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ラーメン食べに行きたい!と突然思いついてその勢いのまますちに"ラーメン食べにいこ!"とLINEをすれば数秒後に"いいよー迎えに行くから待ってて"と返ってきて、やった!すちとご飯!と上機嫌で身支度をすませて、すちから"そろそろつくよー!"というLINEを確認して家の前ですちを待った

1台のバイクが家の前で止まって、俺は壁にもたれるのをやめてそちらに向かった

「ひまちゃん!お待たせ!」
「全然待ってないから平気。それに俺こそごめんな突然で」
「いいよ、俺も食べたかったし」

ヘルメットをとって軽く頭を振ってからこちらを見るすち、やっぱバイクいいなぁかっけぇ…俺はぜってぇ乗れねぇ…

「ひまちゃん……はいどーぞ」

俺を呼んで少し間があいてぽすっと何か被せられる、ん?なんだ?

「なに?」
「ヘルメット、前バイク乗りたいって言ってたでしょ」
「うん、言ったけど」
「後ろ乗ってよ」
「え!いいのか!」
「いいよ、そのためにヘルメット持ってきたんだから乗ってくれないと俺が困る」
「…すちが困るならしょうがねぇよなぁ」
「ふふっほらっ早く乗ってよ」
「うん!」

俺はヘルメットを被ってすちが乗ってる後ろにまたがって乗る、これどこ掴めばいいんだ…?

「ひまちゃん、手こっちちょうだい」

何処に手を置こうと彷徨わせてたらすちに手を掴まれてすちのお腹側に手をもっていかれて

「手組んで、膝は俺の腰辺りにくっつけといて」
「ん、わかった」
「よし、じゃいこっか」

俺の準備が整ったのを確認してすちはヘルメットを被り直しバイクを発進させた

お店に着いて、すちから降りていいよーと言われたからよいしょっとバイクから降りてヘルメットを外せば、すちが自分のヘルメットと俺のつけてたのを持ってくれる

「ひまちゃん初バイクどうだった?」
「めーっちゃいいな!それにすちかっけぇ!」
「そう?なんか…照れるなぁ」

すちは視線を斜め上に逸しながら髪を触る

「んー……お店はいろっか」
「ガチで照れてんな?」
「なーんのことかなぁひまちゃんおいてっちゃうよ?」
「あ、まって置いてくな!」

ほんのりと耳が赤くなって照れてるのバレバレなんだけど、こいつ格好いいくせにすぐに照れるよなぁ

「帰りもよろしくな!」
「まかせなさい!」








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