キミと行く。
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今日もせっせと掃除をする。
洗い物をして部屋を叩いて拭く。
リンネの掃除の様子を見ていたロマーノに一度だけ
「そんな毎日掃除しなくてもいいんじゃねぇの」
と、言われたがリンネはそれでも毎日の掃除を止めない。
別に掃除が好きという訳でもないのだが今の掃除の量は前に住んでいた屋敷に比べると掃除が楽すぎて物足りないのだ。
「何か凄く汚れた物とか落ちてないかしら」
出来れば汚れが頑固なもの、何て呟いてリンネは洗濯物片手に外へと出る。
「・・・落ちてた」
落ちてたは失礼かもしれない。
正しくは泥だらけの子供が井戸の側に倒れていた。
洗濯篭を地面に置いてリンネは泥だらけの子供に近付く。
「君、大丈夫~?生きてる~?」
朝、ロマーノを見送った時にはいなかった。
となるとその後来たのだろうとリンネは推理して子供をつつく。
「・・・生きて、ます」
閉じていた瞳が開かれて紫の瞳がゆらゆらと動いてリンネを捉える。
リンネを見て一瞬驚いていたが、目で辺りを見渡すと安堵の息を漏らし「ここは何処でしょうか」と尋ねられた。
「丘の上だよ。私も詳しい事は知らない」
リンネも詳しい事は知らない。
町には小麦や野菜等買いに行く事はあってもそこが何と言う町で何て考えた事がなかったのだ。
リンネの答えでは不足だったのであろう、子供は酷く困った顔をしている。
「あの、少し手を貸してくれませんか?」
良いよ、とリンネは子供が起き上がるのに手を貸した。
子供は丘から見える景色を見渡すと、安心しきった表情を浮かべて体を傾かせる。
それを慌てて支えるリンネ。
「良かった・・・ちゃんと逃げれました」
何から?とリンネが訊く前に子供は腕の中で眠ってしまう。
腕の中ですやすやと眠る子供にリンネは「どうしよう・・・」と一人呟いた。
拾いましたが、
(本当にどうしよう)
洗い物をして部屋を叩いて拭く。
リンネの掃除の様子を見ていたロマーノに一度だけ
「そんな毎日掃除しなくてもいいんじゃねぇの」
と、言われたがリンネはそれでも毎日の掃除を止めない。
別に掃除が好きという訳でもないのだが今の掃除の量は前に住んでいた屋敷に比べると掃除が楽すぎて物足りないのだ。
「何か凄く汚れた物とか落ちてないかしら」
出来れば汚れが頑固なもの、何て呟いてリンネは洗濯物片手に外へと出る。
「・・・落ちてた」
落ちてたは失礼かもしれない。
正しくは泥だらけの子供が井戸の側に倒れていた。
洗濯篭を地面に置いてリンネは泥だらけの子供に近付く。
「君、大丈夫~?生きてる~?」
朝、ロマーノを見送った時にはいなかった。
となるとその後来たのだろうとリンネは推理して子供をつつく。
「・・・生きて、ます」
閉じていた瞳が開かれて紫の瞳がゆらゆらと動いてリンネを捉える。
リンネを見て一瞬驚いていたが、目で辺りを見渡すと安堵の息を漏らし「ここは何処でしょうか」と尋ねられた。
「丘の上だよ。私も詳しい事は知らない」
リンネも詳しい事は知らない。
町には小麦や野菜等買いに行く事はあってもそこが何と言う町で何て考えた事がなかったのだ。
リンネの答えでは不足だったのであろう、子供は酷く困った顔をしている。
「あの、少し手を貸してくれませんか?」
良いよ、とリンネは子供が起き上がるのに手を貸した。
子供は丘から見える景色を見渡すと、安心しきった表情を浮かべて体を傾かせる。
それを慌てて支えるリンネ。
「良かった・・・ちゃんと逃げれました」
何から?とリンネが訊く前に子供は腕の中で眠ってしまう。
腕の中ですやすやと眠る子供にリンネは「どうしよう・・・」と一人呟いた。
拾いましたが、
(本当にどうしよう)