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なつ君は自分の気持ちに素直だ、ひねくれた所があるこさめとは違って思ったことはすぐに伝えてくれる。だから安心してそばにいれて愛していられる
この前同じ部屋でなつ君はスマホを弄っててこさめほゲームしてた時なんて、本当に突然、何の話の繋がりもないのに
「こーさめ」
「なぁに?なつ君」
「好きだよ」
好きって!本当に突然言ったんだよ!普段は言わんのに、好きって笑顔付きで言うだもん、びっくりして反応遅れちゃったよね、だから慌てて「っこさめも!」って言ってコントローラー手放しちゃったんだ、それ見て「こさめ慌て過ぎ」ってけらけら笑うんだよ、ひっどいよね!こさめは珍しく好意を示した大事な恋人にしっかり応えようと思っただけなのにさ
「なつ君!そんな笑わんでもいいやん」
「っはは、だってそんなに慌てるとは思ってなかったから、なんかっツボッた!ふふっ」
「なつくーん、これ以上笑うなら…口、塞ぐよ?」
「どーぞ、塞げば?」
「今日はそういう気分なん?」
なんか挑発的ななつ君に近寄り、わざとほっぺにちゅっと音をたててキスをすれば少し不機嫌になるなつ君
「んー」
「口が、いい?」
少しの沈黙とこさめから視線を外して、顔赤らめて「……口にして」とボソリと言った
「かーわいっ」
「っかわいくねぇし」
「ほら、こっち向いて?キスしたげる」
そうやって耳元で言えばゆっくりとこっちを見てくれたから今度こそ唇にキスをする、角度を変えて何度も唇を合わせて舌先でちょんっと唇に触れれば薄く開くそこに舌をいれて絡める
「んっあ…ふっはぁ」
「んっ満足した?」
「えへへ、まんぞく…」
赤くなった顔と潤んだ瞳でにっこりと笑うなつ君、めちゃんこ可愛いしこのまま押し倒したいんだけどこのあと会議あるから出来ないのが辛い
「それで、なんで突然好きって言ってくれたの」
「んー?この前のすちとみことがキスした時あったろ?あの後すちが好きすぎてやばいってめっちゃ言ってて俺も言いたくなった、から?……駄目だった?」
「いや、もう…ほんま…何時でも言っていいから…そんな不安そうな顔しなくても…」
「よかった…ふふっこさめ、愛してるよ」
「こさめもなつ君のこと愛してる」
なんてことがありました。だからね
「ありがと!すち君!」
「どういたしましてっ!!恥ずかしい!俺の傷をこれ以上えぐらないで!」