短編集


俺の家でソファに座ってるいるまちゃんをキッチンから眺めて違和感なくなったなぁって思う。まさかこんな関係になるとは思ってなかったしこの風景に馴染むくらい続くなんて思ってなかった。
手に持った珈琲を机に置いて、いるまちゃんの隣りにぽすっと座って声をかければ、視線を俺に向ける

「いるまちゃーん」
「ん?なんだよすっちー」
「んっとね俺んちにいるいるまちゃんに違和感なくなっちゃったなって思ってさ」
「そうだなぁ結構泊まらせてもらってるし、こういう関係になったしな」

手に持ったスマホを机に置いて、俺の頬を両手で包みそっと唇を合わせて、ニヤッと笑う。不意打ちすぎてダメ格好いい、慌てて顔を隠すためにいるまちゃんの肩に顔を埋める

「ふぇっ……それは、ずるい」
「真っ赤じゃねぇか」

肩に顔を埋めた俺の頭を撫でて笑う、もう笑わなくてもいいじゃんってムスッとした顔で顔上げれば

「お、こっち見たな?むすっとしてても可愛いだけだぞ?」
「俺の事可愛いって言うのはいるまちゃんぐらいだよ」
「別に良くね?俺だけが知ってればいいことだしな」
「はーっいるまちゃんはこれだから…」
「あんだよ?」

無意識なんだからさぁ、独占欲剥き出しでそんなさ、欲の孕んだ目で見られたら、俺キュンキュンしちゃうよ?今日はそんなつもりじゃなかったのにヤりたくなっちゃったぁ

「いるまちゃん……今日は付き合ってね」
「は?お前、どこでスイッチ入ったんだよ」
「ひみつ」
「っお前なぁ、しゃあねぇから付き合ってやるよ、覚悟しろよ?」

こちらを見た目にゾクッとした今から喰われちゃうんだなって肉食動物に睨まれた草食動物ってこんな気持ちなのかな?ふふっ美味しく食べてよね

「すちはここで、シたい?」
「いいよぉどこでも、いるまちゃんが好きなところでヤろ?」
「本当にどこでスイッチ入ったんだよ…んじゃベッドいくぞ」
「うん、いこ」

はやく、はやく、どこでだっていいよ、俺は性欲が強いんだよ普段はちゃんと抑えてるけど、今日は二人で明日は休み、好きな人にあんな目で見られて興奮を抑える意味なんてないよね?キス1つでおさまる欲じゃないんだ、俺のナカを満たしてよ、だからいるまちゃんも抑えてないで曝け出して、欲に素直になって俺を暴いて満たしてよ

寝室に向かってベッドに寝転がって、いるまちゃんの腕を引っ張り押し倒し、じっと顔を見つめていれば

「おい、すち?」
「なぁに?」
「俺もそんな目で見られたら抑えれんのだけど?」
「抑えなくていいよ、抱き潰して」
「やだよ、トんだらお前覚えてないじゃん、全部刻みつけろよ、なぁすち?全部受け止めろよ」
「あははっぜーんぶちょうだい、いるまの全部よこせよ早く俺に全部、ねぇはやく」

我慢なんてしてらんない、いるまちゃんはなかなか壊してはくれないから、俺が壊れるまでま抱いてくれていいのに壊れるくらいに愛してくれていい、むしろ壊れるまで注いでほしい、俺が重たいのは承知でしょう?最初に言ったからね、「俺は重たい男だよ」ってそしたら「いいぜ、それ含めて愛してやる」って言ったのはいるまだよ?だから、はやく愛して
押し倒したいるまの唇に自分のを合わせれば、待っていたのか舌を捩じ込まれて歯列をなぞり舌を絡め取り口の中を舐め回される

「ん、…んぁ、は…」
「んっ気持ち良さそうでなにより、ほら腕離せよ」
「やぁだ」
「あ゙?なら、力付くでやるわ」

わざと拒否をした、蹂躙して完膚なきまでに俺を落としにきてほしくってそしたら俺の足に、器用に足を引っ掛けて強引に姿勢を崩されて先程とは逆の体制にされた、そうこれだそのまま壊せよ

「んっ」
「形勢逆転だな?」
「うん、そうだね」
「狙った?」
「なーいしょっ」
「そっかぁ…まぁいいけど、指舐めて?」

俺に跨り脚を抑えるように座り俺の口元に綺麗な指を差し出される、それを躊躇いなく咥えて舐める丁寧に大好きな飴を大事に食べる時のようにゆっくりと

「んむ、ちゅっ」
「美味しい?」
「っおいひいよ?いるまちゃんのだもん」
「へぇもういいよ」

俺の口から指を引き抜けばつーっと糸が伸びてぷつんと切れる

「すち足開いて、自分で抑えて」

俺の上から移動して、そうやって指示をだすからそれに素直に従って足を開いて閉じないように抑えるついでに履いていたハーフパンツと下着も脱いでしまう上は着たままだけどいいだろ、邪魔なら後で脱げばいい

「いい子、そんなに欲しいの?」
「よこせって言ったじゃん」
「そうだったな、なら遠慮なく」

俺の足の間に入り、先程俺が舐めた指をつぷんと閉まった蕾に差し入れる、んーバレちゃうなぁ

「すち…お前…」
「んっへへっする気じゃ、なかった、んだよ?でもさぁせっかく二人だし、ね」
「期待してた?」
「そぅ」
「だからこんなにスムーズに指が入っちゃうわけだ」
「んにゃっ!ひゅっそこ、はだめ!」
「ダメじゃないだろ?ここすちの気持ちイイとこ、だろ」

中に入った指が前立腺をグリグリといじるたびに口から喘ぎ声が漏れる

「ん、ひぃ、あっやぁ」
「期待には応えないとなぁ」
「いっいからぁ、しょんなさわんないれ」
「なら、やめるか?」
「いやっ!」
「ははっ素直じゃん」

素直にもなるよ、欲しくて仕方ないんだから

「いるまちゃん」
「なんだよすち」
「はやく、ナカにいれろよ」
「たまに口調荒くなるよなお前」
「そんなことどうでもいいから、はやく、しないなら玩具で遊ぶけどいい?」
「それは、みてぇな…」
「ふーん……じゃあ見てれば?その代わり今日はいるまちゃんと、ヤんない」
「それは、だめ」
「っん!!」

ヤらないっていえば前立腺を触るのと合わせてお腹を押さえられて、いるまちゃんの指をぎゅっと締めてしまう、こうやってお腹押さえる時はいつもナカにいるまちゃんのちんぽが入ってるから思い出してイきそうになっちゃった

「締まったなぁ?」
「あっ!は、ひっやら、はやくちょーだいってば」
「焦んなよ」
「やぁら、ゆび、じゃたんにゃあっい!おっく、おくにいるまのちんぽちょうらい!ねぇ!いりゅまので!おく、いっぱぃっにひて、ゆびじゃやりゃぁ」

開いた足を支えつつ呂律の回らなくなった口で必死に言葉を紡ぐ、途中から何を言ってるか自分でもわからなくなってきた

「ははっ可愛いねぇ…そんなに欲しいんだ」

ニヤニヤと笑いながら俺を見つめて、いつの間に用意したのか手にはコンドームとボトルを持っていて、荒々しく封を切って装着して、ボトルの蓋を開けて中身を手に出して指に絡めながら「冷たくても文句言うなよ?」といい指を後孔ににいれて掻き回す

「んっや、あ、は、やらってば、ゆびやだぁ」
「安心しろよ、今からぶち犯してやるから」

指を勢いよく引き抜いてぱっくりとあいたそこにいるまの、大きいものがグチュッと音をたててはいってくる

「ひぁっあ、あっきたぁ、んんっおぐっ…っい」
「きっつ…あんま締めんなっ」
「むり!き、もひぃいから!むい!」
「ッ、こっち見ろすち」
「っんむ、はぁ、ん……あ、」

名前を呼ばれてキスをされる。気持ちよくてもうとんじゃいそうなのを必死に意識を保ちながらされるがままになる

「あ、いっ!」
「きもち、良さそうだな?」
「いいっあっ!いっしょっに、さわんなっいで」

腰を動かしながら俺のそそり勃ってるものを握り上下に擦られる、気持ち良くておかしくなりそう

「ひぃ…いっく、から!いっひゃうから!」
「そのまま、イッちまえよ!」
「んっイっく!!」

ドッピュッと白い液体がお腹を汚す、汚れたお腹に綺麗な指が触れる

「上手にイけたな、たくさん出しちゃって溜まってた?」
「やっ、ふっあ…は…らって、いるま、じゃないと抜けない、かあ」
「お前さぁ爆弾落とすのやめろよ」
「あはっ」

ナカにはいったままのそれを腰を引いて抜いて、抜く時も気持ちいいとこに当たって声が漏れるけど、今更気にしない、起き上がってその勢いのままいるまを押し倒した

「おい!すち!」
「あっは…んふふっ俺いま騎乗位したい気分なの」

いるまは力強くて油断すると押しかえされちゃうから片手で肩の辺りを抑えながらもう片方の手をいるまのに添えて、ゆっくりと腰を落とす

「んっはぁ…」
「っ手、離せ」
「やぁら、じっとしてなよ、んっあ」
「生殺しかよ」
「んんっは、あ…ぜんぶ、はいっら?」

ゆっくりと腰を落としきったところで息を吐く、ゆっくりだと全部擦れて気持ちいい…腰を浮かせて落としたりスライドさせたりしてお互いに気持ち良くなるように動く、動くたびに気持ちいいしいるまの息が荒くなってるのを見るのが楽しい

「あっい…、ふふっいるま気持ちいい?」
「気持ちーよ、だから、いいっ加減離せって」
「いいよ」

抑えていた手を離せば、いるまは起き上がって両手で俺の腰を掴んだ

「好き勝手しやがって」
「んふっらってしたかったんだもん」
「そうかよ、なら今度は俺に付き合えよ」

そう言って下から突き上げるように動く

「っ!!あ゙っ!!」
「出さずにイったな?」

視界が一瞬白くとんで気づいたら何も出さずイッてた、それに気づいても腰を動かし続けるいるま

「あっい、ひ…イってるからっ」
「やめねーよ?」
「っん!あっあ゙!」
「きもちーな?」
「イって、ずっときもひっ…んぐ、お゙っ」

ぐぽっと入っちゃいけないところに入る感覚がして意識がとぶ

「奥、はいったなぁ気持ちいいか?」
「ひぃ、あ!ゔ、い…あ、やっ」
「聞こえてねぇな?」

気持ち良くて頭おかしくなりそう、いるまが何か言ってるけど上手く聞き取れない、動いてないのに気持ちいい、しばらくそのままの状態でじっとしてれば

「すち、動くぞ」
「や、まっ…」
「待たない」
「あ゙っいっ!ひっぐ、いっ」

俺の静止を無視してガンガンと奥を叩かれるたびに声が漏れて生理的な涙がこぼれる、口は塞がらなくて唾液が口の端からこぼれる落ちる

「ぐちゃぐちゃになってんじゃん可愛いっ」
「っい゙」
「締まったな、可愛いって言われてイッちゃった?」
「んんっや、らって、」
「だって?」
「あっ、こえ、きもちっい、ぐらぐらしゅるっ、んあ」

耳からはいってくる声が全部頭の中で響いてぐちゃぐちゃにされる、奥を突かれてゴリッとされるたびに視界がパチパチする、腰を撫でる手が、こちらを見るいるまの視線、全部が気持ちいい、こわれそっ…ふふっこのままこわして?

「そんな目で見るなよ、もっと酷くしたくなる」
「ひどっくひて」
「言っとくけど壊さねぇからな、お前はもう俺のなんだから、俺に大事にされてろ」
「こわひてよ、わかんなくして…」
「やだよ、怖いなら何度だって言ってやるって言ってんだろ、すち愛してるよ」
「あっ」

俺の耳元でそう言って、もう一度

「愛してる」

耳元で言われた言葉を聞いた瞬間ゾクッとして、離したくない逃がしたくない一生そばにいてほしい、今自分がどうなってるか何を考えてるのかわからなくなって、そのままふらりと倒れた

「あっぶね、すち?大丈夫か?」

ベッドに倒れるのを追いかけるように俺の頭に手を添えて一緒に倒れて、ぽすっと音がした

「…、」
「すち?」
「いるま、やっぱこわして?俺離せそうにない、俺がいるまのこと壊しちゃう」
「意味わかんね?なに?壊したいくらい俺のこと愛してんの?」
「うん、愛してる。いるまが俺から離れるなら殺したくなるくらいには愛してる」
「なんだ相思相愛じゃん、お前が俺から離れんなら俺はお前を殺して俺も死ぬよ?誰にもやる気ねぇもん地獄の果てまでそばにいてもらう気だけど」

欲しい言葉渡さないで、本当に離せなくなるから、いるまがいないと生きていけなくなるから

「なぁすち、早く堕ちてこいよ、俺はお前を離さないし逃さないし殺したいくらいには愛してる」
「…離したら殺すからね」
「そんなことにはなんねぇよ」
「いるま愛してる。だからちゃんと地獄の果てまで連れてってよ?」
「まかせとけよ、お前が嫌って言っても連れてってやるよ」

あぁ駄目だ、もう戻れない知らないからね堕ちろって言ったのはいるまだからね、俺を全部あげるからいるまの全部ちょうだい

「さて、まだ俺イッてねぇからもうちょい付き合えよ」
「いくらでも、枯れるまで付き合ってあげる」
「言質はとったからな」

にやりと笑ったいるまが先程とは違う角度でナカを抉り口からは声にならない声がでる

「っ!!」
「さっきより、気持ちいいだろ?お前騎乗位の時よりこっちのが反応いいんだよ、そんでここ押されるの好きだろ?」

お腹に手を当ててぐっと押し込まれれば、イイところにあたって気持ち良くてしんじゃいそう、自然と腰が逃げるのをいるまの手が逃さないように掴んで気持ち良いのから逃げれない

「っあ゙!あ、え…ん゙っあ」
「逃げんな」
「あ、きもちっおかしくなる、おかしくな、る、から!」
「いいぜ、俺でおかしくなっちまえ」
「ぃっ!も、イッちゃうから!やめっ」
「俺もそろそろっキツい」
「イ、こ!いっしょにっいるま!」
「っ!しめんなっ」
「はや、く!なかだして、いっぱぃだひて」

早く早くとせがむようにナカを締める、イキそうなのか眉を寄せて耐えながらも動きは止めないいるま

「…いるまっイッて、もうっむりぃ、いっしょいっしょにイクのっ、あっ、は…」
「っ」

動きが早くなりガンガンと奥を叩かれる、俺が先にイかないように俺のをぎゅっと握られて行き場のない快感で頭がおかしくなる

「い゙っきたい!」
「すちっイクぞっ」
「イって!」

握っていた手を離してトドメと言わんばかりに最奥を叩かれた瞬間、パチンと視界が弾けたそして気づけばイってて頭がふわふわとする、そのままぼやっとしてくればひらひらと目の前で手を振るいるまちゃん

「すちー意識をあるか?」
「……ナカ、ほしかった…」
「お腹こわすぞ」
「ほしかったの…」
「拗ねんな」
「……ねていい?」
「おう、寝ろ」
「…いるまちゃん、ちゅーしよ」
「いいぜ」

すっと手を伸ばしているまちゃん頬に手を当て唇を寄せてちゅっとリップキスをする

「んっ…おやす、み……」
「おやすみ」

身体がベタベタして気持ち悪いけどもう、限界…意識を失うように眠りに落ちる、そして俺が起きたときには身体は綺麗に拭かれてて隣にはいるまちゃんがいた

「あ゙りがといるまちゃん」
「どういたしまして」
「起きてたの?」
「まぁな、ほらお茶のめ」
「あーありがと…」


準備しておいてくれたのかお茶のはいったコップを渡してくれる。それを喉を潤すようにゆっくりと飲む

「飲んだら寝ろ、身体動かねぇだろ」
「…うん、もうちょっと寝る…いるまちゃんは?」
「俺も寝る、明日は休みだからな」
「そっかなら明日は二人でおそようだね」
「いいだろたまには、そんなことよりねみぃし寝るぞ」
「うん、おやすみいるまちゃん」
「おやすみ、すち」

一度起きたもののギシギシいう身体は予想以上に疲労を蓄積していて、横になった瞬間眠気がきてすとんっと眠りに落ちた

次の日は予想通り寝坊して、おそようとつぶやくのだった


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