双子と弁当屋の娘
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ノボリさんに言われた通り、真っ直ぐ進んで行くとまた扉が現れる。
扉には先程と同じように[関係者以外立入禁止]と書かれており、[バトルサブウェイ駅員室]とも書かれていた。
此処で良いんだよね?と誰かに尋ねるわけでもなく自問したサクラは駅員室のドアノブを握る。
『!!サクラっ』
ゾロアークが吠えた。
それに反応してサクラは振り向くのだが瞬間、暗闇がサクラを襲う。
真っ暗な視界、
ゾロアークの威嚇する声、
腕は拘束されていて動かない。
サクラに緊張が走る。
「だーれだ?」
「『は?』」
「誰だって聞いとんや」
「えっと、ちょっと待って下さいね」
これはどういう事なの?
『クラウドだよ』
「え?クラウドさん」
私を今、目隠ししてるのが?何故?何て考えていたら目を覆っていた手がなくなって、今度こそ振り返ればそこにはゾロアークが言った通り常連客のクラウドさんがいた。
「よく分かったな嬢ちゃん」
頭を撫でられ、ご褒美やと飴を貰った。
おじさんもだが、クラウドさんもお弁当を買いに来るときには私に飴やらお菓子をくれる。
そんなにも私は子供っぽいのだろうか?
「今日はどうしたんや?珍しいやないか、嬢ちゃんが駅におる何て
一応、言っとくけどここは関係者以外立入禁止なんやで?」
やっぱり言われた!
でもクラウドさんはそう言いながらも目の前の扉を開けて中に入れてくれる。
『言ってる事とやってる事がちぐはぐだな。このおっさん』
「大丈夫、」
クラウドさんは私が何をしにきたか分かってるみたいだから
「なんや、嬢ちゃんから良い匂いがするわ」
ほら、もうそのお話。
「仕事が忙しい皆さんにお弁当を配達しに来ました!」
営業スマイルでそう言えば、此方の様子を伺っていた人達が集まってくる。
「注文通り、バトルサブウェイの駅員さん分です」
「注文って誰がしたんや」
尋ねられたのでおじさんの名前を言えば、我先にと弁当の取り合いをしていた人達の動きが止まった。
私は何か変な事を言ったのだろうか?
「え、所長が?」
そんな事を誰かが溢した。
「所長?!あのおじさん、所長さんなんですか」
尋ねれば皆がそうだと頷いた。
「あの人、ここの所長さんだったんだ」
『その所長から注文受けるって相変わらず凄い人脈だよな。じいさんって』
「本当にね」
あー驚いたと、一言。
空いていた机に置いた弁当はもう、殆ど無く残っているのも後僅かになっていた。
手の空いている者から「美味い美味い」と言っておりサクラから自然に笑みが溢れる。
「じゃあ、もう帰りますね」
そう言えば弁当をその場で立って食べているクラウドが「もう帰るんか」と尋ねてきた。
「帰ります。夜の準備もありますし」
「そうか、」
やったら、と渡されたのはさっきとは違う味の飴だった。
「駄賃や」
「私、もう子供じゃないんですけどね」
でも、貰えて嬉しかったのでお礼を言い、部屋にはクラウドの他に知っている人がいたので手を振り、サクラは駅を後にした。
「ゾロアーク」
『なんだ?』
「私、明日は何が何でもクダリさんに仕事場へ言ってもらうから」
『俺も手伝う』
「ありがとう」
扉には先程と同じように[関係者以外立入禁止]と書かれており、[バトルサブウェイ駅員室]とも書かれていた。
此処で良いんだよね?と誰かに尋ねるわけでもなく自問したサクラは駅員室のドアノブを握る。
『!!サクラっ』
ゾロアークが吠えた。
それに反応してサクラは振り向くのだが瞬間、暗闇がサクラを襲う。
真っ暗な視界、
ゾロアークの威嚇する声、
腕は拘束されていて動かない。
サクラに緊張が走る。
「だーれだ?」
「『は?』」
「誰だって聞いとんや」
「えっと、ちょっと待って下さいね」
これはどういう事なの?
『クラウドだよ』
「え?クラウドさん」
私を今、目隠ししてるのが?何故?何て考えていたら目を覆っていた手がなくなって、今度こそ振り返ればそこにはゾロアークが言った通り常連客のクラウドさんがいた。
「よく分かったな嬢ちゃん」
頭を撫でられ、ご褒美やと飴を貰った。
おじさんもだが、クラウドさんもお弁当を買いに来るときには私に飴やらお菓子をくれる。
そんなにも私は子供っぽいのだろうか?
「今日はどうしたんや?珍しいやないか、嬢ちゃんが駅におる何て
一応、言っとくけどここは関係者以外立入禁止なんやで?」
やっぱり言われた!
でもクラウドさんはそう言いながらも目の前の扉を開けて中に入れてくれる。
『言ってる事とやってる事がちぐはぐだな。このおっさん』
「大丈夫、」
クラウドさんは私が何をしにきたか分かってるみたいだから
「なんや、嬢ちゃんから良い匂いがするわ」
ほら、もうそのお話。
「仕事が忙しい皆さんにお弁当を配達しに来ました!」
営業スマイルでそう言えば、此方の様子を伺っていた人達が集まってくる。
「注文通り、バトルサブウェイの駅員さん分です」
「注文って誰がしたんや」
尋ねられたのでおじさんの名前を言えば、我先にと弁当の取り合いをしていた人達の動きが止まった。
私は何か変な事を言ったのだろうか?
「え、所長が?」
そんな事を誰かが溢した。
「所長?!あのおじさん、所長さんなんですか」
尋ねれば皆がそうだと頷いた。
「あの人、ここの所長さんだったんだ」
『その所長から注文受けるって相変わらず凄い人脈だよな。じいさんって』
「本当にね」
あー驚いたと、一言。
空いていた机に置いた弁当はもう、殆ど無く残っているのも後僅かになっていた。
手の空いている者から「美味い美味い」と言っておりサクラから自然に笑みが溢れる。
「じゃあ、もう帰りますね」
そう言えば弁当をその場で立って食べているクラウドが「もう帰るんか」と尋ねてきた。
「帰ります。夜の準備もありますし」
「そうか、」
やったら、と渡されたのはさっきとは違う味の飴だった。
「駄賃や」
「私、もう子供じゃないんですけどね」
でも、貰えて嬉しかったのでお礼を言い、部屋にはクラウドの他に知っている人がいたので手を振り、サクラは駅を後にした。
「ゾロアーク」
『なんだ?』
「私、明日は何が何でもクダリさんに仕事場へ言ってもらうから」
『俺も手伝う』
「ありがとう」