやっぱりBLACK並みに駆け回ってはいるんだけど、それでも闇には落ちないで明るくいられるところが、本家らしいというかAE3803らしいというか。でも明るいと言っても能天気なわけじゃなくて、肺胞の病状の進行度合いや周りの様子はよく見ていて、それでも他の細胞には無闇に不安を与えず「握手してきましたから!」みたいに希望を持たせて言えるところが好きです。
あと、原作の中で赤芽球と骨髄球の写真が出てきたのが何気に嬉しい。ちょうど二人とも見れそうなタイミングでのその写真なので、二人がそれを見て、もしかしたらあの時の子かもしれないと気付けるような、でも気付かないままかもしれないような、はっきりとはさせない状態で話が流れていったのがすごく好みです。原作の中で白赤がお互いに「あの時の…!」って気付く場面も見てみたいけど、それはそれとしてこの二人には気付かないままほのぼのしててほしい、ちょっと鈍くて気付かないところが二人らしい、みたいな気持ちもあるので…。面倒くさいな私(笑)

そんなこんなで、途中迷ったりもしたけれどやっぱり原作が好きだ…!となった感想書き残しでした。お疲れ様でした&ありがとうございました!

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