愛しの君と

同じグループのすちくん、出会って一目惚れして俺が好き好き言ってアピールしまくって何回か二人でお出掛けして無事に付き合うことになって今日もすちくんの家でまったりと過ごしてるんだけど、最近の俺の悩み、付き合えたのに!何回かキスもしてる!一緒の布団で寝ることもあるのに!!なぜか、その先が出来ない!!しなくても大丈夫だけど…やっぱりしたいじゃん、絶対可愛いもん。直接、言っちゃう?どうしよ?んー言っちゃおう!ちょうどいま二人っきりだしあと寝るだけだし

「ねぇすちくん」
「なぁに?みことちゃん」
「すちくんって俺とセックスしたくない?」
「っぶ!みことちゃん!?きゅ、急になに?」
「え、だってぇ…すちくんするの避けてない?」

そう!なんだかそういった雰囲気になると「珈琲いれなおしてくるね」とか言って席外したり「明日も早いしもう、寝ようか」とか言って一緒に寝ておわりだったり、寝てるすちくんは可愛いんだけど!俺はしたいんだ!!!

「すちくーんどうなの…」
「あ、と…えっと、さけてました……」
「なんで?俺とは嫌?」
「……いやじゃないよ、ただ恥ずかしいんだよぉ、みことちゃん格好いいし、たぶん俺がネコでしょ、勇気いるんだよぉ」

顔を真っ赤にさせて近くに置いてあったサメのぬいぐるみをむぎゅっと抱きしめる

「かわいっ」
「可愛くない…」
「可愛いよ!優しくするから、ね」
「んーあー、いろいろ準備してくるからベッド、行ってて!」

すちくんはそう言い切ってぬいぐるみを置いて足早に洗面所に向かって行った、俺は見逃さないよ!耳真っ赤になってる!すちくんかわええなぁ、覗きにいきたいけど我慢して素直にベッドに行ってよーっと






みことちゃんはなんで、もう!めっちゃくちゃ恥ずかしい……おれも俺もしたいけど……俺言ってないけどバイセクシャルなんだよ、タチネコどっちの経験もあるからわかるんだよぉ、俺にはみことちゃん押し倒せないし、可愛いのに格好いいし、あれは絶対タチ側、なにより俺の気持ちがそうならない受け入れる気になっちゃってる、うぅ優しくするって言ったときの目ヤバかったぁあれは、あれは駄目でしょ…ギラついてたもの、逃げれないって思ったもん……恥ずかしいけど準備しなきゃ、ね
足早に向かった洗面所で一通り準備して、火照った体を冷ますように水を少し飲んで、ベッドに向かう、緊張してたからなのか扉を開くガチャッという音がいつもより大きく感じた

「…みことちゃん、おまたせ」
「すちくん!はやく、こっちおいで」

すごい優しい声で俺を呼ぶみことちゃん、その声にさっき考えてた恥ずかしさとか緊張とかとんで自然と足が動いてベッドにぽすっと座った

「ふふ、顔真っ赤やね」
「恥ずかしいんだよ……本当にするの?」
「する!!」
「…元気だねぇ、うーんひかないでね?」
「なんで?」

不思議そうな顔で首をコテンとするみことちゃんの顔にそっと手を当て俺からキスをした、唇をあてて少し空いた隙間に舌をねじこむ、びっくりした顔のみことちゃんは俺に応えるように舌を絡ませてくる、主導権はすぐにもっていかれて、口の中を蹂躙される

「っんっはぁ…きもちぃ」
「す、ちくん」
「…おれねぇ処女じゃないんだよね、それでもする?」
「ひかないでってそういうことかー、俺はそれでするよ?別にひかないし過去がどうあれ今のすちくんは俺の、でしょう?」
「うん、みことちゃんのだよ」
「ね!そりゃちょっと嫉妬はするけど、俺が、俺じゃなきゃだめにしちゃえばいいんでしょ?」
「…へ」
「覚悟しなね」
「あーやばい?お手柔らかに?」
「努力します」

その言葉のあと押し倒された、ボスっという音がして視界いっぱいにみことちゃんの顔、今度はみことちゃんからのキス、少し荒く舌を入れられ絡め取られるクチュっグチュっと音が響き頭がぼーっとし始める

「っぁん…は、、あ」
「っちゅ、すちくんキスすき?目とろとろ」
「しゅ、き?」
「そ、好き?」
「すきだよ」
「そっかぁじゃあいっぱいしながらしようね」
「え?っん!あっ」

気づいたら服は脱がされてて、指が後ろにのびて指をいれられて確かめるようにくるっと動かされる

「準備ほんとにしてきてくれたんや、今度からは俺がやるからね」
「やだ、やだよ!恥ずかしい!」
「却下でーす、俺はすちくん甘やかすって決めてるの」
「しらなっ」
「指、いいとこあたった?」
「っそこ!だめぇ」
「ここ、だね」
「あんまっ!さわんないでぇっ」
「やだよ、すちくん気持ちよさそうにしてる」
「あ!ひぃ、きもち、よすぎるの!」

初めて、じゃないはずなんだよ、キスされるのも前立腺触られるのはじめてじゃない、でもなんでこんなに気持ちいいの、我慢できないはやくおくにほしい

「あは、いっぱい気持ちよくなって?指、増やすよ」
「いい、から!ほぐさなくていいからっ」
「えぇ?痛いの嫌やろ」
「いたくていいからっ」

我慢なんかもうできなくてみことちゃんの首に腕をまわして「おく、ちょーだい」って耳元にささやく

「っずるいやろ」
「みことちゃん?ね♡はやくっ」
「んっもうどうなっても知らないよ!」グヂュ

中に入れられてそれだけで気持ちよくて、頭がぐらぐらする、声も抑えられない、あたまおかしくなりそ

「あっ♡きたぁ♡いっあ、きもち…♡」
「もってかれそ…すちくん大丈夫?」
「なぁに♡あっい、♡らいじょーぶだよ…?」
「気持ちよさそうやなぁ…切れてなさそうだし動くよ?」

俺が落ち着くのを待とうとしてくれたみたいだけど俺の様子見てなのかゆっくりと動いてくれる

「いっ♡♡あ、ひっゆっくりだめ♡」
「だめじゃなくて、イイんでしょ?」ッガン
「おくっ♡いい、キモチイイ♡」
「ほらね気持ちいいんじゃん、目とろっとろだもん、ウソつかへんの」
「らってぇおかしくなる」
「おかしくなっていいよ、すち」

名前を呼ばれてみことちゃんの獣のような目をみてしまって身体が無意識に反応して、気づいたらイってた

「あ♡」
「え、メスイキした?」
「らめ♡ずるい、いっちゃったぁ♡」
「すち、そんなに気持ち良かった?」
「ひぃっ♡あ、あ、」
「もしかして名前よんだだけでイっちゃったの?可愛いねすち」

俺の頬に手を当て、目を見て俺を呼ぶ、いつもの優しい瞳のなかにギラギラしたものが見えて、あ、これは喰われるな、と確信した

「すち、愛してるから、俺に堕ちて?」
「俺も、あいしてるよみこと」
「嬉しい、だから気持ちよくておかしくなっちゃえ」

その言葉のあと奥をがんっと突かれ先程より激しく揺さぶられ、視界がパチパチしだす

「えっ!いっ♡あ、あ、はげしっ」
「っん、ほら、もっと気持ちよくなって!」
「いっひぃ♡おっく、ゴンゴンしにゃいで♡きもちっ♡♡みこと、♡みこ、と♡すき、しゅき」
「どろっどろっやね」
「らってらってきもちっいい♡」
「もっと気持ち良くなっていいよ、俺もそろそろイきそうだし、ナカにだしてもいい?」
「いい!おれのなかで♡だひて♡」
「っ!すち、イくよ」
「きてっ♡みこと♡イッ」

なかに熱いものが注がれて視界が一瞬真っ白になる、ずるっと抜ける感覚、それにすら身体は反応してビクッとする

「すちくん?大丈夫?」
「……きもちぃ、なかいっぱい♡」
「煽んないで????」
「…?あ、え、みことちゃん、なぁに?」
「すちくん、お風呂入れそう?」
「むり、連れてって」
「Ok、一緒にお風呂入ろー!」

そのままお風呂に二人で入り、後処理を全部された、最初から最後まで恥ずかしさで死にそう…そのままリビングにお姫様抱っこで連れて行かれソファに座らされ「ちょっと座って待っててねー」と言われ大人しく座り、うとうとし始める、眠い…動いたし気持ちよかったし、疲れたし気持ちよかったし、寝てもいいかな……でもみことちゃん帰ってくるまで、待ちたいなぁ



ソファに座ってうとうとするすちくん、俺がっついた気するんやけど全部受け止めてまだ起きてる体力があるのすごいなぁシーツも変えてきたし、すちくん寝ちゃう前にベッドに連れて行かなきゃね

「すちくんおまたせ」
「……んーみことちゃん」
「ベッドいこ!」
「だっこ……」
「仰せのままに」

だっこって可愛い……お姫様抱っこでベッドに連れて行く優しくおろして、その横に俺も寝転がる

「すちくん、おやすみ」
「おやすみ……みことちゃん…っちゅ」
「へ、」
「かお、まっか、ふふっおやすみ」
「反則!すちくん!」
「……スゥ」

寝てる!!寝るの早いなぁ、可愛い寝顔……最後にやられたなぁキスしてくれるのか…ずるいよぉかわいいの反則、まぁいいや俺に可愛いのはよし!明日もあるし俺も寝よーっと!

「おやすみ、俺の愛しい人」
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