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目を覚ませば狭い部屋にいた、窓はなく扉が1つに今俺が横たわっているこの大きめのベッドしかない部屋、そしてジャラッと音のする足元

「え、なにこれ?」

足枷かな?鎖がベッドの脚に繋がっててそこそこ長めに見える、ベッドから立ち上がって確認しようとして気付いた、俺ズボンはいてない…なんで?

ガチャッ

「あ、すち君起きたんだ、おはよう」

扉の開く音がしてそこからは顔を出したのはみことちゃん、にこにこしていつも通りに見える

「…おは、よう?」
「うん、おはようすち君」
「え…と、ここどこ?」
「俺の家だよ」
「じゃあこれは?」

足枷を指して聞いてみれば、こちらに歩いてきてベッドに座って俺の足を触りながら答えてくれる

「足枷だよ、やっぱ脚細いから抜けちゃいそう…」
「なんでついてるの?」
「すち君を逃さないため」
「…俺別に逃げないよ?」
「うん、知ってる」
「なら、なんで…?」
「だって、不安なんやもん、すち君って人気もんで誰にだって好かれるしすち君がしないってわかってても、俺じゃない人のそばにいるの嫌や、俺のすち君やのに…やから閉じ込めちゃえば俺だけのすち君やろ?誰の目にも触れないでしょ?これならすち君だって俺だけしか見ないやろ?…な?」

俺の足首をぎゅっと掴みながら泣きそうな声で俺を見つめながらそう言う

「みことちゃん」
「…気持ち悪いやろ?でももう耐えられんの、他のやつにすち君見られるの嫌なんよ」

なんだ、そんなことか

「いいよ、俺ここにいるね。足枷もこのままでいいよ」
「……え?」
「俺のこと信用してないわけじゃないもんね、見せるのが嫌なんだもんね、なら俺はここにいる」
「ええの?」
「うん、いいよ」
「ありがとう、すち君」

ギュッと抱きしめて嬉しそうにしているみことちゃん

あぁよかった、みことちゃんはここまで堕ちてくれたんだね、我慢したかいがあった、俺が閉じ込められるのは予定外だったけどこれもいいな…

「愛してるよ、みことちゃん」
「俺も、愛してるよすち君!」


ずっとずっと愛してるよ、だから俺だけを見ててね、よそ見なんてしたら許さないから…よそ見なんてしたら今度は俺が閉じ込めるからね
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