キミと行く。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
優しそうだと思った青年が急変、突然恐い人になって腕を引っ張られて
連れて行かれそうになった所を仮面の方が助けてくれて・・・何で仮面?
よくよく考えてみるとこの人も怪しい気がする。
どこがって仮面が
変質者とかじゃなくてもっと
「えぇっと・・・」
リンネが悩んでいる間も青年と仮面の男は威嚇し、睨みあっていた。
「金で雇われた傭兵風情がこの私に刃向かうか」
「いやぁ~俺も昨日今日雇われた兵士でね。何処の誰が偉いとか疎いんでい」
「こんな者をここの警護に回すとは皇帝も呆れた者だ」
「なんでい。あんた、皇帝の下に就くもんだろ?そんな悪口言って良いのかい」
仮面の男の言葉に青年は笑う。
「あんな混ざった子供、自分の上司だなんて思った事もない」
青年の言葉に怒ったのは今まで睨みあっていた仮面の男ではなく、リンネ。
バチンと乾いた音が響き、会場の視線が一気に三人へと集まる。
「おい、嬢ちゃん」
「いくら駄目な上司でも下で働くなら何処までも信用して支えなくちゃ駄目でしょ!」
何だ何だと集まり出す人びと、それに気付いて緩んだ青年の手からリンネを奪う。
「大丈夫かい?嬢ちゃん」
「あ・・・はい」
大丈夫ですと言えばそうか、と仮面の向こうで彼が笑った気がした。
「おい、リンネ?!」
集まり出した人の壁、その向こうにローマがいる。
後ろから「行きな」と背中を押されて人の壁から抜け出せば心配そうな顔をしたローマが、リンネは振り向いたが仮面の男も、強引な青年もいなくなっていた。
「あ、あれ?」
「さっきはどうしたんだ?喧嘩に巻き込まれたのか」
「そうじゃないんです」
「じゃあ、何処の誰かも分からねぇ奴に迫られたか?!」
妙な気迫で迫るローマにリンネは返答が困る。
ここで無理矢理外に連れ出されそうになったなんて言ったら絶対何がなんでも相手を見付け出しそうな気がして
リンネはローマの服を掴み、「あ!」と部屋の中心を指差す。
音楽と共に現れた女性達。
優雅に舞い踊る女達にリンネは綺麗ですねとローマに向かって微笑んだ。
「・・・そうだな
綺麗だな!」
だけど、
(どの女よりもお前が一番綺麗だ)
(と思った話。)
連れて行かれそうになった所を仮面の方が助けてくれて・・・何で仮面?
よくよく考えてみるとこの人も怪しい気がする。
どこがって仮面が
変質者とかじゃなくてもっと
「えぇっと・・・」
リンネが悩んでいる間も青年と仮面の男は威嚇し、睨みあっていた。
「金で雇われた傭兵風情がこの私に刃向かうか」
「いやぁ~俺も昨日今日雇われた兵士でね。何処の誰が偉いとか疎いんでい」
「こんな者をここの警護に回すとは皇帝も呆れた者だ」
「なんでい。あんた、皇帝の下に就くもんだろ?そんな悪口言って良いのかい」
仮面の男の言葉に青年は笑う。
「あんな混ざった子供、自分の上司だなんて思った事もない」
青年の言葉に怒ったのは今まで睨みあっていた仮面の男ではなく、リンネ。
バチンと乾いた音が響き、会場の視線が一気に三人へと集まる。
「おい、嬢ちゃん」
「いくら駄目な上司でも下で働くなら何処までも信用して支えなくちゃ駄目でしょ!」
何だ何だと集まり出す人びと、それに気付いて緩んだ青年の手からリンネを奪う。
「大丈夫かい?嬢ちゃん」
「あ・・・はい」
大丈夫ですと言えばそうか、と仮面の向こうで彼が笑った気がした。
「おい、リンネ?!」
集まり出した人の壁、その向こうにローマがいる。
後ろから「行きな」と背中を押されて人の壁から抜け出せば心配そうな顔をしたローマが、リンネは振り向いたが仮面の男も、強引な青年もいなくなっていた。
「あ、あれ?」
「さっきはどうしたんだ?喧嘩に巻き込まれたのか」
「そうじゃないんです」
「じゃあ、何処の誰かも分からねぇ奴に迫られたか?!」
妙な気迫で迫るローマにリンネは返答が困る。
ここで無理矢理外に連れ出されそうになったなんて言ったら絶対何がなんでも相手を見付け出しそうな気がして
リンネはローマの服を掴み、「あ!」と部屋の中心を指差す。
音楽と共に現れた女性達。
優雅に舞い踊る女達にリンネは綺麗ですねとローマに向かって微笑んだ。
「・・・そうだな
綺麗だな!」
だけど、
(どの女よりもお前が一番綺麗だ)
(と思った話。)