悪魔と魔女
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「!!?」
サタンは少女の顎を掴むとかぶり付くかの様なキスをした。
始めは反応がなかった少女も少しすると声が漏れ始める。
苦し気な声が甘い声に変わった頃、ごとりと少女がしていた腕輪が真っ二つに割れて床へと落ちた。
「・・・物質界で貴方と逢える何て何千年ぶりかしら」
その声は昔、少女から聴いた声と全く一緒だった。
けど、違う。
確かに先程までいた少女はいつの間にか燐と同じ位に迄成長し、少女の様で女性の様な雰囲気を持っていた。
「リリス、お前はどんな姿をしてても最高にイイ女だ」
「自分の子供が目の前にいるのにそんな事言ってて良いの?」
「俺も、お前も人目気にする奴か?」
「違うわね」
サタンにリリスと呼ばれた元少女は彼に抱き付き再度キスを楽しむ。
二人から聴こえるリップ音、目の前で起こる非現実に固まるしかない燐。
「ああ、駄目ね」
と、リリスの言葉にキスシーンが終わった。
「最強と言われた聖騎士の身体でも貴方には耐えられないのね」
口許に付いた血を舌で舐めとるリリス。
リリスから離れたサタンは「ああ、」と頷く。
「こいつの身体ですら長くもたんようだ」
サタンは指を掴むと躊躇なく指を引きちぎる。
それを見て驚く燐、サタンは引きちぎった手から落ちる血を床に垂らして何語かも分からない呪文を唱えた。
「これを造れるのは悪魔の中でも魔神だけだ」
ボコボコと音をたて、フローリングの床から現れた大きな扉をサタンは
「虚無界の門」
と呼んだ。
現れた門を目の前にリリスは暢気に拍手を送っている。
「さあ、行こうぜ虚無界へ」
「彼を虚無界に連れてくなら刀を何とかしないと」
リリスはそう言うと床に置かれた刀を拾い上げてサタンに差し出した。
「ああ、そーだ。剣も破壊しなきゃな
お前をこのクソ忌々しい呪縛から解き放ってやる!!!!」
刀を受けとり、にいっと笑ったサタンに燐は「くるな!!」と叫んだ。
その瞬間、燐の身体から上がる青い炎。
燐の様子を見て、サタンは笑った。
「なんだァソレ?小便でも漏らしたのか?
早く悪魔としての本性を取り戻せ!」
急いでいるのかサタンは燐の服を掴み、引きずる。
燐は放せ、と抵抗するがサタンの力では無意味に近い。
「俺は・・・
に・・・にんげん・・・」
「燐は人間?」
引きずられる燐の前にリリスは立ち尋ねた。
首を傾げて「燐が人間?まさか」と笑い、リリスは壁際に置かれた鏡を指差す。
鏡に写ったのはサタンと同じ、青い炎を纏う自分の姿。
サタンは少女の顎を掴むとかぶり付くかの様なキスをした。
始めは反応がなかった少女も少しすると声が漏れ始める。
苦し気な声が甘い声に変わった頃、ごとりと少女がしていた腕輪が真っ二つに割れて床へと落ちた。
「・・・物質界で貴方と逢える何て何千年ぶりかしら」
その声は昔、少女から聴いた声と全く一緒だった。
けど、違う。
確かに先程までいた少女はいつの間にか燐と同じ位に迄成長し、少女の様で女性の様な雰囲気を持っていた。
「リリス、お前はどんな姿をしてても最高にイイ女だ」
「自分の子供が目の前にいるのにそんな事言ってて良いの?」
「俺も、お前も人目気にする奴か?」
「違うわね」
サタンにリリスと呼ばれた元少女は彼に抱き付き再度キスを楽しむ。
二人から聴こえるリップ音、目の前で起こる非現実に固まるしかない燐。
「ああ、駄目ね」
と、リリスの言葉にキスシーンが終わった。
「最強と言われた聖騎士の身体でも貴方には耐えられないのね」
口許に付いた血を舌で舐めとるリリス。
リリスから離れたサタンは「ああ、」と頷く。
「こいつの身体ですら長くもたんようだ」
サタンは指を掴むと躊躇なく指を引きちぎる。
それを見て驚く燐、サタンは引きちぎった手から落ちる血を床に垂らして何語かも分からない呪文を唱えた。
「これを造れるのは悪魔の中でも魔神だけだ」
ボコボコと音をたて、フローリングの床から現れた大きな扉をサタンは
「虚無界の門」
と呼んだ。
現れた門を目の前にリリスは暢気に拍手を送っている。
「さあ、行こうぜ虚無界へ」
「彼を虚無界に連れてくなら刀を何とかしないと」
リリスはそう言うと床に置かれた刀を拾い上げてサタンに差し出した。
「ああ、そーだ。剣も破壊しなきゃな
お前をこのクソ忌々しい呪縛から解き放ってやる!!!!」
刀を受けとり、にいっと笑ったサタンに燐は「くるな!!」と叫んだ。
その瞬間、燐の身体から上がる青い炎。
燐の様子を見て、サタンは笑った。
「なんだァソレ?小便でも漏らしたのか?
早く悪魔としての本性を取り戻せ!」
急いでいるのかサタンは燐の服を掴み、引きずる。
燐は放せ、と抵抗するがサタンの力では無意味に近い。
「俺は・・・
に・・・にんげん・・・」
「燐は人間?」
引きずられる燐の前にリリスは立ち尋ねた。
首を傾げて「燐が人間?まさか」と笑い、リリスは壁際に置かれた鏡を指差す。
鏡に写ったのはサタンと同じ、青い炎を纏う自分の姿。