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「ん……っえ?」
なんで、なんで!なんで突然猫耳生えたの!今、家にらんらんとみことちゃんいるんだけど!!
朝起きて顔を、洗いに洗面台にきて鏡をみればぴょこんっと三角の耳…動揺して猫耳あるのに人間の耳もあるんだ…とか変なこと考えちゃったよ…
え、え、どうしよ…とりあえずフードのある服着る?帽子かぶる?どうしようって慌ててれば眠そうに欠伸をしながら歩いてこちらにらんらんがやってくる…
「ふぁ…すち、おはよ…」
「あ、あっとおはよう」
「ん?どうし…どうしたの!その耳!」
「わかんない…朝起きたら生えてた…」
「可愛いからいいんでね?」
「いや、駄目でしょ…成人男性の猫耳は駄目でしょ…」
もう、どう対処したらわかんない、そもそもこれ治るの??
「……んん゙…すち君?さっきからどうしたの…」
みことちゃんが何時もより低い声で、眠そうに目を擦りながら起きてきた
「みこと!みこと!すちに猫耳はえた!」
「んぇ?……ほんまや!かわええ!」
「可愛くにゃい!……にゃい!じゃにゃい!」
「「かわいいー」」
「うぅ…」
なんだこれ…語尾まで猫になってるのなんで?
「耳しょぼんとしとる…」
「可愛いな…」
「二人共…もう、それはいいから原因しらにゃい?」
「うっふぅ……原因ね、えっと昨日なんかいつもと違うことした?」
「違うこと…」
らんらんに言われて昨日したことを思い出す。普通に仕事してご飯つくってお風呂入って…んん?なんかしたっけ…
「あ!すち君、昨日なっちゃんになんかもらってなかった?」
「え…あ、そうだ!飴もらった」
「食べた?」
「食べたね…」
「原因、それじゃね?」
ピロンっ
「ん?ひまちゃんから?」
"すまん昨日の飴、一時的に猫耳生えるやつだったらしい、恨むならこさめを恨め"と通知が入る
「解決した…」
「そうなん?」
「こさめちゃんの悪戯……するにゃら!俺じゃなくてみことちゃんでしょ!俺より似合うでしょ!」
「いや!俺似合わんよ!」
「どっちも似合うと思うよー?」
「「似合わにゃい/わへん!!」」
「あっははっ息ぴったり」
その日は1日中猫耳生えっぱなしでらんらんとみことちゃんに可愛いって言われ続けた…別に嫌ではないけどさ……俺だけが言われるのは納得いかないから今度二人にも猫耳生える薬飲ませてやる!覚悟してろよー!