やった、すちちゃんとポッキーゲームだ！折られんといいなぁ

「みことちゃん、どっちがいい？」
「俺持つ方でええよ」
「ん、そう？なら…んっ」

口にポッキーを咥えてこちらを見るすちちゃん…待ってちょっとエロいんやけど

「ひないの（しないの）？」
「っする！」
「んっ」

んってなんなん待って欲しいんやけどポッキー奪ってキスしてもええかな…それは流石にすちちゃん怒るか…とりあえず食べよう、こっちに向けられてるポッキーの先を咥えて食べ始めればゆっくりと食べ始めるすちちゃん…ちゃんとしてくれるんや…
顔ギリギリのところまで食べ進めてそろそろ折られてまうかなぁと思って止まれば、すちちゃんがポッキーを折らずそのまま食べきって唇が合わさる

「んっ」
「っ！」
「…しないと思ったでしょ」

そう言ってニヤッと笑うすちちゃん、この人ほんま、ほんまにもう！

「キスしてええ？」
「だーめ」
「なんでぇ」
「流石に皆の前は恥ずかしい」
「折らなかったのに！？」
「だって私から折ったら負けじゃん」

そうやったすちちゃん結構な負けず嫌いやった…でもキス出来たしええか…


‡†



ふふっキスしちゃった、皆みたいに折ってもよかったんだけど負けたくないじゃん、それに今キスしたい気分だったんだよねぇ

「すち姉大胆…」
「すち本当に負けたくなかっただけ？」
「ん？秘密ぅ」
「えー教えてよ！」
「それよりゲーム終わったしプリン食べよー」
「あ、いるまの買ってきたやつ？」
「何それ」
「駅前のプリン、全員分あるらしいから皆でたべよ」
「やった私準備手伝う！」

らんらんは気になったらめっちゃ追求してくるだろうから駅前のプリンで話題をそらそうたぶんこっちのが興味あるはず…

「すち先輩なにか手伝いますか？」
「あ、こさめちゃん、じゃあなつみとお皿とか出してほしい」
「はぁい……先輩ありがとうございます」

こさめちゃんはお礼だけ言ってなつみのもとへお皿の位置を聞きに行く…んーもしかしてなつみにポッキーゲームさせたことかな？あれは私が見たかっただけだからお礼なんていいのにな
冷蔵庫から入れておいたプリンを取り出してみんなのところに持っていけば早く食べたいらんがささっと全て並べてくれる

「早くたべよ！」
「お前なあ…」
「すち姉！すち姉！はやく食べよ」
「こさめも気になるから早く食べたい！」
「すちちゃん早くここおいで」

ぽんぽんと自分隣を叩くみことちゃんの隣に座って、プリンを皆で食べて舌鼓を打ち感想を言ってまぁ…その後はいつも通りお菓子つまみながら喋って、時々ゲームして夕方ぐらいになったら私とみことちゃん以外は解散、仲良く手を繋いで帰るなつみとこさめちゃんに無理矢理腕を組むらんとお前離れろっと叫ぶいるまちゃんを2人で見送った

「なぁすち」
「なぁに？」
「キスしてもええ？」
「はぁ…部屋入ったらいいよ」

もしかしてずっとしたかったの……？なんかごめんね…？