キミと行く。
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甘くて苦い葡萄酒を飲んで
綺麗な舞を見て、
笑って、笑って・・・
「・・・・・・」
「ん?どうしたんだ。俺の顔をじっと見て」
杯を片手にほろ酔いのローマはリンネの顔を覗き込む。
「ははーん。さては俺の整った顔に見惚れてたなぁ?」
俺も罪作りなと顔だなと、ローマは大声で笑った。
その声があまりにも大きく、周りにも迷惑だとリンネは止めようとするのだが、
わはは
がはは
周りも似たような様子で既に出来上がっている。
「おや、ここも出来上がっていますなぁ」
一人の男性がリンネ達の前に腰を落とす。
「いやいや、本当だ」とまた一人、やってきた。
「ローマさんのご友人、ですか?」
「いや、まさか」
「え?」
「ご友人なんて大層な!私達は帝国の部下の様なものですよ」
なあ、と男達は笑った。
すると、今まで黙っていたローマが杯に残っていた酒を飲み干し、床へと杯を置く。
「こいつらはスペインやフランスのとこの人間なんだ」
「まあ、まあまあ」
二人の顔を見て、知り合いの知り合いと認識すると安心できた。
空になっていた二人の杯に酒を注ぐ。
「いやぁ、それにしても今から楽しみですよ」
「本当に夢の様です」
「おい、お前ら」
「我々の自国が我々の元に来るなんて」
「え?」
「これも帝国が色々としてくれたおかげですよ」
周りの声が遠くなる。
「これからもっと国らしくなると思うと」
国らしく
スペインさんやフランスさんが自国の地へと
・・・行く?
ぐるぐると目が回る様な感覚を覚えた。
楽器の音も人の声も遠ざかる。
どんどんとリンネの頭は世界から置いて行かれる
「リンネ・・・リンネ!!」
「あ、はい」
ローマさんに呼ばれて意識が戻る。
一緒に飲んでいた男二人が心配そうに見ていた。
「大丈夫か?リンネ」
「大丈夫、です」
よろよろと立ち上がったリンネはちょっと酔ったので風に当たって来ます、と席から離れた。
ローマもそうか、としか答えずリンネの背中を見送るだけ
「あぁ~・・・お前らな」
ローマは手で顔を覆う。
「俺はまだ話してないんだよ」
呻きの様に漏れた言葉に二人は顔を見合わせる。
「まあ、今日話そうと思ってたしなぁ
しょうがねぇか」
先に言われて
(これで予定が大きくずれました)
綺麗な舞を見て、
笑って、笑って・・・
「・・・・・・」
「ん?どうしたんだ。俺の顔をじっと見て」
杯を片手にほろ酔いのローマはリンネの顔を覗き込む。
「ははーん。さては俺の整った顔に見惚れてたなぁ?」
俺も罪作りなと顔だなと、ローマは大声で笑った。
その声があまりにも大きく、周りにも迷惑だとリンネは止めようとするのだが、
わはは
がはは
周りも似たような様子で既に出来上がっている。
「おや、ここも出来上がっていますなぁ」
一人の男性がリンネ達の前に腰を落とす。
「いやいや、本当だ」とまた一人、やってきた。
「ローマさんのご友人、ですか?」
「いや、まさか」
「え?」
「ご友人なんて大層な!私達は帝国の部下の様なものですよ」
なあ、と男達は笑った。
すると、今まで黙っていたローマが杯に残っていた酒を飲み干し、床へと杯を置く。
「こいつらはスペインやフランスのとこの人間なんだ」
「まあ、まあまあ」
二人の顔を見て、知り合いの知り合いと認識すると安心できた。
空になっていた二人の杯に酒を注ぐ。
「いやぁ、それにしても今から楽しみですよ」
「本当に夢の様です」
「おい、お前ら」
「我々の自国が我々の元に来るなんて」
「え?」
「これも帝国が色々としてくれたおかげですよ」
周りの声が遠くなる。
「これからもっと国らしくなると思うと」
国らしく
スペインさんやフランスさんが自国の地へと
・・・行く?
ぐるぐると目が回る様な感覚を覚えた。
楽器の音も人の声も遠ざかる。
どんどんとリンネの頭は世界から置いて行かれる
「リンネ・・・リンネ!!」
「あ、はい」
ローマさんに呼ばれて意識が戻る。
一緒に飲んでいた男二人が心配そうに見ていた。
「大丈夫か?リンネ」
「大丈夫、です」
よろよろと立ち上がったリンネはちょっと酔ったので風に当たって来ます、と席から離れた。
ローマもそうか、としか答えずリンネの背中を見送るだけ
「あぁ~・・・お前らな」
ローマは手で顔を覆う。
「俺はまだ話してないんだよ」
呻きの様に漏れた言葉に二人は顔を見合わせる。
「まあ、今日話そうと思ってたしなぁ
しょうがねぇか」
先に言われて
(これで予定が大きくずれました)