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俺の家で月1開催してる二人のお茶会、たまに他のメンバーがくるけど基本的には俺達、俺とみことちゃんの二人きりのお茶会、きっかけはなんだったかみことちゃんがヌン活したい!って言い出したのが初めだったかなぁ…いつするかとは決めてないけどなんなくお互いの予定が空いた時にお菓子を持ち寄って、紅茶は順番に好きなものを持ってくるんだ。
「みことちゃん今日は何持ってきたの?」
「俺?クッキー!すち君は?」
「俺はマドレーヌそれで紅茶はダージリン」
「お、相性良さそうやな!」
今日は俺の番だったから持っていくお菓子に合わせてダージリンティー、マドレーヌだからアッサムとかでもよかったけどなんとなくストレートで飲みたかったからダージリンにしたんだよね
「今日はどっちが淹れる?」
「俺が淹れるからみことちゃん座っててよ」
「ええの?」
「うん、今日は淹れたい気分」
「なら座って待っとるね」
みことちゃんには座っててもらって、俺は紅茶を淹れにキッチンへ向かう。用意していたやかんでお湯を沸かしてティーポットにお湯を注いで温めて、温まったら2人分のカップにお湯を移してカップも温める、茶葉を2人分ティーポットにいれてお湯を注いで3分蒸らして、カップに注いだお湯を捨てて出来た紅茶を注ぐ
「うん、いいでない?」
「あ、できた?」
「みことちゃん?座ってていいんだよ?」
「運ぶくらいするよ、ほらほらはよ向こう行こ!」
紅茶を淹れ終えたころにみことちゃんが覗きにきて慣れた仕草でトレーに載せて運んでくれる、助かるけど座っててよかったのにな…まぁそれなら俺はお皿持っていこう1枚大きめのお皿を持ってみことちゃんのもとへいく
「あ、お皿」
「いるでしょ?」
「そやね、忘れとった…」
「だと思った、お菓子並べて食べよ」
「うん!」
お互い持ってきたお菓子をささっとお皿に出してソファに並んで座り紅茶を一口飲めばお茶会の始まり
「んっこのマドレーヌおいひぃ」
「よかった、クッキーも美味しいよ、これ良いとこのでしょ」
「あ、わかっちゃう?最近人気のクッキーなんよこれ、すち君のマドレーヌはどこの?」
「これ、実は俺が焼きました」
「わぁ!!ほんま!すっごい!」
「もっと言ってくれていいよ」
「すち君すごい!これめっちゃ美味しいよ!なぁなぁ!俺またすち君の手作りお菓子食べたい!」
「じゃあ次もなんか作ろっかなぁ」
「やったぁ!」
にこにこと笑顔を浮かべて喜ぶみことちゃんに俺もつられて笑う。俺達のお茶会はいつもこんな感じで二人でただお菓子食べて感想言ったりたまに個性的な味に当たって笑ったり、お気に入りの紅茶を紹介したりするそんなお茶会
「すち君、次いつやろっか?」
「んー次は…この日でいいんじゃない?」
「あ、ええよ!その日なら俺も空いとるから」
「じゃ次はこの日に決まりね」
カレンダーにくるりと丸をつけて"お茶会"と書いて、今日のお茶会はおしまい
「今日も楽しかったねぇ」
「うん!今度は俺のおすすめの紅茶持ってくるな!」
「ふふっ楽しみにしてるよ」
おすすめの紅茶楽しみだ、俺も気合い入れてお菓子つーくろ!