原作視聴後の感想日記まとめ

1期3話「天才少年の憂鬱」

・今回の話は総合管理塔からスタート
高いタワーのような総合管理棟がある学園…私立とはいえすごい。
ところで総合管理塔って何するところなんだ?学園長室とヘリポート、入り口付近のエスカレーターなどは今後出てくるけど…小中高(場合によっては√大学まで)の職員室や事務関係の組織が集まってるとか?

・なぜソウジからもらった端末にPOGのパズルが届くのか→「僕もよく知らないんだよねぇ」
いやいやそんなはずないでしょ!とツッコミたくなる瞬間。
(その後カイトの「POGとどういう関係なのか、何を知ってるのか」という質問にソウジが「何を知ってると言われてもねぇ…」と答えるあたり、今の時点でどこまで説明するか(もしくはどこまで説明しないか)、はぐらかしながら考えあぐねている感じもする。)

・「私も気にしてませんから」
カイトが気にしているのはPOGのこと、バロンが言ってるのは前回壊した財のこと。「修理代の方が高くつきそう」というギャモンの見立ては当たってたんだろうな(笑)

・前回壊した超高級クラシックカーは2000万円以上→今後もカイトが賢者のパズルを解くおかげで誰も死ななくて済むのなら安いものだ、というバロン
この理屈、最初聞いた時は話を逸らした感があったけど、改めて見ると的確にカイトの「パズルで誰も死なせたくない」気持ちを突いてるんだよなぁ。さすがバロンさん。
(でもある意味「これ以上誰も死なせたくない」はバロンの本音でもあるよね。バロンが賢者のパズルをどう思うかは分からないけど、愚者のパズルに関しては「極力使いたくない」、神のパズルに関しては「これ以上の犠牲を出したくない(と思ってジンと共に動いた。現在は、自分にはファイ・ブレインになれる資格はないからファイ・ブレイン候補のカイトたちを育てて、カイトたちよりも下の世代にまでこの問題を持ち越したくない)」と思っているわけで。)

・ぺこっと礼をしてから出ていくノノハが礼儀正しくて好き。

・アインシュタインの写真
ノノハは「学園長とどういう関係なんだろう…」と思っていたけど、マジでどういう関係だったんだろう…?
(アインシュタインがオルペウスの契約を結ばなかったことは1期1話でバロンが言っていたけど、それはPOGとしての情報なのか、それともお互いに知り合いだったのか、もしくは知り合いという設定にしようとしたけど実在した人物だからやめておいたのか。個人的には長く続くPOGなら「ファイ・ブレイン候補」としてアインシュタインに目を付けていてもおかしくはないと思う。)

・カイトを心配するノノハ、賢者のパズルは解かないと言うカイト
賢者のパズルも財にふさわしくない(=能力がない)人にとっては「人殺しのパズル」になり得るからね…。

・キュービック登場!
この番組に必要不可欠な、生意気な年下男子ポジション!

・「一応エジソンの称号を持ってるんだ」
一応って付けたのは「研究室のために称号をもらったけどパズルは興味無いよ」って気持ちの現れかな。

・キュービックの友達、ポアンカレ予想君とリーマン予想君
つまり数学の未解決問題だそうです。

・1、12、123…と増えていく数に9をかけて次の数字を足すと、答えは必ず1が並ぶ。(例:1×9+2=11、12×9+3=111、123×9+4=1111)
「数学の世界には人が作ったパズルなんかより深い謎がたくさんある」っていう考え、改めて見ると結構好きです。いや、パズルと比べる必要はないんだけど、キュービックが示してくれたような数のちょっとした規則性や未解決問題は「ふとした時に現れるんだけど、公式にしてそれが合っているか証明しようとすると、人類が長年取り組むものになる」って、まさに神から出されたパズル(≒神のパズル)っぽいなーと。(そう考えると2期でオルペウス・オーダーが言う「神々のくびきから人類を解放」も分かる気がする。)
あと全然関係ないけど「なぁに?」って話を聞いてあげるノノハが可愛い、計算結果を見る時に屈んで目線を合わせるのが可愛い。(2期後だとオーディオドラマのように「子どもか」って言われそうですね。)

・「毎日パズルをやってばかりなんて、そんなの僕たち天才に許されると思う?もっと人の役に立つように頭脳を使わなきゃ」
不敵な笑み。1期序盤はやっぱりブラックキューちゃんだね。
(詳しくは1期21話「光る涙」で出るんだけど、キュービックが「数字だけが友達で、それでいいと思ってた」と自分のことを話す場面…深読みすぎるかもしれないけど「数字だけが友達、それがいい」じゃないあたり、人の役に立って認められたい(能力的には既に認められてるけど、そういう客観的なものではなく仲間として誰かに認められたい的な)気持ちもあったのかな…。共同研究の相手を探すのもそんな感じがする。)

・「じゃあまたね、キュービック君」
ノノハのキュービック君呼び!

・「しつこいんだよねぇ…」「っ、私はただ…」「あ、千枝乃君のことじゃないよ」
この会話がすごく好き。

・パズルよけのお守り
カイトの腕が変な方向に曲げられてないか!?まぁそうすればカイトは逃げられないんだけどさぁ!(笑)

・「天才ってやっぱり変な人多いのかな…?ギャモン君もキュービック君も…カイトも」
カイト追加されちゃったよー!?と思ったけど、パズルよけの腕輪を外そうと隣で躍起になられちゃね…。
(そしてこの頃から既にノノハの中で「天才=変人」の図式が成り立っているのが面白い。ここにアナが追加されたら、もうね…1期7話「ノノハの称号」のラストであぁなるのも仕方ないよね、うん…。)

・窓からキュービック登場、バスと並んで走るオカベ君
外から見ているとシュール。

・虫メカ登場!
ビジュアルファンブック2の美術設定と簡単に見比べたのですが、バスターミナルロータリーから出発したバスがまだ学園の中を走っているうちはオカベ君で追いかけて、正門から出たら虫メカで追う感じかな。

・「最近変な奴に絡まれてばっかしだな」
そう言うカイトもノノハの中では変な奴に含まれてるよ!

・POGからのパズルが端末に届く→考えようとするとパズルよけのお守り発動!
そして噂をすれば後ろの席から「変な奴」登場!(笑)
しかしギャモンがバス通学なんて珍しいよね、愛車は車検か何かですか。

・数字はアルファベットの順番。01=A、02=B。
確かこういうアルファベットの置き換えって、よく出てくる字から推測を立てるんだよね。パッとひらめく人はすごいと思う。

・「あらあら不思議、せーのっ」
\『THE CENTER BLDG ROOF TOP』/
ギャモン役の福山潤さんは初期からアドリブが多かったらしいですが「せーのっ」もアドリブかな。
(2期24話のもっと×02パズルのネタですが言いたい。…教えてギャモンさんのコーナーかっ!(笑))

・「昼間の顔はまちづくり課の課長、アフター5はPOG。二足のわらじを履いて35年」
町造課長、机と本棚をわざわざ屋上に持ってきたのか(笑)
そして35年ってPOG的にもたぶん結構ベテラン。
(ジンやバロンの正確な年齢は分からないけれど、35年はまだだと思う…高校卒業(18歳)で加入したら53歳ってことだから。)

・カイトだけでなくギャモンもさらっとソルヴァーに加えてる町造課長、よく分かってるね。

・虫メカで問題を覗いたキュービック
「簡単だった」と言うあたり、やっぱりパズルが得意なことには変わりないのね。興味がないだけで。

・「テメー、うちの学校の生徒か!?」「うん。2年」「あっ先輩っスか、どうも失礼しましたーっ!」「中等部だけどね」
この会話も好き。ギャモンがとうとうギャグ要員に(笑)

・パズルを難しくしたキュービック
しかし瞬時に問題が成立していることを見抜いた町造課長はさすがベテランだと思う。

・ノノハの「パズルの答え教えてほしいなー、なんて…」に対してカイトは「面倒くせぇ」、ギャモンは「一回だけだぞ」
ギャノノがじわじわと効いてますね…!
(しかしカイノノも、3期18話「私、パズルが解けなくてもいい」を考えると「面倒」の裏にカイトなりの思いが感じられる気がしないでもない…本当に面倒なだけかもしれませんが。)

・ナンプレのマス目にあったカタカナの数字を、招待状のパズルと同じようにアルファベットに置き換え。
前の問題と解き方が繋がってるんですね!

・町造課長にとっては、爆破してこそ完成する町。
「ギヴァーの名が刻まれた町」と言っていたから、いわゆる「爆発まで含めたアート」的な考えではなく、荒廃した町を見た人が「この町はすごいギヴァーにソルヴァーが敗れてこうなったんだって」と言い合ってくれるのが理想なのかな?
(…と思っていたら、ギヴァーが負けても爆破しようとしていたから、もう名誉も何もあったもんじゃないね。そのぶん、その後のビショップの「ギヴァーの風上にも置けぬ行為」というセリフが辛辣。)

・公園のどこかにある16個の数字を探して、マス目に正しく入れるパズル
十二面体のオブジェ→12、というように。しかし町造課長の声で「正解」とアナウンスされるのか…。

・キュービックが蹴られた!?
確かに「謝ったら許してもらえる」的な甘いところはあったけど、相手は中学生だよ!?

・「パズルに嘘は厳禁ですよ」
…だそうですよ、ヘルベルトさん!(2期や3期の方を見ながら。いや、1期から既に嘘が混じっていた気もする。)

・野球場→9人の9、八角形のあずまやの屋根→8、三角形の椅子→3、六角形のタイル→6
個人的に一番ひどいと思うのは「白鳥だから2!」たぶんカイトでも答えられないよ(笑)正しくは「2台のボートだから2」なのかもしれませんが。
しかしギャモンとノノハが一緒に回ってるの可愛いな!

・ナンプレと合わせて16分で解くパズル→キュービックが弄らなかったとしても、そもそも16分では回りきれない→それでもちゃんと解けるパズル
どういう事だ…!?いやそれより時間がない、絶体絶命のピンチ!
と思っていると…

・腕輪発動!
このパズルは魔方陣!どの列も合計が同じになるように数字を並べるパズル!そして残り20秒で計算→画面に打ち込み→ギリギリ残り1秒でクリアー!腕輪を使うと計算能力も上がるんだね。
(1期17話「真実」で幼少カイトは「計算絡みのパズルはやや苦手」と分析されていたけど、そういう苦手分野も底上げされるのかな。まぁ大きくなってある程度は計算も素早くできるようになっただろうけど。)

・「カイト…!」
キュービックの呼び捨てきたー!

・「カイト、なんだかかっこよかった!」
くだらないと思っていたパズルだけど、それはカイトをかっこよくするパズルでもあるんだね!
(幼少カイトがルークに会った時「かっこいいパズルだね!」って言ったことから、カイトの中で「かっこいい」は褒め言葉だと思う。キュービックから言われて少し驚いたのもそうであってほしい。)

・財は夕焼けで光る町
いわゆる「お宝」にはなかなか巡り会えないギャモン。

・「ビショップ様…!」
ビショップからの電話。下位のギヴァーからしてみれば、ルークだけじゃなくビショップも様付けか!
そして地下にある爆弾を気付かれないうちに一瞬で取り去るというPOGの謎の技術。

・後日談
カイトを研究対象にしたキュービック。ノノハにちゃんと挨拶してるのがいいよね、カイトに付けた装置は無駄に光ってるし電気も流れるけど!(笑)

・次回予告
カイトとアナの噛み合わない会話。そして画面上では倒れるノノハとその下で赤面ギャモン!ギャノノくるよー!
(1期4話だけでなく1期2話「賢者の報酬」と1期17話「真実」のネタも混じった話をすると、アナの「絵の気持ちが分かる」に対して「嬉しいとか、悲しいとか?」「描いた奴の気持ちが分かるとか?」と尋ねるカイト、今思えば「このパズルは解かれたがっている、人殺しなんてしたくない」「パズルを作った人の気持ちが分かる」と似たことを訊いてるよね!)

・おまけ
魔方陣の解き方。マスに入る全ての数を足して、列の数で割ると1列の合計が出る(カイトたちの解いた4×4の問題なら、入る数は1~16→全てを足すと136→4で割ると34)。カイトはそれを手がかりに(1列の合計が34になるように)数字を当てはめていった、ということらしいです。
…全ての数を足す時点で時間かかりそう(笑)そこは各々工夫ですかね。4×4の魔方陣なら「(1+16)×2」、5×5の魔方陣なら「(1+25)×2+13」というように。

・壁一面が魔方陣になっている施設の紹介
顔マークが付いているマスは「考えてみよう」って意味らしいけど、本当はそこに入る数字は4×4の切り方によって変化するんじゃないかな?と思ったり。
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