キミと行く。
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何かがおかしい。
朝から感じる違和感にフランスは頭を傾げた。
違和感は感じるのだがその違和感が見つからない。
「何かおかしいんだよね~」
フランスは移動の馬車の中で呟いた。
それに反応したのは一緒に乗っていたスペイン。
「何がおかしいん?」
「いや、俺にも分からないんだけどさ。違和感と言うか何と言うか」
うーんとフランスは頭を考えて思案する。
そんなフランスをスペインは馬車に乗る際に持たせて貰ったお菓子を食べながら眺めた。
「やっぱリンネ姉ちゃんのお菓子は最高やわぁ」
「ちょっと、それは俺のお菓子じゃん!何勝手に食べてるんだよ」
お菓子の入った篭を見れば付いているリボンは水色。
リンネがお菓子を取り合いにならないように、相手のと間違わない様にと付けてくれた水色リボンの篭がスペインの手にあった。
「しかもお菓子は勉強の合間にって話だろ!」
「そんなぴーぴー文句言わんでもええやん。俺のを食えば」
ほら、とスペイン用にと赤いリボンがつけられた篭をフランスに渡す。
それで納得したのかフランスは大人しくなった。
「それにしても」
クッキーをまた一枚手にとる。
「何で今更勉強なんやろな」
ちょうどリンネがローマと宴に行った後位からだ。
突然、ローマに呼ばれ部屋に行けば呼び出したローマにリンネ、それに見知らぬ人間が二人。
屋敷に人間がいる事は珍しく少し驚いたがもっと驚いたのは呼び出した話だ。
『スペインとフランスは明日から勉強してもらう』
ローマが勉強しろと言った。
勉強しろと言うのは今に始まった事ではない。
強い国とはなんたらかんたらと酒に酔って一晩中講義を聞かされる事はあったし今どき国自身も戦えないとな!と地獄の特訓を受けた事もあったが一度きりではなく、勉強を始めてもう二週間は過ぎている。
「本当、何でなんだろうね。勉強って言っても殆ど人間に会ってるだけだし」
「ほんまやわ。へらへら笑ってご機嫌とりの人間ばっかや
あーもう嫌や!人間相手するのは面倒臭いし移動時間は長い」
「唯一の救いはリンネお姉さんのお菓子だよな~」
フランスも篭からクッキーを一枚口に運ぶ。
「・・・俺は決めたで!今日、帰ったらじいさんに勉強は嫌やて文句言ったる」
「言って無くなれば良いんだけどね」
はは、とフランスは笑った。
付き合いは長いから分かる、あの男がそう簡単には頷く筈がない。
「フランス、何他人事みたいに言っとん!お前も一緒に抗議するんやで」
「えぇっ?!何それ、俺を勝手に巻き込まないでよ」
「よーし、じいさんに抗議するんや。何言うか今の内に考えとかなな」
スペインはフランスの声も聞かず張り切っていた。
その様子にフランスは諦めたのかため息をつく。
「・・・帰りたい」
異議あり!
(フランスーあんまため息ばっかついとると幸せが逃げるで~)
(誰のせいでため息してるのか分かってる?!)
朝から感じる違和感にフランスは頭を傾げた。
違和感は感じるのだがその違和感が見つからない。
「何かおかしいんだよね~」
フランスは移動の馬車の中で呟いた。
それに反応したのは一緒に乗っていたスペイン。
「何がおかしいん?」
「いや、俺にも分からないんだけどさ。違和感と言うか何と言うか」
うーんとフランスは頭を考えて思案する。
そんなフランスをスペインは馬車に乗る際に持たせて貰ったお菓子を食べながら眺めた。
「やっぱリンネ姉ちゃんのお菓子は最高やわぁ」
「ちょっと、それは俺のお菓子じゃん!何勝手に食べてるんだよ」
お菓子の入った篭を見れば付いているリボンは水色。
リンネがお菓子を取り合いにならないように、相手のと間違わない様にと付けてくれた水色リボンの篭がスペインの手にあった。
「しかもお菓子は勉強の合間にって話だろ!」
「そんなぴーぴー文句言わんでもええやん。俺のを食えば」
ほら、とスペイン用にと赤いリボンがつけられた篭をフランスに渡す。
それで納得したのかフランスは大人しくなった。
「それにしても」
クッキーをまた一枚手にとる。
「何で今更勉強なんやろな」
ちょうどリンネがローマと宴に行った後位からだ。
突然、ローマに呼ばれ部屋に行けば呼び出したローマにリンネ、それに見知らぬ人間が二人。
屋敷に人間がいる事は珍しく少し驚いたがもっと驚いたのは呼び出した話だ。
『スペインとフランスは明日から勉強してもらう』
ローマが勉強しろと言った。
勉強しろと言うのは今に始まった事ではない。
強い国とはなんたらかんたらと酒に酔って一晩中講義を聞かされる事はあったし今どき国自身も戦えないとな!と地獄の特訓を受けた事もあったが一度きりではなく、勉強を始めてもう二週間は過ぎている。
「本当、何でなんだろうね。勉強って言っても殆ど人間に会ってるだけだし」
「ほんまやわ。へらへら笑ってご機嫌とりの人間ばっかや
あーもう嫌や!人間相手するのは面倒臭いし移動時間は長い」
「唯一の救いはリンネお姉さんのお菓子だよな~」
フランスも篭からクッキーを一枚口に運ぶ。
「・・・俺は決めたで!今日、帰ったらじいさんに勉強は嫌やて文句言ったる」
「言って無くなれば良いんだけどね」
はは、とフランスは笑った。
付き合いは長いから分かる、あの男がそう簡単には頷く筈がない。
「フランス、何他人事みたいに言っとん!お前も一緒に抗議するんやで」
「えぇっ?!何それ、俺を勝手に巻き込まないでよ」
「よーし、じいさんに抗議するんや。何言うか今の内に考えとかなな」
スペインはフランスの声も聞かず張り切っていた。
その様子にフランスは諦めたのかため息をつく。
「・・・帰りたい」
異議あり!
(フランスーあんまため息ばっかついとると幸せが逃げるで~)
(誰のせいでため息してるのか分かってる?!)