文豪ストレイドッグス×僕のヒーローアカデミア

及 「はぁぁ。大変だったね。」

影 「そうっすね。」

松 「女から好かれすぎて事件に巻き込まれたとかじゃないん?」

花 「女の敵だしな。」

及 「ひどい!」

岩 「寮っつっても安心できねぇな。やっぱり」

上 「じゃあ、俺が部屋案内するー!」

切 「俺も!」

※ 寮の部屋は階ごとに10部屋あります。

上 「二階に入るんだぜ。」

及 「二階のこっちがわは誰も居ないの?」

上 「女子が6人しか居ないから。」

哀 「ただいま。」

上 「哀川!久しぶり!」

哀 「おお。そだな。」

上 「じゃあ、部屋について詳しく教えてやってくんね?俺らだけだとあれで。」

哀 「じゃあ、なんで引き受けたんだよ。まあいいよ。教えとく」

上 「あざーす!切島行こうぜ!」

切 「おう!」

及 「え。スパイなんだよね。帰ってきていいの?」

哀 「別に帰宅することを許されていないわけではないですから。」

影 「?でも、帰ったらバレるんじゃないんスか?」

哀 「俺、二重間諜ですから。」

及 「は!?」

岩 「いや、それ言っちゃっていいのかよ」

哀 「あなた方はこのことを話しますか?見ず知らずの他人に。」

及 「話す?」

花 「話さないな。」

影 「話さないっす」

哀 「ですよね。だから、話したまでです。」

松 「ということは、向こうは気づいているってことか?」

哀 「はい。気付いていますよ。」

及 「よく、あっちにいられるね」

哀 「あの人達はヒーローと違い、切り離しませんでした。」

哀 「俺は、あの場所にいることを許してくれた人たちを信じています。」

影 「ヒーローは信じてないんすか?」

哀 「ええ。信じると思います?バレたら切り捨てられるので。向こうが有利になるよう動きますよ。」

五人 (それを言ってしまっていいのだろうか。)

哀 「まあでも、被害者であるあなた方は全力で守りますよ」

及 「あ、ありがとう・・・ございます。」

哀 「いえ。(微笑)それでは失礼します。」



岩 「ヒーロー科ってあれか?キャラが濃いやつが多」

松 「それ以上はストップ。」

花 「どうせ、何もできねぇんだし、寝るぞ―。」

五人 「はーい」



及 「ふあぁぁ。眠っ。早起きしすぎたー」

及 「なんだろうこの紙?誰かからの伝言とかかな?」

ダッダッダッ

岩 「及川!!」

及 「岩ちゃん足音うるさいよ。」

岩 「黙ってろ!それより、雄英生が失踪した!」

及 「失踪!?」



岩 「すんません!遅れました!」

相 「ひとまず、お前らが失踪していなくてよかったよ。」

上 「先生。失踪ってどういうことですか?」

相 「ああ。そのことだが、俺も詳しくは知らないんだ。」

及 「それって・・・」

相 「詳しくはコイツラに聞いてくれ。」

飯 「実は、いつもより、早く起きたので洗面台に行くと、瀬呂くんがいたんだ。」

瀬呂 「俺も早く起きたから。で、上の階から物音がしたんだ。」

飯 「俺と瀬呂くんが、不審に思って見に行くと青山くんがいなくなっていたんだ。」

瀬呂 「スクリーンが消える感じってわかる?そんな感じで消えたんだよ。」

相 「それで俺が来たんだ。」

切 「俺、隣の部屋なのにわかんなかった。」

緑 「僕なんて、両隣とも居なくなっていたのに。」

影 「それで、先生が確認したら六人が居なくなってたんですね。」

相 「ああ。」

及 「それについてなんだけど、俺変な紙を見つけたんだよね。」

上 「変な紙って?」

及 「これ。中身は見てない。」

相 「見せてみろ。」

お前たちが逃げるのであれば、手助けをした人間も殺害対象です。そこから離れてももう遅い。

岩 「俺の部屋にもあった。」

松 「俺も」

花 「多分、俺らの部屋にあるんじゃねぇの?」

及 「俺らがここに来たから?」

上 「そんなことねぇって。わりぃのは犯人なんだし。な、爆豪。」

爆 「ヴィランは全員俺がぶっ殺す!」

上 「物騒!」

轟 「それより、いなくなった人まとめたほうがいいんじゃねぇの?」

常 「それもそうだな。」



八 「まとめてみたところ、口田さん、砂糖さん、障子さん、尾白さん、青山さん、峰田さんがいなくなっていましたわ。」

梅 「これって、もしかしてあちら側が始めたことなんじゃないのかしら。」

耳 「たしかに、雄英内の怪しい人ってあちら側しかいないしね。」

芦 「絶対そうだよ!もう、許さない!」

緑 「でも、まだ決めつけるのは早いよ。とりあえず、六人が何処にいるか探そう。」

紅 「まあ、この状況じゃあちら側が怪しいけどな。」

哀 「・・・。」

茶 「ねえ、哀川くん。あっち探ってくんない?」

哀 「そのつもりだけど?なんかわかったら伝える。」

A組 「ありがとう!」



同時刻

谷 「ナオミ!ナオミナオミナオミ・・・。いない!」

乱 「こっちにもいないよ〜」

谷 「何処言っちゃッたんだ。誰が攫った。まさか、あいつらが」

立 「燁子さんもいない。」←潜入捜査バレてるからね。

森 「ふむ、少なくとも3人が失踪したわけだね。」

福沢 「だが、動機がない」

瀬見 「あの、俺の部屋にこれが」

お前たちが逃げるのであれば、手助けをした人間も殺害対象です。そこから離れてももう遅い。

牛 「確か俺の部屋にもあったな。」

天 「俺も〜」

谷 「やッぱり彼らが攫ったンじゃないでしょうか」

瀬見 「ヒーローがってことか?」

国 「確かに俺達はヒーローを捕えることもあったからな。」

樋 「でも、どうやって攫ったんですか?」

太 「敵の異能か、少なからず一人ではないと思うよ」

福地 「条野。なにか物音を聞いていないか。」

条 「いえ。音がすればすぐに気づくのですが、今日は特に不審な音はしませんでした」

福沢 「乱歩、異能を使って犯人を特定することはできないか。」

乱 「無理だね。」

敦 「どうして。」

乱 「だって、ここに防犯カメラがいくつも設置してある。おそらく行動を見張るため。」

乱 「異能力を使えばたちまち捕まえに来るってことだろうね。」

与 「しっかし、探偵社から一人、ポートマフィアから一人(梶井)、猟犬から一人いなくなるなんてねぇ。」

中 「これもアイツラヒーローがやったことだろ。」

鏡 「なら、首を掻っ切って処刑するしか。」

敦 「ちょ、ちょっとまってよ鏡花ちゃん。まだ、証拠がないからね。」

哀 「戻りました〜」

立 「ヒーロー科の様子!教えて!」

哀 「みなさんと同じ感じですよ。まあ、心は読めませんが。」

谷 「ナオミを、もし彼奴等がナオミを攫ッたなら絶対に許さない」
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