キミと行く。
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真っ暗な暗闇。
それは母胎の様に体を優しく包む。
暗闇は自分の身体さえも闇に隠し分かるのは自分が此処にいるというだけ
それで良かった。
何をすりわけでもなくただずっとこの闇に包まれていれば
この先もずっと・・・
*
あんなにも心地よかった闇から出たいと思ったのはいつからだろう。
自分でも良く分からない。
ただ、きっかけは胸から伝わる痛み。
怪我をしたとか何か疾患があるとかそういうのではなく、もっと深い
痛み。
とても辛く寂しい
胸はちくちくと針が刺さるかの様に痛い。
リンネは暗闇の中呟いた。
『早く、早く会わなくちゃ・・・私の「コォケコッコー!!」
「・・・」
ぱちり甲高い鳥の目覚ましにリンネは目を開ける。
開けられた目に映る彼の顔にリンネは叫んだ。
「きゃあぁぁぁぁぁあっ?!」
リンネの叫び声に彼は耳を塞ぎ、眉間に皺を寄せた。
「きゃっきゃー・・・あれ?」
ふと、彼に気付きリンネの叫び声は止まった。
「何か魘されているようだったあるから様子を見に来てみれば、何あるか我を見て叫ぶとは!」
まったくお前は・・・ぶつぶつと彼が何か言っているのに気付き、リンネは説教されないよう慌てて話題を変えようとする。
「あの、今何時位ですか?」
我ながら下手な話の反らし方だが彼は答えてくれた。
「もう昼あるな」
寝台側の窓を見る彼につられリンネも見上げると太陽は空の高い位置にある。
それにリンネは「あ~」と何とも言えない声を漏らした。
「もう飯は出来てるあるから身支度をするある。
昼からは山程仕事があるからな」
彼の言葉にリンネは表情が変わる。
まるで苦虫でも噛み潰したかの様なリンネの表情に彼はかっかっかっと笑った。
いつかの記憶、今の日常
(愛しき子らに幸がある事を)
それは母胎の様に体を優しく包む。
暗闇は自分の身体さえも闇に隠し分かるのは自分が此処にいるというだけ
それで良かった。
何をすりわけでもなくただずっとこの闇に包まれていれば
この先もずっと・・・
*
あんなにも心地よかった闇から出たいと思ったのはいつからだろう。
自分でも良く分からない。
ただ、きっかけは胸から伝わる痛み。
怪我をしたとか何か疾患があるとかそういうのではなく、もっと深い
痛み。
とても辛く寂しい
胸はちくちくと針が刺さるかの様に痛い。
リンネは暗闇の中呟いた。
『早く、早く会わなくちゃ・・・私の「コォケコッコー!!」
「・・・」
ぱちり甲高い鳥の目覚ましにリンネは目を開ける。
開けられた目に映る彼の顔にリンネは叫んだ。
「きゃあぁぁぁぁぁあっ?!」
リンネの叫び声に彼は耳を塞ぎ、眉間に皺を寄せた。
「きゃっきゃー・・・あれ?」
ふと、彼に気付きリンネの叫び声は止まった。
「何か魘されているようだったあるから様子を見に来てみれば、何あるか我を見て叫ぶとは!」
まったくお前は・・・ぶつぶつと彼が何か言っているのに気付き、リンネは説教されないよう慌てて話題を変えようとする。
「あの、今何時位ですか?」
我ながら下手な話の反らし方だが彼は答えてくれた。
「もう昼あるな」
寝台側の窓を見る彼につられリンネも見上げると太陽は空の高い位置にある。
それにリンネは「あ~」と何とも言えない声を漏らした。
「もう飯は出来てるあるから身支度をするある。
昼からは山程仕事があるからな」
彼の言葉にリンネは表情が変わる。
まるで苦虫でも噛み潰したかの様なリンネの表情に彼はかっかっかっと笑った。
いつかの記憶、今の日常
(愛しき子らに幸がある事を)