キミと行く。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
スペインに教えてもらったおかげかリンネは屋敷にある書物も読める様になった。
と、いってもまだまだ勉強を始めたばかりなので分かるのは子供に聴かせる物語程度である。
「あ、リンネお姉さん眠ってる」
ひょこりとリンネが座る椅子の側から顔をだし、書物を抱き締め眠るリンネの顔を覗き込む。
「本当だ。によによ笑いやがって・・・よし、起こしてやる」
ヴェネチアーノの隣にいたロマーノは立ち上がると、椅子を登る。
「起こすってどうやって起こすの兄ちゃん?」
「そんなの決まってるだろ。頬を引っ張ってだな・・・」
「誰が誰を起こすんだー?」
体が宙を浮き、ぶらぶら揺れる。
「・・・フランス」
最悪だ。と言わんばかりに顔をしかめるロマーノに対し、フランスはにっこり微笑んでいた。
「お前なあ!寝てる相手を無理に起こす事もないだろ!!」
「フランスーあんま怒鳴るとリンネ姉ちゃん起きるでー」
スペインに言われ、フランスは声の大きさを少し落とす。
「あのなリンネさんはいつも早く起きて朝御飯作ってるんだぞ」
「そういえば昨日は遅く迄字の書き取りをしとたわ」
そやそや、思い出した。とフランスの言葉に続きスペインは呟く。
「だから何だよ・・・」
「たまには良いだろ?いつも遊んでもらってるんだし寝かしてやっても」
フランスに言われ、ロマーノはぷいっと顔を反らす。
反らした先にはリンネの顔。
目の下にはうっすらと隈が出来ていた。
「うるせえなぁ・・・起こさなきゃ良いんだろ」
無理にフランスの手から逃れる。
床に足を付け、ロマーノは弟を呼んだ。
「おい、ヴェネチアーノ!何処にいったんだよ」
「兄ちゃーん」
ヴェーとヴェネチアーノが何か引きずりながらこちらへやってくる。
それは毛布だった。
「どうしたんイタちゃん。毛布何か持ってきて」
思わず尋ねるスペインにヴェネチアーノはにこりと笑う。
「あのね僕、気付いたんだけどもうすぐシエスタの時間なの
だから、毛布をこうして・・・」
小さな体には大きすぎる毛布を椅子へと上げようとするヴェネチアーノを見かねフランスは手を貸す。
フランスの手伝いで毛布を椅子の上へ上げたヴェネチアーノはリンネに毛布をかけた。
そして自分もその毛布にくるまりリンネに凭れる。
「おやすみー」
小さな手が毛布から振られ暫くすると気持ちよさそうな寝息が聴こえてきた。
「って・・・」
「「寝るのかよ!!」」
では、おやすみなさい。
(それにしてもこんだけ周りが騒いでもリンネ姉ちゃん全然起きへんなー)
(本当なんか凄いよな)
と、いってもまだまだ勉強を始めたばかりなので分かるのは子供に聴かせる物語程度である。
「あ、リンネお姉さん眠ってる」
ひょこりとリンネが座る椅子の側から顔をだし、書物を抱き締め眠るリンネの顔を覗き込む。
「本当だ。によによ笑いやがって・・・よし、起こしてやる」
ヴェネチアーノの隣にいたロマーノは立ち上がると、椅子を登る。
「起こすってどうやって起こすの兄ちゃん?」
「そんなの決まってるだろ。頬を引っ張ってだな・・・」
「誰が誰を起こすんだー?」
体が宙を浮き、ぶらぶら揺れる。
「・・・フランス」
最悪だ。と言わんばかりに顔をしかめるロマーノに対し、フランスはにっこり微笑んでいた。
「お前なあ!寝てる相手を無理に起こす事もないだろ!!」
「フランスーあんま怒鳴るとリンネ姉ちゃん起きるでー」
スペインに言われ、フランスは声の大きさを少し落とす。
「あのなリンネさんはいつも早く起きて朝御飯作ってるんだぞ」
「そういえば昨日は遅く迄字の書き取りをしとたわ」
そやそや、思い出した。とフランスの言葉に続きスペインは呟く。
「だから何だよ・・・」
「たまには良いだろ?いつも遊んでもらってるんだし寝かしてやっても」
フランスに言われ、ロマーノはぷいっと顔を反らす。
反らした先にはリンネの顔。
目の下にはうっすらと隈が出来ていた。
「うるせえなぁ・・・起こさなきゃ良いんだろ」
無理にフランスの手から逃れる。
床に足を付け、ロマーノは弟を呼んだ。
「おい、ヴェネチアーノ!何処にいったんだよ」
「兄ちゃーん」
ヴェーとヴェネチアーノが何か引きずりながらこちらへやってくる。
それは毛布だった。
「どうしたんイタちゃん。毛布何か持ってきて」
思わず尋ねるスペインにヴェネチアーノはにこりと笑う。
「あのね僕、気付いたんだけどもうすぐシエスタの時間なの
だから、毛布をこうして・・・」
小さな体には大きすぎる毛布を椅子へと上げようとするヴェネチアーノを見かねフランスは手を貸す。
フランスの手伝いで毛布を椅子の上へ上げたヴェネチアーノはリンネに毛布をかけた。
そして自分もその毛布にくるまりリンネに凭れる。
「おやすみー」
小さな手が毛布から振られ暫くすると気持ちよさそうな寝息が聴こえてきた。
「って・・・」
「「寝るのかよ!!」」
では、おやすみなさい。
(それにしてもこんだけ周りが騒いでもリンネ姉ちゃん全然起きへんなー)
(本当なんか凄いよな)