キミと行く。
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リンネがすぐには帰らないと知り、アーサーは嬉しかった。
仲の良い友人達にリンネが紹介できるのも嬉しかった。
さっきまで沈んでいた気持ちが嘘の様で、今はリンネの腕を「早く来いよ」と急かし、引っ張っている位だ。
「急かさないでよアーサー」
「お前が遅いんだろ!」
嬉々としたアーサーの表情にリンネの顔も綻ぶ。
良かった。笑ってる
アーサーに引っ張られ歩けば見えてくる新しい森。
あの森にアーサーの友達がいるのだろうか
「楽しみだな。アーサーの友達に会えるの」
「絶対驚くぞ、お前」
腰を抜かすかもなと笑う。
青々とした草が茂る大地、蒼い空。
少し遠くで馬の鳴き声が聴こえた。
自分達が目指す森は意外にも遠く、歩いても歩いてもその姿が近くなる事がない。
アーサーはリンネの手を引っ張るのは止めて大人しく手を繋ぎ隣を歩いている。
「でな、森の南に行くと沢山木苺がなってるんだ!」
「木苺か、久しく食べてないから食べたいな~」
「連れてってやるよ!ついでにそこに咲いてる綺麗な花も見せてやる」
楽しげに森の事を話すアーサー。
リンネはアーサーの話を聞き、頷く。
また、馬の鳴き声が聴こえた。
高く何かの合図の様な声。
しかも先程よりも近くなっている。
地面が響く。
いくつもの地面を叩く音が前より聞こえてくる。
それは聞き覚えのある音だった。
「・・・馬の足音だわ」
ローマへ来るときに何度か聴いた馬の闊歩する音。
馬がいくつも集まり地面を叩き、蹴る。
握った手がギュッと握られた。
「・・・」
「アーサー?」
それは夢の終わりを告げる音
(幼い顔は恐怖に満ちていて)
仲の良い友人達にリンネが紹介できるのも嬉しかった。
さっきまで沈んでいた気持ちが嘘の様で、今はリンネの腕を「早く来いよ」と急かし、引っ張っている位だ。
「急かさないでよアーサー」
「お前が遅いんだろ!」
嬉々としたアーサーの表情にリンネの顔も綻ぶ。
良かった。笑ってる
アーサーに引っ張られ歩けば見えてくる新しい森。
あの森にアーサーの友達がいるのだろうか
「楽しみだな。アーサーの友達に会えるの」
「絶対驚くぞ、お前」
腰を抜かすかもなと笑う。
青々とした草が茂る大地、蒼い空。
少し遠くで馬の鳴き声が聴こえた。
自分達が目指す森は意外にも遠く、歩いても歩いてもその姿が近くなる事がない。
アーサーはリンネの手を引っ張るのは止めて大人しく手を繋ぎ隣を歩いている。
「でな、森の南に行くと沢山木苺がなってるんだ!」
「木苺か、久しく食べてないから食べたいな~」
「連れてってやるよ!ついでにそこに咲いてる綺麗な花も見せてやる」
楽しげに森の事を話すアーサー。
リンネはアーサーの話を聞き、頷く。
また、馬の鳴き声が聴こえた。
高く何かの合図の様な声。
しかも先程よりも近くなっている。
地面が響く。
いくつもの地面を叩く音が前より聞こえてくる。
それは聞き覚えのある音だった。
「・・・馬の足音だわ」
ローマへ来るときに何度か聴いた馬の闊歩する音。
馬がいくつも集まり地面を叩き、蹴る。
握った手がギュッと握られた。
「・・・」
「アーサー?」
それは夢の終わりを告げる音
(幼い顔は恐怖に満ちていて)