キミと行く。
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「ロ、ロ、ローマさんの嘘つき!詐欺師!破廉恥です」
豪邸丸々一つを浴場にしたような公衆浴場の端、柱の影でリンネは叫んだ。
そんなリンネと一定の距離をとりつつリンネを誘うローマと愉快な子供達。
「俺は嘘を言ってないぞー言っただろう、公衆浴場に行くって」
「言いましたけど混浴何て、殿方と共にお風呂だなんて恥ずかしくて死んじゃいそうです!!」
「いいじゃんか。風呂位開放的にならないと
風呂が駄目ならいつ開放的になればいいんだ」
「開放的過ぎます!まさかここに入ってすぐに身ぐるみ全部とられるなんて」
それはリンネ達六人が浴場に入ってすぐだった。
突然、着飾った女性達に囲まれリンネは着ていた服を無理やり脱がされると体を拭くための大きな布だけという姿でローマ達の前に放り出された。
目の前にはリンネと同じように布を腰に巻いただけの姿のローマ達。
それは突然起こったのでリンネも処理できず暫くは固まっていたのだが、次第に状況と自分のしている格好に気付き
「ロ、ロ、ローマさんの嘘つき!詐欺師!破廉恥です」
没頭の様子である。
リンネは怯えた猫の様に主にローマを威嚇した。
「リンネ、俺が悪かった!だけどよ。せっかく来たんだし風呂に入ろう」
な、な?とリンネを誘えばリンネの心が揺らぐ。
元々、リンネはお風呂が好きで、自分から行きたいと言ったのだ。
「なあ、じいさん。リンネ姉ちゃんも風呂に入りたいんとちゃう?」
「でも、今、俺達の前に出れない理由とかあるのかもよ」
スペインとフランスに言われ、なるほどと頷く。
「リンネ、そうなのか」
そう尋ねればリンネは微かに頷く。
理由教えてくれ、と言うと何故かリンネはフランスを呼び、ないしょ話を始める。
帰ってきたフランスに何だったと尋ねれば
「体を隠す布が小さいんだって」
理由をきき、ローマは女を1人呼ぶ。
「そんな感じの服一着頼む」
「すみません。お騒がせしました」
深々と湯の中で頭を下げるリンネの姿はなかなか滑稽だ。
騒いで、侍女に服を持ってきてもらい、服を着てやっと落ち着いた。
「気にするな。その服似合ってるぞ」
東の民俗衣装とは違う白い服はいつもと違う雰囲気を感じさせる。
「それに・・・いや、何でもない。ちび達はどうした?」
ローマとしてはなかなかよい眺めで、思わず口が滑りそうになったが言葉を飲み込み話題を変えた。
「え、ああ、ヴェネチアーノちゃんとロマーノ君はあっちでフランスさんとスペインさんが見ていてくれています」
「あいつら楽しんでたか?」
「はい、凄くはしゃいでました」
広い浴場はまるで貴族の豪邸のようで、見ているだけでも楽しい。
幸せそうな顔で湯に浸かるリンネにローマはまた来るかと笑った。
「はい、また是非!」
湯に浸かり。
「みんな、そろそろ帰るよ」
湯を楽しげに掛け合う子供達の所に声を掛けにきた。
ヴェネチアーノ達はリンネに気付き「はーい」と各々で返事をし、湯から上がる。
リンネの側へ駆け寄り着替えを置いた部屋へと歩く。
フランスとスペイン、それにロマーノの顔が赤かった。
ヴェネチアーノも顔は赤くなっているが、三人の顔色は湯にあたったという顔色でもない。
どうしたものかと考えるリンネが尋ねるより先にフランスが口を開く。
「リンネお姉さん、ちょっと言いにくいんだけどさ
その」
「何?」
フランスにしては端切れの悪い会話に尋ねれば、真っ赤な顔を反らして言った。
「・・・胸、透けてる」
え?と視線を胸へと下ろす。
借りた服は白い服で、リンネの濡れた肌にぴったりとくっついている。
それはもちろん胸も他と同じようにくっついて
きゃあぁっ!!とリンネの色気がない叫び声が浴場中に響いた。
リンネの叫び声に先に移動し、着替えていたローマが喉を鳴らし笑う。
「誰かばらしやがったな。良い眺めだったのによー」
勿体ないと一人、文句を溢す。
「もうちょっと見とけば良かった」
と、一人喋っていたローマが羞恥で死にたくなったリンネになぐられるのはこの一人ごとの数十秒後の話。
豪邸丸々一つを浴場にしたような公衆浴場の端、柱の影でリンネは叫んだ。
そんなリンネと一定の距離をとりつつリンネを誘うローマと愉快な子供達。
「俺は嘘を言ってないぞー言っただろう、公衆浴場に行くって」
「言いましたけど混浴何て、殿方と共にお風呂だなんて恥ずかしくて死んじゃいそうです!!」
「いいじゃんか。風呂位開放的にならないと
風呂が駄目ならいつ開放的になればいいんだ」
「開放的過ぎます!まさかここに入ってすぐに身ぐるみ全部とられるなんて」
それはリンネ達六人が浴場に入ってすぐだった。
突然、着飾った女性達に囲まれリンネは着ていた服を無理やり脱がされると体を拭くための大きな布だけという姿でローマ達の前に放り出された。
目の前にはリンネと同じように布を腰に巻いただけの姿のローマ達。
それは突然起こったのでリンネも処理できず暫くは固まっていたのだが、次第に状況と自分のしている格好に気付き
「ロ、ロ、ローマさんの嘘つき!詐欺師!破廉恥です」
没頭の様子である。
リンネは怯えた猫の様に主にローマを威嚇した。
「リンネ、俺が悪かった!だけどよ。せっかく来たんだし風呂に入ろう」
な、な?とリンネを誘えばリンネの心が揺らぐ。
元々、リンネはお風呂が好きで、自分から行きたいと言ったのだ。
「なあ、じいさん。リンネ姉ちゃんも風呂に入りたいんとちゃう?」
「でも、今、俺達の前に出れない理由とかあるのかもよ」
スペインとフランスに言われ、なるほどと頷く。
「リンネ、そうなのか」
そう尋ねればリンネは微かに頷く。
理由教えてくれ、と言うと何故かリンネはフランスを呼び、ないしょ話を始める。
帰ってきたフランスに何だったと尋ねれば
「体を隠す布が小さいんだって」
理由をきき、ローマは女を1人呼ぶ。
「そんな感じの服一着頼む」
「すみません。お騒がせしました」
深々と湯の中で頭を下げるリンネの姿はなかなか滑稽だ。
騒いで、侍女に服を持ってきてもらい、服を着てやっと落ち着いた。
「気にするな。その服似合ってるぞ」
東の民俗衣装とは違う白い服はいつもと違う雰囲気を感じさせる。
「それに・・・いや、何でもない。ちび達はどうした?」
ローマとしてはなかなかよい眺めで、思わず口が滑りそうになったが言葉を飲み込み話題を変えた。
「え、ああ、ヴェネチアーノちゃんとロマーノ君はあっちでフランスさんとスペインさんが見ていてくれています」
「あいつら楽しんでたか?」
「はい、凄くはしゃいでました」
広い浴場はまるで貴族の豪邸のようで、見ているだけでも楽しい。
幸せそうな顔で湯に浸かるリンネにローマはまた来るかと笑った。
「はい、また是非!」
湯に浸かり。
「みんな、そろそろ帰るよ」
湯を楽しげに掛け合う子供達の所に声を掛けにきた。
ヴェネチアーノ達はリンネに気付き「はーい」と各々で返事をし、湯から上がる。
リンネの側へ駆け寄り着替えを置いた部屋へと歩く。
フランスとスペイン、それにロマーノの顔が赤かった。
ヴェネチアーノも顔は赤くなっているが、三人の顔色は湯にあたったという顔色でもない。
どうしたものかと考えるリンネが尋ねるより先にフランスが口を開く。
「リンネお姉さん、ちょっと言いにくいんだけどさ
その」
「何?」
フランスにしては端切れの悪い会話に尋ねれば、真っ赤な顔を反らして言った。
「・・・胸、透けてる」
え?と視線を胸へと下ろす。
借りた服は白い服で、リンネの濡れた肌にぴったりとくっついている。
それはもちろん胸も他と同じようにくっついて
きゃあぁっ!!とリンネの色気がない叫び声が浴場中に響いた。
リンネの叫び声に先に移動し、着替えていたローマが喉を鳴らし笑う。
「誰かばらしやがったな。良い眺めだったのによー」
勿体ないと一人、文句を溢す。
「もうちょっと見とけば良かった」
と、一人喋っていたローマが羞恥で死にたくなったリンネになぐられるのはこの一人ごとの数十秒後の話。