寂しがり屋な娘の話
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先程の枯れた草も気になるがそれよりもミナトに首を傾げさせたのは里のアカリに対する反応だった。
アカリを拐われただけでなく彼女の命迄も失ったというのに里の出した命は木ノ葉の病院に彼女を連れていく事。
ミナトに対する処罰の話はなく、彼女を病院に連れて行く事が里の命令だった。
自分の処罰は彼女を病院に連れて行った後になるのか、そんな事を考えながら病院に入れば待合室の真ん中で腕を組み仁王立ちする人影。
「あんた達を待ってたよ」
伝説の三忍の一人、綱手その人だった。
ミナト達が言葉を発するに「こっちだ」と二人の先頭をきり歩きだす。
先を歩く綱手の後ろを二人は慌てて付いていく。
診療時間外のせいか、院内は要所要所でしか灯りはついておらずかなり暗い。
うっかり綱手の後ろについていくのを少しでも遅れれば真っ暗な院内で迷子になりそうな程。
「三代目から事情は聞いてるよ。
その子はこの院内でも秘匿中の秘匿だから移動は全部階段になるがが勘弁しとくれ」
「俺達は階段でも構いませんが」
里の忍をしている二人には院内の階段等別に苦ではなく、アカリを抱えているミナトの足はまだまだ軽いものだった。
「あの、」
と声を出したのはカカシで、綱手もミナトも足を止めて彼の方を振り向く。
「なんだい」
「アカリさんはもう死んでるんですよ?
今更病院で何をするって言うんですか」
カカシは自分で出来る限りの救命措置をアカリに施したが彼女は息を吹き返す事はなかった。
しかも完全に心肺停止をしてから数十分、ミナトが合流し森を抜け病院に着いた時点で一時間は経っている。
今更、病院に来てをするというのか
検討もつかず、その身を苛む罪悪感に声を荒げたカカシを綱手はじっと見つめた。
「あんたはかなり追い込まれてる様だね。そんなにこの子の事が気に入ってるのかい?」
「そんな事」
ない言う筈が上手く言い切れず俯くカカシを綱手は憐れみの目で見下す。
「死んだ人間だって病院で世話になる事はあるよ。死亡診断書も死体検案書も医者が発行するもんだからね。
まあ、」
カカシに向けられていた視線がアカリに向けられる。
「その子には必要のない物だけどね」
彼女に向けられた視線はすぐに逸らされて、綱手は階段を登りきったその先の部屋の前で足を止めた。
「この部屋に運んどくれ」
扉を開けて二人を招く綱手。
ミナトはその部屋に見覚えがあった。
前と変わらず転落の問題を気にしない大きな窓から射し込む柔らかな月明かり。
その月明かりに照らされた部屋は前の時の様に全面緑でも真っ白でもなく優しく淡い青で染まっている。
部屋にはやはりベットしかなく、そこに彼女の体を沈めた。
「別に私を呼ぶ必要ないだろうに
放っておけばこの子は勝手に目を覚ます」
「覚ますって、この人は胸を刺されて心肺停止したんです。血もいっぱい流してたし口からもいっぱい血を吐いて」
「それはまともな人間の死亡原因だろ?
この子がそんなまともな原因で死ぬと思うのかい」
呆れた、と綱手は反論してきたカカシを嘲笑する。
その嘲笑にカカシは又も反論するかと思いきやしなかった。
というよりもカカシも、彼と一緒に聞いていたミナトにも綱手の言葉の意味がよく分からずぱちくりと瞬きをするだけ。
「それは、つまり・・・
どういう事ですか」
訳が分からないといった様な二人に綱手が驚かされる。
「あんた達、三代目から何にも聞いてないのかい?
その子は」
むごっ、と綱手の声が突然くぐもった。
開いたままの扉から腕が生えていてその腕が綱手の口を塞いでいる。
またしても敵が現れたのかとクナイを構えたミナトとカカシ。
その二人を止めたのは口を塞がれていた綱手だった。
アカリを拐われただけでなく彼女の命迄も失ったというのに里の出した命は木ノ葉の病院に彼女を連れていく事。
ミナトに対する処罰の話はなく、彼女を病院に連れて行く事が里の命令だった。
自分の処罰は彼女を病院に連れて行った後になるのか、そんな事を考えながら病院に入れば待合室の真ん中で腕を組み仁王立ちする人影。
「あんた達を待ってたよ」
伝説の三忍の一人、綱手その人だった。
ミナト達が言葉を発するに「こっちだ」と二人の先頭をきり歩きだす。
先を歩く綱手の後ろを二人は慌てて付いていく。
診療時間外のせいか、院内は要所要所でしか灯りはついておらずかなり暗い。
うっかり綱手の後ろについていくのを少しでも遅れれば真っ暗な院内で迷子になりそうな程。
「三代目から事情は聞いてるよ。
その子はこの院内でも秘匿中の秘匿だから移動は全部階段になるがが勘弁しとくれ」
「俺達は階段でも構いませんが」
里の忍をしている二人には院内の階段等別に苦ではなく、アカリを抱えているミナトの足はまだまだ軽いものだった。
「あの、」
と声を出したのはカカシで、綱手もミナトも足を止めて彼の方を振り向く。
「なんだい」
「アカリさんはもう死んでるんですよ?
今更病院で何をするって言うんですか」
カカシは自分で出来る限りの救命措置をアカリに施したが彼女は息を吹き返す事はなかった。
しかも完全に心肺停止をしてから数十分、ミナトが合流し森を抜け病院に着いた時点で一時間は経っている。
今更、病院に来てをするというのか
検討もつかず、その身を苛む罪悪感に声を荒げたカカシを綱手はじっと見つめた。
「あんたはかなり追い込まれてる様だね。そんなにこの子の事が気に入ってるのかい?」
「そんな事」
ない言う筈が上手く言い切れず俯くカカシを綱手は憐れみの目で見下す。
「死んだ人間だって病院で世話になる事はあるよ。死亡診断書も死体検案書も医者が発行するもんだからね。
まあ、」
カカシに向けられていた視線がアカリに向けられる。
「その子には必要のない物だけどね」
彼女に向けられた視線はすぐに逸らされて、綱手は階段を登りきったその先の部屋の前で足を止めた。
「この部屋に運んどくれ」
扉を開けて二人を招く綱手。
ミナトはその部屋に見覚えがあった。
前と変わらず転落の問題を気にしない大きな窓から射し込む柔らかな月明かり。
その月明かりに照らされた部屋は前の時の様に全面緑でも真っ白でもなく優しく淡い青で染まっている。
部屋にはやはりベットしかなく、そこに彼女の体を沈めた。
「別に私を呼ぶ必要ないだろうに
放っておけばこの子は勝手に目を覚ます」
「覚ますって、この人は胸を刺されて心肺停止したんです。血もいっぱい流してたし口からもいっぱい血を吐いて」
「それはまともな人間の死亡原因だろ?
この子がそんなまともな原因で死ぬと思うのかい」
呆れた、と綱手は反論してきたカカシを嘲笑する。
その嘲笑にカカシは又も反論するかと思いきやしなかった。
というよりもカカシも、彼と一緒に聞いていたミナトにも綱手の言葉の意味がよく分からずぱちくりと瞬きをするだけ。
「それは、つまり・・・
どういう事ですか」
訳が分からないといった様な二人に綱手が驚かされる。
「あんた達、三代目から何にも聞いてないのかい?
その子は」
むごっ、と綱手の声が突然くぐもった。
開いたままの扉から腕が生えていてその腕が綱手の口を塞いでいる。
またしても敵が現れたのかとクナイを構えたミナトとカカシ。
その二人を止めたのは口を塞がれていた綱手だった。
