文豪ストレイドッグス×僕のヒーローアカデミア
俺は親に捨てられた。
俺がなんでヴィランになったか、知りたがってるやつも多そうだしな。
生まれつき、扱いにくい個性で、親から勝手に無個性と言われた。
その両親はプロヒーローでいわゆる個性婚だった。
それなのに無個性の子供。
親は俺をネグレクトした。
ほとんど家にいなかったし、いたとしても水に沈められたり、暴言を吐かれたり。
物を投げることもあった。
5歳位のときかな。
投げたものが俺の腕に当たって、大怪我をした。
でも、どっちも病院なんて連れて行ってくれなかったから怪我は悪化した。
そんなある日、両親が
「私達のヒーロー活動見にきて。」
といいながら、俺とでかけた。
初めてヒーローしてる親を見たよ。
家では俺に暴力振るうのに、外では見ず知らずの人を助ける。
そんな親に吐き気がした。
そして、帰る時間になった。
けど、親は迎えに来なかった。
捨てられたんだよ。全く知らない土地で、全く知らない場所に。
壊れた腕は痛むし、食べ物もないし。
すごく大変だった。
虫やネズミを捕まえて食べたし、
喉が渇いたら血を飲んだ。
そんなふうに生きている子供がいるのに、ヒーローも大人も見ないふり。
ただ一人手を差し伸べてくれたのが清嶋さんだった。
「一緒においで。」
ただ一言そう言った。
全く信じられなかったよ。最初のうちは殺そうと思ったくらいに。
でもしつこいくらいに毎日来るから、この人なら大丈夫じゃないかって思ったんだ。
それで、その人の家に行って、壊れた腕を義手にしてもらった。
当時、まだ六歳だったから小学校にも通わせてくれた。
これが普通の生活なんだって思い知ったよ。
学校で八神にあって、仲良くなった。
そして、あいつがいじめられていることに気づいた。
清嶋さんにそれを伝えたよ。
そしたら驚くことに彼は
「目立つ行動を取ってはいけない。」
と俺に言ってきた。
つまり、傍観者になれと。
嫌だったよ。すごく。
けど、また捨てられたら今度は耐えられないんじゃないか。
そう思ったから俺は彼を助けなかった。
結局は俺も見捨てた大人と一緒だったんだ。
中学に上がって清嶋さんが新しく二人連れてきた。
俺はこいつらが俺と同種族だと思って連れてこられたのならいやだ。
そう感じたよ。
健康そうとまでは言わないけど、当時の俺よりはまともな体つきだったから。
まあ、後に二人のことを知って助けた理由はわかったけどね。
中学は二人と別れたけど、八神と同じだった。
そこでもまだいじめられていた。
あいつはそのうち壊れるだろうとわかっていた。
わかっていたけど助けなかった。
そして、清嶋さんがいなくなった。
そこまでの間は特に何もなかったから言うことはない。
清嶋さんがいなくなった後は、上鳴が言ったとおり啓人の金で暮らしてた。
そして、12月頃かな。
八神が人を刺そうとした。
それで、かばって怪我した。
大事には至らなかったけど、傷跡は残ってる。
でも、あいつの心の傷に比べれば全く痛くないと行っていいほど軽症だ。
そのせいで俺は中学を中退。
お陰様で高校から入学みたいになったよ。
数日病院にいて、その後は普通に生活してた。
俺の個性がわかった理由だけど、中2のときに化学式を習っただろ。
それ解いてたら、勝手に同じ物質が出てきたんだ。
その時気づいたよ。
個性はあったんだって。
嫌われるようなこというけど、俺は個性を見せびらかして他人を脅かすやつが許せなかった。
そいつらに復讐しようと考えた。
多分、あいつ助けられなかったかわりに誰かを助けたかったのかね。
なんとも言えないけど。
そして何十人も殺してたら、弔くんに出会った。
そしてヴィラン連合に誘われた。
そのことを啓人に話したら、自分も誘われたって言った。
だから、二人で上鳴を誘った。
このまま啓人に頼りっぱなしよりも幾分かいいと思ったから。
俺は見捨てられて、同じように見捨てた。
そんな自分に絶望した
そして同時に本当に困っている人はヒーローに助けられないと悟った。
だからかわからないけど、いつまでも変わらないことがある。
「あの日からヒーローは信じられない。」
俺がなんでヴィランになったか、知りたがってるやつも多そうだしな。
生まれつき、扱いにくい個性で、親から勝手に無個性と言われた。
その両親はプロヒーローでいわゆる個性婚だった。
それなのに無個性の子供。
親は俺をネグレクトした。
ほとんど家にいなかったし、いたとしても水に沈められたり、暴言を吐かれたり。
物を投げることもあった。
5歳位のときかな。
投げたものが俺の腕に当たって、大怪我をした。
でも、どっちも病院なんて連れて行ってくれなかったから怪我は悪化した。
そんなある日、両親が
「私達のヒーロー活動見にきて。」
といいながら、俺とでかけた。
初めてヒーローしてる親を見たよ。
家では俺に暴力振るうのに、外では見ず知らずの人を助ける。
そんな親に吐き気がした。
そして、帰る時間になった。
けど、親は迎えに来なかった。
捨てられたんだよ。全く知らない土地で、全く知らない場所に。
壊れた腕は痛むし、食べ物もないし。
すごく大変だった。
虫やネズミを捕まえて食べたし、
喉が渇いたら血を飲んだ。
そんなふうに生きている子供がいるのに、ヒーローも大人も見ないふり。
ただ一人手を差し伸べてくれたのが清嶋さんだった。
「一緒においで。」
ただ一言そう言った。
全く信じられなかったよ。最初のうちは殺そうと思ったくらいに。
でもしつこいくらいに毎日来るから、この人なら大丈夫じゃないかって思ったんだ。
それで、その人の家に行って、壊れた腕を義手にしてもらった。
当時、まだ六歳だったから小学校にも通わせてくれた。
これが普通の生活なんだって思い知ったよ。
学校で八神にあって、仲良くなった。
そして、あいつがいじめられていることに気づいた。
清嶋さんにそれを伝えたよ。
そしたら驚くことに彼は
「目立つ行動を取ってはいけない。」
と俺に言ってきた。
つまり、傍観者になれと。
嫌だったよ。すごく。
けど、また捨てられたら今度は耐えられないんじゃないか。
そう思ったから俺は彼を助けなかった。
結局は俺も見捨てた大人と一緒だったんだ。
中学に上がって清嶋さんが新しく二人連れてきた。
俺はこいつらが俺と同種族だと思って連れてこられたのならいやだ。
そう感じたよ。
健康そうとまでは言わないけど、当時の俺よりはまともな体つきだったから。
まあ、後に二人のことを知って助けた理由はわかったけどね。
中学は二人と別れたけど、八神と同じだった。
そこでもまだいじめられていた。
あいつはそのうち壊れるだろうとわかっていた。
わかっていたけど助けなかった。
そして、清嶋さんがいなくなった。
そこまでの間は特に何もなかったから言うことはない。
清嶋さんがいなくなった後は、上鳴が言ったとおり啓人の金で暮らしてた。
そして、12月頃かな。
八神が人を刺そうとした。
それで、かばって怪我した。
大事には至らなかったけど、傷跡は残ってる。
でも、あいつの心の傷に比べれば全く痛くないと行っていいほど軽症だ。
そのせいで俺は中学を中退。
お陰様で高校から入学みたいになったよ。
数日病院にいて、その後は普通に生活してた。
俺の個性がわかった理由だけど、中2のときに化学式を習っただろ。
それ解いてたら、勝手に同じ物質が出てきたんだ。
その時気づいたよ。
個性はあったんだって。
嫌われるようなこというけど、俺は個性を見せびらかして他人を脅かすやつが許せなかった。
そいつらに復讐しようと考えた。
多分、あいつ助けられなかったかわりに誰かを助けたかったのかね。
なんとも言えないけど。
そして何十人も殺してたら、弔くんに出会った。
そしてヴィラン連合に誘われた。
そのことを啓人に話したら、自分も誘われたって言った。
だから、二人で上鳴を誘った。
このまま啓人に頼りっぱなしよりも幾分かいいと思ったから。
俺は見捨てられて、同じように見捨てた。
そんな自分に絶望した
そして同時に本当に困っている人はヒーローに助けられないと悟った。
だからかわからないけど、いつまでも変わらないことがある。
「あの日からヒーローは信じられない。」