キミと行く。
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歩いても歩いても道は続く。
周りは薄暗く、動物は不気味に鳴く鳥ぐらい。
何なんだこの森は
とリンネは呟いた。
手を繋ぎリンネの側を歩いていたアーサーは口を開く。
「・・・俺の友達がいつも言ってた。この森は危ないって」
「危ないっていうのは猛獣がいるっていう意味?」
「ううん、友達が言うには妖精とかがいないんだって」
へーそうなんだと一時はアーサーの説明に納得したリンネであったが、何か引っかかった。
「ん?妖精?」
何だそれはと、アーサーを見れば俺の友達だと答えが返ってくる。
なるほど、妖精はアーサーの友達なんだと納得した。
「この森を出れたら、お前に俺の友達を紹介してやっても・・・いいぞ」
「本当?それは凄く楽しみだわ。なら早くこの森を抜けないとね」
「ん、ああ!」
「じゃあ、次はその道を右に行ってみようか?」
*
「んー?」
暖かい。
そう思い、目が覚めたフランスはまだ重い瞼をゆっくり開けた。
ああ、えっと
俺達は何をしてたっけ
なんて覚醒しきれていない頭で考えているとドアップで髭の男の顔が視界いっぱいに写る。
「うわぁっ?!」
フランスは驚き、後ろに倒れる。
落ちる!と思い目を瞑った瞬間に頭に当たる柔らかな感触。
「え、・・・柔らかい」
「柔らかいに決まってるだろ?お前の頭にあるのリンネの胸だし」
髭の男、ローマは呆れ顔で言う。
そしてフランスの小さな体を持ち上げた。
「リンネの膝の上、よっぽど気持ち良かったんだろうなー
じいちゃんは羨ましいぞ」
「・・・もしかして俺、結構寝てた?」
「んー?まあ、イタリア達やスペインよりはな」
あいつらは昼寝に慣れてるし、とローマは笑うのだがその表情には少しだけ焦りが見える様な気がした。
そんなローマが珍しく、不思議に思ったがそれよりも気になる事が
「なあ、じいさん。リンネお姉さんは起こさなくていいの?」
自分が結構寝てたのならそれより先に寝ていたリンネはもっと寝ている筈だ。
ご飯の準備が少し遅れただけでも泣きそうになりながら謝るリンネなのだからこのまま放っておいてもいいのか
フランスはローマの逞しい腕をすり抜け、上手に床へと着地する。
「そうだな。だけど、リンネも疲れているだろうからもう少し寝かしといてやろう」
リンネを心配して顔を覗くフランスの頭を撫で、背中を押した。
「もう飯は出来てるんだ。早く行かねぇと自分の分が無くなるぞ」
早く行けと急かすローマにフランスはリンネを気にしながらも部屋を出る。
ローマもフランスの後を追い部屋を出た。
きっと大丈夫
(その内起きるよ・・・な?)
周りは薄暗く、動物は不気味に鳴く鳥ぐらい。
何なんだこの森は
とリンネは呟いた。
手を繋ぎリンネの側を歩いていたアーサーは口を開く。
「・・・俺の友達がいつも言ってた。この森は危ないって」
「危ないっていうのは猛獣がいるっていう意味?」
「ううん、友達が言うには妖精とかがいないんだって」
へーそうなんだと一時はアーサーの説明に納得したリンネであったが、何か引っかかった。
「ん?妖精?」
何だそれはと、アーサーを見れば俺の友達だと答えが返ってくる。
なるほど、妖精はアーサーの友達なんだと納得した。
「この森を出れたら、お前に俺の友達を紹介してやっても・・・いいぞ」
「本当?それは凄く楽しみだわ。なら早くこの森を抜けないとね」
「ん、ああ!」
「じゃあ、次はその道を右に行ってみようか?」
*
「んー?」
暖かい。
そう思い、目が覚めたフランスはまだ重い瞼をゆっくり開けた。
ああ、えっと
俺達は何をしてたっけ
なんて覚醒しきれていない頭で考えているとドアップで髭の男の顔が視界いっぱいに写る。
「うわぁっ?!」
フランスは驚き、後ろに倒れる。
落ちる!と思い目を瞑った瞬間に頭に当たる柔らかな感触。
「え、・・・柔らかい」
「柔らかいに決まってるだろ?お前の頭にあるのリンネの胸だし」
髭の男、ローマは呆れ顔で言う。
そしてフランスの小さな体を持ち上げた。
「リンネの膝の上、よっぽど気持ち良かったんだろうなー
じいちゃんは羨ましいぞ」
「・・・もしかして俺、結構寝てた?」
「んー?まあ、イタリア達やスペインよりはな」
あいつらは昼寝に慣れてるし、とローマは笑うのだがその表情には少しだけ焦りが見える様な気がした。
そんなローマが珍しく、不思議に思ったがそれよりも気になる事が
「なあ、じいさん。リンネお姉さんは起こさなくていいの?」
自分が結構寝てたのならそれより先に寝ていたリンネはもっと寝ている筈だ。
ご飯の準備が少し遅れただけでも泣きそうになりながら謝るリンネなのだからこのまま放っておいてもいいのか
フランスはローマの逞しい腕をすり抜け、上手に床へと着地する。
「そうだな。だけど、リンネも疲れているだろうからもう少し寝かしといてやろう」
リンネを心配して顔を覗くフランスの頭を撫で、背中を押した。
「もう飯は出来てるんだ。早く行かねぇと自分の分が無くなるぞ」
早く行けと急かすローマにフランスはリンネを気にしながらも部屋を出る。
ローマもフランスの後を追い部屋を出た。
きっと大丈夫
(その内起きるよ・・・な?)