碧碧
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「あの子を暫くの間寺で面倒みようと思っとるんや・・・」
達磨の言葉に誰として「あの子?あの子って誰?」何て言うものはいなかった。
寺の裏手で痩せ細り虫の息だった幼子の姿は会って1ヶ月が経とうとしている今でも集まっているもの達には強い印象を残している。
「私や蟒は異存ありません。
和尚が決めた事でもありますし他の僧正も反対はせえへんと思います」
「なあ、蟒」と八百造が隣に座る彼に話を振れば彼は静かに頷く。
「私らの意見何かよりも子供達、特に竜士さまに伺った方が良いかと思うんですが」
「そうやな、竜士はどうや?あの子をうちで面倒みよかと思うんやけど」
にっこりと笑った達磨が竜士に返事を求める。
集まる視線、視線、視線。
数えるのも億劫になる視線の数にいつもはしっかりと意見を言う竜士がこの時は珍しく飛び飛びに言葉を発した。
「、俺は良いと
・・・思う」
竜士の意見と同じだと部屋にいた子供達も頷く。
そんな状況を見渡し達磨は満足気な笑みを浮かべた。
「なら決定やな」