逃亡劇→終着(ユウキ+▲▽/絡み無)
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その日はサブウェイにとって厄日に近い日だった。
早朝の始発では夜通し飲んでいたのであろう酔っ払いが車内で吐き清掃の為に十分の遅れ、カナワタウン発の電車は線路内にポケモンが侵入して五分の遅れ、その遅れを取り戻せたかと思えば今度はまたも車内で痴漢だ。
車内で取り押さえていたものの隙を着いて車内で逃走劇。
結局、再度捕まえるもその痴漢は往生際が悪く電車は遅れに遅れた。
となると駅員達は乗客に謝罪、説明をしなくてはならないのだが虫の居どころが悪かった客達から罵詈雑言の嵐でその場にいた新人の駅員は泣きながら帰ってくる程だ。
月に一つ起こるか起こらないかの事が一日で一辺に起きたサブウェイはまさに厄日だと言える。
その厄日の始末に朝から追われていたノボリの無線にまた一つ連絡が入った。
"ライモンから他の街へと走る電車のホームが人だかりで入れない"
"既に他の駅員を向かわしたが連絡がない"
彼等に何か会ったのではと心配した駅員からの連絡だった。
世間を騒がすプラズマ団の事もあり連絡を聞いたノボリが直接行くことにした。
「で、何故貴方がここにいるのです
クダリ」
ノボリは問題のホームへと向かっていたのだが、何故か隣には何時の間にかクダリがいる。
今は丁度、昼食時でバトルサブウェイのお客も減る時間帯。
これを活かし朝から続いた問題の報告書をクダリに書かせていた筈なのに、何故その彼が自分の隣にいるのか。
「無線聴いてたら面白そうだと思って来た!」
まともな理由はなく堂々とサボり発言をしたクダリにノボリの頭は痛む。
「それに、もしプラズマ団が絡んでたらノボリ一人じゃ大変だと思った」
「・・・そうですか。
心配ありがとうございます」
ノボリの頭痛は収まって、二人は目的地に到着した。
二人の目にまず飛び込んで来たのはホームに入れず立ち往生する人々と彼等を誘導しようとしている新人らしい駅員。
まだ真新しい深緑の制服に身を包んだ彼はホームに入れず困る人々を別の入り口に誘導しようと頑張っているのだが、あまりにも説明下手で話を聞くお客は誰もが頭を傾げていた。
「何をしているのです」
「ボ、ボス・・・」
まさに天の助けと言わんばかりにノボリとクダリの前に来た新人駅員は今の状況を話す。
「先輩と一緒に此処に来たんですが、先輩がホームに入れない原因を調べに人混みに入って僕はお客さんの誘導をしてたんです」
「あんまり出来てないね」
「クダリ!」
「すみません。こんな事初めてで僕も動揺しちゃいまして」
そう言った彼はボスであるノボリとクダリを見て少し落ち着いてきたとも言う。
「私もお客様の誘導を手伝いましょう。クダリは、「じゃあ、僕は中の様子見てくる!」」
クダリはノボリの話を聞かず人だかりで先に進めない入り口とは別の入り口に向かって走った。
早朝の始発では夜通し飲んでいたのであろう酔っ払いが車内で吐き清掃の為に十分の遅れ、カナワタウン発の電車は線路内にポケモンが侵入して五分の遅れ、その遅れを取り戻せたかと思えば今度はまたも車内で痴漢だ。
車内で取り押さえていたものの隙を着いて車内で逃走劇。
結局、再度捕まえるもその痴漢は往生際が悪く電車は遅れに遅れた。
となると駅員達は乗客に謝罪、説明をしなくてはならないのだが虫の居どころが悪かった客達から罵詈雑言の嵐でその場にいた新人の駅員は泣きながら帰ってくる程だ。
月に一つ起こるか起こらないかの事が一日で一辺に起きたサブウェイはまさに厄日だと言える。
その厄日の始末に朝から追われていたノボリの無線にまた一つ連絡が入った。
"ライモンから他の街へと走る電車のホームが人だかりで入れない"
"既に他の駅員を向かわしたが連絡がない"
彼等に何か会ったのではと心配した駅員からの連絡だった。
世間を騒がすプラズマ団の事もあり連絡を聞いたノボリが直接行くことにした。
「で、何故貴方がここにいるのです
クダリ」
ノボリは問題のホームへと向かっていたのだが、何故か隣には何時の間にかクダリがいる。
今は丁度、昼食時でバトルサブウェイのお客も減る時間帯。
これを活かし朝から続いた問題の報告書をクダリに書かせていた筈なのに、何故その彼が自分の隣にいるのか。
「無線聴いてたら面白そうだと思って来た!」
まともな理由はなく堂々とサボり発言をしたクダリにノボリの頭は痛む。
「それに、もしプラズマ団が絡んでたらノボリ一人じゃ大変だと思った」
「・・・そうですか。
心配ありがとうございます」
ノボリの頭痛は収まって、二人は目的地に到着した。
二人の目にまず飛び込んで来たのはホームに入れず立ち往生する人々と彼等を誘導しようとしている新人らしい駅員。
まだ真新しい深緑の制服に身を包んだ彼はホームに入れず困る人々を別の入り口に誘導しようと頑張っているのだが、あまりにも説明下手で話を聞くお客は誰もが頭を傾げていた。
「何をしているのです」
「ボ、ボス・・・」
まさに天の助けと言わんばかりにノボリとクダリの前に来た新人駅員は今の状況を話す。
「先輩と一緒に此処に来たんですが、先輩がホームに入れない原因を調べに人混みに入って僕はお客さんの誘導をしてたんです」
「あんまり出来てないね」
「クダリ!」
「すみません。こんな事初めてで僕も動揺しちゃいまして」
そう言った彼はボスであるノボリとクダリを見て少し落ち着いてきたとも言う。
「私もお客様の誘導を手伝いましょう。クダリは、「じゃあ、僕は中の様子見てくる!」」
クダリはノボリの話を聞かず人だかりで先に進めない入り口とは別の入り口に向かって走った。