キミと行く。
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｢は？お前、今何て言ったあるか｣
｢口を慎め｣
玉座に座る男は彼と話すのも気だるそうに言った。
｢だから今言ったようにお前が大切に育てている華を
大秦に送る｣
＊
胸がざわざわする。
それは嵐が来た時、木々がざわつく様に私の心は揺れた。
別に悩みもないのに不規則で不安定で落ち着かない。
｢・・・嵐でも来るのかな？｣
なんて、とリンネは呟いた。
それにしても今日は風が強い。
リンネは風に舞い上がる髪を押さえながら空を見上げた。
｢もしかしたら本当に嵐が来るのかも｣
そうなら都に出ている彼の帰りが遅くなるかもしれない。
｢一人で留守番出来るって言ったけど一人って結構寂しいな｣
ふーと吐いた溜め息は眩しい程明るい青空に溶けて消えた。
嵐が来る。
(早く帰ってくればいいのに)
｢口を慎め｣
玉座に座る男は彼と話すのも気だるそうに言った。
｢だから今言ったようにお前が大切に育てている華を
大秦に送る｣
＊
胸がざわざわする。
それは嵐が来た時、木々がざわつく様に私の心は揺れた。
別に悩みもないのに不規則で不安定で落ち着かない。
｢・・・嵐でも来るのかな？｣
なんて、とリンネは呟いた。
それにしても今日は風が強い。
リンネは風に舞い上がる髪を押さえながら空を見上げた。
｢もしかしたら本当に嵐が来るのかも｣
そうなら都に出ている彼の帰りが遅くなるかもしれない。
｢一人で留守番出来るって言ったけど一人って結構寂しいな｣
ふーと吐いた溜め息は眩しい程明るい青空に溶けて消えた。
嵐が来る。
(早く帰ってくればいいのに)
