文豪ストレイドッグス×僕のヒーローアカデミア

及 「内通者って、敵側ってこと?それとも探偵社側ってこと?」

影 「ヴィラン側です。この手紙に書いてありました。」

及 「そんな、一体誰が・・・。」

瀬 「どうしたの?」

及 「そっちには関係ないだろ。」

瀬 「いや、重要なことなら関係あるだろ。」

影 「内通者がいるみたいです。」

瀬 「内通者・・・。この中にいるのかよ。」

乱 「まあ、可能性はあるとは思っていた。」

上 「内通者って・・・。まじかよ。」

条 「兎に角先生方に報告しましょう。それしか方法がありません。」

切 「それもそうだな。」



相 「まさか、内通者から情報が漏れていたとは・・・。」

根 「うーん。こんなに早く情報が手に入るとは思っていなかったけどね。」

相 「内通者がわかったらどうするんですか?」

根 「そのときは、」



天 「それよりさ、こっちの人が減ってる気がするんだよね〜」

瀬 「減ってるって?えっと・・・。」

哀 「あれ?与謝野さんがいない。」

立 「首領と芥川の兄貴もいねぇ。」

広 「この短時間で、三人が失踪となると、敵は壮大な異能を持っていることになるな。」

立 「でもよジイさん。こんなすぐにって、情報が必要だろ。」

乱 「内通者がいるんだ。そういう趣旨の手紙が来た。」

瀬呂 「一旦休戦して、話し合ったほうがいいんじゃないの?」

飯 「それも一理あるな。」

紅 「それより、内通者以前にどこ行ったか検討ついたのかよ。」

上 「まずは、内通者探さねぇと、みんな連れ去られるかもしんねぇじゃん。」

紅 「わかったよ。」

哀 「となると・・・。」

太 「なにかわかったのかい?」

哀 「いえ。この中から二人も内通者を探すのは大変だと。」

太 「それもそうだね。」

敦 「けど、内通者が情報を漏らした可能性はないかもしれませんよ?」

哀 「まあね。けど、わかったら進展するかも。」

芦 「でも、結局お互い疑い合うだけじゃん!」

耳 「それもあるよね。内通者が自白するわけないんだし。」

立 「じゃあ、どうすんだよ。なんか策とかあんのかよ。」

芦 「そもそも、そっちが悪いんじゃないの?」

立 「あ゛?それ言ったらそっちだって」

紅 「いや、話してるの違うだろ。」

芦 「けど、」

紅 「これ終わってからその議題に変えりゃいいだろ。」

耳 「紅はどっちの味方なの?」

紅 「は?」

耳 「さっきから、中立でさ、怪しい。」

紅 「俺に疑いかかるの?」

立 「可能性の話だろ。疑ってるとはかぎんねぇよ。」

緑 「紅君。どっちかだけ教えてくれない?」

紅 「言葉にするのは簡単だけど、証明できない。嘘だって疑うだろ。」

緑 「一旦、君の気持ちを知りたいんだ。」

紅 「さあ。どっちだろうね。」

耳 「ちゃんといいなよ!」

芦 「そうだよ!」

紅 「じゃあ、やっていないって言おうかな。」

条 「嘘ですね。」

及 「え?」

紅 「あんた、いきなりなんだよ。」

条 「散々誑かしているのでわかりにくかったのですが、貴方から嘘の心音が聞こえました。」

麗 「嘘の心音って何?うちら全くわからへんのやけど」

蛙 「証明してちょうだい。」

鐵 「それはできないだろう。条野は盲目の代わりに他の五感が優れているから感じ取れたんだ。」

条 「まあ、ここで尋問すればいい話ですが。」

鐵 「やめろ。正義に反する。」

紅 「ああ。嘘をついた。俺は内通者だ。」

爆 「てめぇ、裏切ってたんかよ」

緑 「嘘、だよね?」

紅 「本当だよ。ていうか、言えって言っといて嘘ってなんだよ」

芦 「なんで内通者なんかやってんの?」

紅 「なんで?俺が親に捨てられたのを助けたのが弔くんだったからだよ」

耳 「ヒーローに頼ればよかったじゃん!」

紅 「頼っても無駄だ。」

爆 「だからてめぇは知ったように絶望について話したんか。」

紅 「そうだ。だから何?出ていけって?いいよ。こんなとこ、居たくなかったし。」

上 「あーーー。落ち着けよみんな。あんま攻めても良くねぇだろ?」

耳 「じゃあ、上鳴も内通者なの?」

上 「なんでそうなんだよ。」

耳 「哀採ばっかりかばってんじゃん」

上 「いや、争っても意味ないだろってこと。」

芦 「だったら、」

広 「少しいいかね。」

シン(みんな静かになる。)

広 「貴君には、間諜なのかどうか我々に教えてもらいた。」

上 「え。」

広 「もしも、貴君が何かしらの情報があるなら、仲間を助けられるかもしれない。」

上 「・・・。俺も、内通者です。」

切 「上鳴っ。なんでっ。」

広 「それは、貴君の意志かね?」

上 「ああ。」

広 「貴君はこの失踪について知っていることはあるかね?」

上 「全く無い。俺だって驚いてる。」

条 「どうやら、本当のようですね。」

切 「上鳴。嘘だって言ってくれよ!」

上 「本当なんだ。ゴメンな切島。」

切 「っっ」

上 「俺ら出てくから、哀採は許してやってくれ。あいつは、悪くないんだ。」

国 「それは違う!」

敦 「国木田さん。」

国 「俺の理想では、俺の前では誰一人傷つけさせない。だから、出ていっていいはずがない!」

乱 「そうだね。それに、今出ていかれたら敵に感づかれる。」

相 「話は聞いた。」

1−A 「先生!?」

相 「お前たちには、やってもらいたいことがある。いいか?」

上 「やってもらいたいことって、連合のことは言わないよ。」

相 「いや、お前たちは連合と繋がっているから、バレずに外に出ることができる。」

相 「だから、外から敵の動きを探ってくれ。」

上 「どうする?」

紅 「それくらいならいいんじゃねぇの」

相 「ありがとう。」

谷 「結局、どちらも加害者ではなかッたということですか?」

轟 「そうだな。」

広 「此方が貴方方を疑い、傷つけてしまい大変申し訳なかった。」

飯 「こちらこそ、ヒーローとしてあってはならない行動をしていました。すみませんでした。」

ワイワイ(仲良くなった。)

哀 「みんな和解できてよかったな。」

紅 「和解っていうかこれ。」

カタン

上 「何の音だろう?」ダッ(ダッシュ)

上 「手紙。」

及 「ちょっと見せて。」

合宿のお知らせ。



合宿がおこわなれます。そこに参加しなかった場合、今、人質とされている方々は全員殺されます。



及 「合宿って・・・。」

岩 「俺らがどうにかってことじゃないだろ・・・。」

相 「合宿先に連絡して、保護は」

及 「それはやめてください!彼奴等を、これ以上危険な目には・・・。」

相 「なら、せめて近くでいつでも敵を捕らえられるようにする。」

岩 「お願いします・・・。」
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