キミと行く。
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リンネ・・・!リンネ!
「う~ん・・・」
あの人が呼んでる。
ああ、もう朝か
早く起きて朝食を作らないと
リンネ!
「もう分かってます!起きますってば」
そう大声で叫ぶとリンネは勢いよく起きた。
「あれ・・・?」
辺りを見渡せば見慣れないものばかり。
リンネはおかしいなと頭を傾げた。
「ああそうか。私、
大秦にいるんだった」
*
起きて身支度を整えてそっと外に出た。
右を見ても左を見ても長い廊下には誰もいない。
それを確認しさっさと台所へ移動した。
小走りで広い屋敷を移動しながら、窓の外を見るとまだ薄暗い。
「ちょっと早く起きすぎたかも」
それでも朝食を準備するなら調度良いだろう。
リンネは床へと垂れ下がる袖を器用に捲し上げ、紐で固定した。
「もう流石に袖を焦がすのはな」
既にここに来てから二着服を焦がしている。
持ってきた服はそんなに数がないのでリンネとしてはもうこれ以上服を失いたくはなかった。
「ここの服ってただ大きな布を体に巻いてるだけだし」
この屋敷に来るまでに見た街の風景を思い出す。
真っ白な布から見える白い
肌
肌
肌!
「異性の前であんなにも肌を見せるなんて」
考えるだけでも恥ずかしい!
「とにかく今日も頑張るぞ!」
今日も私は朝から元気です。
(そういえばここって一体誰が住んでるんだろう・・・)