イリコとアオ
「えっ、アオさんって彼氏いたことないんですか?!」
「そんなに意外かしら……?」
「えー。だって、アオさんすごく可愛いのに……」
「……ありがとう。照れくさいけど……」
「告白とかされたりしないんですか?」
「そういうのは……、…………」
「……?」
「…………ないわ」
「えっ、なんですか今の間」
「いえ……なんでもないわ」
「そっかー……。でも、アオさんモテそうなのになー」
「そんなことはないわ……バトルデビューしてから五年間、ずっとバトルばかりしてきたから……」
「好きなひととか……」
「…………」
「……あの、アオさん」
「いないわ」
「待ってください」
「いないわ」
「いや今の間は何ですか!?」
「いないわ」
「アオさーん!?」
「……少なくとも、わたしの口から話せるようなことは、何もないわ」
「ええぇ……????」
「……仕方ないわね……」
「あっ、教えてくれるんですか?」
「あなたが1バトルでわたしよりキルを取れるようになった時に、教えてあげるわ」
「いやそれ物理的に教える気ないですよね!?」
「精進なさい」
「精進はしますが!!」
「さてと……そろそろ行きましょうか。あなたに教えたいことは、山ほどあるしね」
「……ていうか……」
「?」
「必死でごまかしてる時点で、好きな人いるのは確定ですよね……?」
「…………」
(……アオさんて、思ってたより顔に出るなあ……)
「そんなに意外かしら……?」
「えー。だって、アオさんすごく可愛いのに……」
「……ありがとう。照れくさいけど……」
「告白とかされたりしないんですか?」
「そういうのは……、…………」
「……?」
「…………ないわ」
「えっ、なんですか今の間」
「いえ……なんでもないわ」
「そっかー……。でも、アオさんモテそうなのになー」
「そんなことはないわ……バトルデビューしてから五年間、ずっとバトルばかりしてきたから……」
「好きなひととか……」
「…………」
「……あの、アオさん」
「いないわ」
「待ってください」
「いないわ」
「いや今の間は何ですか!?」
「いないわ」
「アオさーん!?」
「……少なくとも、わたしの口から話せるようなことは、何もないわ」
「ええぇ……????」
「……仕方ないわね……」
「あっ、教えてくれるんですか?」
「あなたが1バトルでわたしよりキルを取れるようになった時に、教えてあげるわ」
「いやそれ物理的に教える気ないですよね!?」
「精進なさい」
「精進はしますが!!」
「さてと……そろそろ行きましょうか。あなたに教えたいことは、山ほどあるしね」
「……ていうか……」
「?」
「必死でごまかしてる時点で、好きな人いるのは確定ですよね……?」
「…………」
(……アオさんて、思ってたより顔に出るなあ……)
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