碧碧
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「解」
服を捲り手を当てた腹部には先程まで無かった紋様が浮かび上がる。
「解」
まるで傷口が開く様にぱっくりと開いた腹部から覗くのは剣の柄。
「解」
その開いた腹部から覗く柄を掴み、引き出せば自身の身の丈程の剣が現れる。
剣の鞘を掴み少し抜けば碧の視界は青く、
世界は青に染まった。
青い炎で身を包んだ碧の姿に悪魔達は戦く。
『その、青い炎は・・・!』
鞘から完全に剣を抜いた碧は青い炎を纏った剣を両手に駆け出した。
「何やこれは」
ぽこっ
何て擬音では温い鉄拳を八百造から食らった金造は殴られた頭を押さえ涙を浮かべる。
「ってー・・・何やねんおとん!出会い頭、急に殴りよって
こんなん児童虐待やで!」
「何が児童虐待や。頼んだこともまともにできへんお前が偉そうに言うな」
八百造渾身の二発目は側にいた竜士や廉造達も思わず目を瞑るものだった。
「俺が何した言うねん」
「何した?確かに何もしとらへん
これに見覚えないか」
八百造が金造の前に出したのは何の変哲もない竹箒で、その出された竹箒を見た金造は「げっ」と声を漏らす。
「お父、それ何処に・・・」
「寺の裏に掃除途中のまま捨ててあったわ」
「なんやて!さてはあいつ掃除サボって逃げたな!」
今に見つけだして文句を言わなければ気が済まないと言った金造は方向転換をして歩きだした。
のだがその動きを止めるのは八百造の手である。
「おかしいやないか金造。俺はお前に境内の掃除を頼んだ筈やのに掃除をサボったあいつ言うんは誰なんや?」
正直に答えてみと言った八百造の手は掴んだ金造の頭をぎりぎりと圧迫していた。
手だけでない、金造は八百造に背を向けていたので表情は見えなかったが背後から感じる気迫は凄まじいもので金造は思わず生唾を飲み込む。
「え、えぇーっとなお父
これには深ーい理由があってやなぁ・・・」
「ほう、その深い理由とやらじっくり聞かしてもらおやないか」
首根っこを掴まれた金造は抵抗虚しく説教部屋行きとなった。
自業自得や、と実の兄を厳しく切り捨てた廉造に対し竜士と子猫丸は耳に聴く八百造の恐ろしさに憐れみを送る。
「しかし、金造さんは一体誰に掃除を頼んだんやろか」
「頼んだんちゃうで!どうせ金造のアホが無理矢理押し付けたんや」
「やったら・・・」
一体誰が金造に仕事を押し付けられたのか。
寺にいても仕事がなく金造が掃除を押し付けられる人物。
寺にいる大人の大半は何かしら仕事をしているし流石の金造も自分より年上の者に自分の仕事を押し付けないだろうと考え、上がる候補を否定で打ち消していけば残った人物は一人。
「あいつか、」
服を捲り手を当てた腹部には先程まで無かった紋様が浮かび上がる。
「解」
まるで傷口が開く様にぱっくりと開いた腹部から覗くのは剣の柄。
「解」
その開いた腹部から覗く柄を掴み、引き出せば自身の身の丈程の剣が現れる。
剣の鞘を掴み少し抜けば碧の視界は青く、
世界は青に染まった。
青い炎で身を包んだ碧の姿に悪魔達は戦く。
『その、青い炎は・・・!』
鞘から完全に剣を抜いた碧は青い炎を纏った剣を両手に駆け出した。
「何やこれは」
ぽこっ
何て擬音では温い鉄拳を八百造から食らった金造は殴られた頭を押さえ涙を浮かべる。
「ってー・・・何やねんおとん!出会い頭、急に殴りよって
こんなん児童虐待やで!」
「何が児童虐待や。頼んだこともまともにできへんお前が偉そうに言うな」
八百造渾身の二発目は側にいた竜士や廉造達も思わず目を瞑るものだった。
「俺が何した言うねん」
「何した?確かに何もしとらへん
これに見覚えないか」
八百造が金造の前に出したのは何の変哲もない竹箒で、その出された竹箒を見た金造は「げっ」と声を漏らす。
「お父、それ何処に・・・」
「寺の裏に掃除途中のまま捨ててあったわ」
「なんやて!さてはあいつ掃除サボって逃げたな!」
今に見つけだして文句を言わなければ気が済まないと言った金造は方向転換をして歩きだした。
のだがその動きを止めるのは八百造の手である。
「おかしいやないか金造。俺はお前に境内の掃除を頼んだ筈やのに掃除をサボったあいつ言うんは誰なんや?」
正直に答えてみと言った八百造の手は掴んだ金造の頭をぎりぎりと圧迫していた。
手だけでない、金造は八百造に背を向けていたので表情は見えなかったが背後から感じる気迫は凄まじいもので金造は思わず生唾を飲み込む。
「え、えぇーっとなお父
これには深ーい理由があってやなぁ・・・」
「ほう、その深い理由とやらじっくり聞かしてもらおやないか」
首根っこを掴まれた金造は抵抗虚しく説教部屋行きとなった。
自業自得や、と実の兄を厳しく切り捨てた廉造に対し竜士と子猫丸は耳に聴く八百造の恐ろしさに憐れみを送る。
「しかし、金造さんは一体誰に掃除を頼んだんやろか」
「頼んだんちゃうで!どうせ金造のアホが無理矢理押し付けたんや」
「やったら・・・」
一体誰が金造に仕事を押し付けられたのか。
寺にいても仕事がなく金造が掃除を押し付けられる人物。
寺にいる大人の大半は何かしら仕事をしているし流石の金造も自分より年上の者に自分の仕事を押し付けないだろうと考え、上がる候補を否定で打ち消していけば残った人物は一人。
「あいつか、」