SS

配信も仕事もなくてお互いが自由な一日に俺達は二人で会う、俺の家や喫茶店だったり色々だ、ただ今日は珍しくらんの家。何だかんだらんが俺の家に来ることが多くて俺がらんの家に行くのは珍しい

「お邪魔しまーす」
「いらっしゃい、いるま」
「相変わらず物が少ねえな」
「別にいいじゃん」

普段の騒がしいイメージとは違ってらんの部屋には物が少なくシンプルにまとまってる

「いいけどよ」
「物が散らかってると片付けたくなるんだもん」
「じゃあ俺ん家、落ち着かんくない?」
「それはまた別の話、いるまん家はいるまっ!て感じするから好き」
「はぁ?意味わかんね」
「わかんなくてもいいんですぅ」
「膨れんな、可愛いだけだぞ」
「もう…いるまは!座ってて!」

顔を真っ赤にしながら飲み物を取りに行ったのかキッチンのほうへ消える、アイツ普段はメンバーに好きって簡単に言うしこさめに可愛いってめっちゃ言ってるけど言われんのは慣れてないのか、俺が可愛いって言うと過剰に反応するんだよな、まぁそれがいいからあんまり言ってねぇんだけど
らんはキッチンからカップを2つ手に持ち俺の隣に座る

「おまたせ、いるまはココアでいいよね?」
「おう、お前はコーヒー?」
「うん、飲んでみる?」
「いらね、だって苦いじゃん」
「それがいいだけどねぇ、いるまって意外と子供舌だよね」

クスクスと笑いながらコーヒーを飲むらん……ちょーっとイラっときたなぁ……

「らーん」
「ん?ちょっ」

隣に座ってるらんの顎を掴んで、顔を寄せてキスをする、突然のことで驚いてるのか逃げることもなく大人しく受け入れたのを良いことに舌をいれて舐めて、絡める

「っ、…、ふぁ…ちゅっ」
「んっにがっ…」
「いりゅま…なんで…?」
「腹立ったから」
「なにそれぇ…」

らんは赤くなった顔で不思議そうに首を傾げてこちらを見る……やり過ぎたな……キスだけでこんなにエロい顔すんなよ襲うぞ?いやまぁ我慢すっけど…

「いるま」
「…ん?」
「する?」
「しねぇ…明日お前仕事だろ……足腰立たなくなるまでやっていいならするけど」
「えっそれは…」
「だろ?だから今度な、覚悟しとけ」
「う…覚悟しとく」

顔を真っ赤にさせて俺の肩に顔を埋めるらん、俺が我慢強くてよかったな、たくっ可愛いことすんなよな…今度二人になる時は抱き潰そう、だから耐えろ俺
10/92ページ
スキ