短編
◎
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※ギャグ
「俺は日本人だっつーの!」
そう言うと燐は、そのまま後ろのクッションに倒れた。私は、何か前にもこんなことあった気がすると思ったが、口には出さなかった。
そう、今回もまた私の部屋で英語の勉強中なのだ。前回はというと、ものの見事に合格点を逃し、弟の雪男に「だからあれだけ言ったでしょ? 勉強しなくていいのかって。それをまだ大丈夫と言って、僕のS.Q.を読みふけっていたのは兄さんだよ。全く自業自得だよね。約束通り、任務には連れていけないよ。あ、僕はこれから任務に行ってくるけど、兄さんはきちんと宿題やっていてね。それと、遅くなると思うから夕飯はいいから。あまり名前さんに迷惑かけないようにね? じゃあ、行ってきます」と言われ反省してるかと思いきや、またしても英語のテストは明日に控えている。
「あのホクロメガネっ! あいつの嫌いなモン弁当に1週間入れ続けてやる!」
と、起き上がって復讐計画を練りながらも何とか教科書と向き合っている。
「くっそー! 俺のS.Q.が……」
「あれはもともと雪男のもんでしょ」
「だああああ! んなことはどーでもいんだよ! ……メールバチいいとこだったのによ」
没収されてしまった今月号のS.Q.を思い、泣き真似をする。
「でも、合格点取れば読ませてもらえるんでしょ? じゃあ、頑張らないとね!」
「おう!」
出来たと言われテキストを覗き込んだ。
問2. “オールマイティ”の意味を答えよ
「………」
「(キラキラキラ)」
「……」
「どうだ? 合ってんだろ? 今回は自信あんだ!」
目の前には、自信満々に瞳を輝かせ私の言葉を待つ燐。その隣には何故か主同様瞳を輝かせ座っているクロがいる。いつの間に部屋に来たんだか。
「で、どうなんだよ?」
尻尾をパタパタさせる1人と1匹。
「……ふふっ」
ついに堪えきれなくなった笑いが口からこぼれた。
「っ!! ……え? 名前さーん?」
「燐、ごめんね。すごく言いづらいんだけど、これ間違って……ふふっ」
「俺は日本人だっつーの!」
そう言うと燐は、そのまま後ろのクッションに倒れた。私は、何か前にもこんなことあった気がすると思ったが、口には出さなかった。
そう、今回もまた私の部屋で英語の勉強中なのだ。前回はというと、ものの見事に合格点を逃し、弟の雪男に「だからあれだけ言ったでしょ? 勉強しなくていいのかって。それをまだ大丈夫と言って、僕のS.Q.を読みふけっていたのは兄さんだよ。全く自業自得だよね。約束通り、任務には連れていけないよ。あ、僕はこれから任務に行ってくるけど、兄さんはきちんと宿題やっていてね。それと、遅くなると思うから夕飯はいいから。あまり名前さんに迷惑かけないようにね? じゃあ、行ってきます」と言われ反省してるかと思いきや、またしても英語のテストは明日に控えている。
「あのホクロメガネっ! あいつの嫌いなモン弁当に1週間入れ続けてやる!」
と、起き上がって復讐計画を練りながらも何とか教科書と向き合っている。
「くっそー! 俺のS.Q.が……」
「あれはもともと雪男のもんでしょ」
「だああああ! んなことはどーでもいんだよ! ……メールバチいいとこだったのによ」
没収されてしまった今月号のS.Q.を思い、泣き真似をする。
「でも、合格点取れば読ませてもらえるんでしょ? じゃあ、頑張らないとね!」
「おう!」
出来たと言われテキストを覗き込んだ。
問2. “オールマイティ”の意味を答えよ
「………」
「(キラキラキラ)」
「……」
「どうだ? 合ってんだろ? 今回は自信あんだ!」
目の前には、自信満々に瞳を輝かせ私の言葉を待つ燐。その隣には何故か主同様瞳を輝かせ座っているクロがいる。いつの間に部屋に来たんだか。
「で、どうなんだよ?」
尻尾をパタパタさせる1人と1匹。
「……ふふっ」
ついに堪えきれなくなった笑いが口からこぼれた。
「っ!! ……え? 名前さーん?」
「燐、ごめんね。すごく言いづらいんだけど、これ間違って……ふふっ」
すべて俺のお茶だ!
( くっそー!結構自信あったんだぞ! )
( さすがにこれは思いつかなかったよ )
( くっそー!結構自信あったんだぞ! )
( さすがにこれは思いつかなかったよ )
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