寂しがり屋な娘の話
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「こんばんは、」
空からの声にヒアシは顔を上へと向ける。
屋根の上に立つ声の主は月を背景に立っている為、顔がはっきり見えないが声に覚えがあった。
「確か、
アカリと言ったか」
名前を呼ばれて、アカリはにっこりと笑う。
「覚えててくれたんですね。
嬉しい」と、
「日向に忍び込む?」
そう聞き返してきた大蛇丸にアカリは「違う」と否定する。
「忍び込むんじゃなくてビー玉を返してもらいに行くの」
「でも正面から訪ね入るんじゃなくて上から行くんでしょ?
そういう事を忍び込むって言うんじゃないかしら」
大蛇丸の言葉にアカリは無言だった。
三代目に会う前に買った餡蜜を黙々と食べているだけで反論しない。
器に残った最後の寒天を食べると一息ついてお茶を飲む。
「・・・忍び込んで何かを盗もうってわけじゃないからいいの」
大蛇丸に何と反論するか考えて出た言葉がそれだった。
疚しい気持ちなど無いと言い切るアカリの目はしっかりと泳いでいる。
「まあ、ビー玉を探すだけだから良いんじゃない」
「!そうだよね」
ぱあっと華やぐアカリの表情に大蛇丸は笑みを浮かべた。
「何処へでも付いて行ってあげるわよ。アカリの為なら日向でも何処でもね」
普通の女性ならば喜びそうな大蛇丸の言葉にアカリは一度、きょとんとして笑う。
「別に付いて来なくても大丈夫だよ。ビー玉は近付けば何処か分かるし」
それに夜道は危ないよ何て言われてしまい、大蛇丸の笑みが歪み、眉間には皺がよった。
頭が痛くなるのを感じて眉間を押さえた大蛇丸は「あのね、」と口を開く。
「私は、貴女の護衛なのよ」
「うん、でも私強いから」
大丈夫だよ!なんて言われて頭痛が更に酷くなるのを感じる。
確かに強い、強いのだけれども、
大蛇丸はアカリに力があるのは知っていたし、使える術何て自分ではかなわないほどあるのも知っていた。
けど、そういう話をしているのではなくて
話がずれている、そう思った。
「・・・とにかく、私は貴女の護衛何だから付いて行くわよ
何が何でも」
話を戻そうと言い争っても無駄な気がして無理矢理付いて行くと宣言した大蛇丸にアカリは
「わ、分かった」
としか言えなかった。
そんなこんなで話の没頭に戻る。
空からの声にヒアシは顔を上へと向ける。
屋根の上に立つ声の主は月を背景に立っている為、顔がはっきり見えないが声に覚えがあった。
「確か、
アカリと言ったか」
名前を呼ばれて、アカリはにっこりと笑う。
「覚えててくれたんですね。
嬉しい」と、
「日向に忍び込む?」
そう聞き返してきた大蛇丸にアカリは「違う」と否定する。
「忍び込むんじゃなくてビー玉を返してもらいに行くの」
「でも正面から訪ね入るんじゃなくて上から行くんでしょ?
そういう事を忍び込むって言うんじゃないかしら」
大蛇丸の言葉にアカリは無言だった。
三代目に会う前に買った餡蜜を黙々と食べているだけで反論しない。
器に残った最後の寒天を食べると一息ついてお茶を飲む。
「・・・忍び込んで何かを盗もうってわけじゃないからいいの」
大蛇丸に何と反論するか考えて出た言葉がそれだった。
疚しい気持ちなど無いと言い切るアカリの目はしっかりと泳いでいる。
「まあ、ビー玉を探すだけだから良いんじゃない」
「!そうだよね」
ぱあっと華やぐアカリの表情に大蛇丸は笑みを浮かべた。
「何処へでも付いて行ってあげるわよ。アカリの為なら日向でも何処でもね」
普通の女性ならば喜びそうな大蛇丸の言葉にアカリは一度、きょとんとして笑う。
「別に付いて来なくても大丈夫だよ。ビー玉は近付けば何処か分かるし」
それに夜道は危ないよ何て言われてしまい、大蛇丸の笑みが歪み、眉間には皺がよった。
頭が痛くなるのを感じて眉間を押さえた大蛇丸は「あのね、」と口を開く。
「私は、貴女の護衛なのよ」
「うん、でも私強いから」
大丈夫だよ!なんて言われて頭痛が更に酷くなるのを感じる。
確かに強い、強いのだけれども、
大蛇丸はアカリに力があるのは知っていたし、使える術何て自分ではかなわないほどあるのも知っていた。
けど、そういう話をしているのではなくて
話がずれている、そう思った。
「・・・とにかく、私は貴女の護衛何だから付いて行くわよ
何が何でも」
話を戻そうと言い争っても無駄な気がして無理矢理付いて行くと宣言した大蛇丸にアカリは
「わ、分かった」
としか言えなかった。
そんなこんなで話の没頭に戻る。