寂しがり屋な娘の話
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月明かりに照らされた小さな白磁の杯に透明な液体が注がれる。
「ねえ、大蛇丸。それ美味しい?」
尋ねられた大蛇丸はそうね、と何故か思案を始める。
美味しいと即答しないという事は不味いのか、何て考えていれば大蛇丸は「美味しいというより気持ち良いわね」と答えた。
「気持ち良いの?美味しいじゃなくて?」
「そうよ。もちろん美味しいんだけどこれは飲むと体が軽くなるの」
ふーんと、説明だけではあまり納得していないアカリはただ大蛇丸が口を付ける杯を見つめる。
「飲んでみる?」
「みる!」
今まで寝転がっていたアカリはそう言われた途端、立ち上がり大蛇丸の前でスタンバイ。
大蛇丸は杯を空けて新しく注ぐとアカリの前に出した。
「わ~い・・・?」
「どうしたの?」
杯を受け取ったが飲もうとしないアカリに大蛇丸は頭を傾げる。
「何だが凄く既視感」
「気のせいじゃない?」
そっか、と納得してアカリはやっと杯に口を付けた。
その様子を眺めて大蛇丸は微笑んでいる。
飲み干し、杯を下へと下ろせばアカリの頬に花が咲いたかのような赤みがさす。
「どう?お酒の味は」
「これ、お酒なんだ。少し苦いけど美味しいね」
「それは良かったわ。
もう一杯どう?」
大蛇丸の勧めにアカリ「飲む~」と既に上気した顔をしてお酌を受けた。
ふと、大蛇丸の飲み方を思い出して真似をする。
酒を呷ればぐらりと世界が回った気がした。
突然傾いたアカリの体を大蛇丸は慌てて支える。
「アカリ!貴女、大丈夫?」
「あ~・・・大蛇丸だ」
アカリはにこにこと大蛇丸の腕の中で笑っていた。
明らかにさっきとは様子が違う事に大蛇丸は気付く。
「・・・酔っぱらってるわね、アカリ」
「私、酔っぱらってないよ」
「酔っぱらいは皆、そう言うのよ」
「酔っぱらってなんかない・・・」
そう言って大蛇丸の顔に近付いた。
酔っぱらっていないと言ったアカリの青い瞳は既に蕩けそうな熱を帯びている。
「・・・・・・」
青い瞳から視線を逸らすタイミングを見失って、見つめあっていれば近かったアカリの顔がより一層近くなった。
大蛇丸の肩を掴んだアカリはただ見つめる。
そしてやっと動いたかと思うと大蛇丸の頬にキスをした。
頬だけではない、
額に
首に
目元に
鼻に
キスをするアカリに大蛇丸は
「ほら、やっぱり酔ってるわ」
と笑った。
「ねえ、大蛇丸。それ美味しい?」
尋ねられた大蛇丸はそうね、と何故か思案を始める。
美味しいと即答しないという事は不味いのか、何て考えていれば大蛇丸は「美味しいというより気持ち良いわね」と答えた。
「気持ち良いの?美味しいじゃなくて?」
「そうよ。もちろん美味しいんだけどこれは飲むと体が軽くなるの」
ふーんと、説明だけではあまり納得していないアカリはただ大蛇丸が口を付ける杯を見つめる。
「飲んでみる?」
「みる!」
今まで寝転がっていたアカリはそう言われた途端、立ち上がり大蛇丸の前でスタンバイ。
大蛇丸は杯を空けて新しく注ぐとアカリの前に出した。
「わ~い・・・?」
「どうしたの?」
杯を受け取ったが飲もうとしないアカリに大蛇丸は頭を傾げる。
「何だが凄く既視感」
「気のせいじゃない?」
そっか、と納得してアカリはやっと杯に口を付けた。
その様子を眺めて大蛇丸は微笑んでいる。
飲み干し、杯を下へと下ろせばアカリの頬に花が咲いたかのような赤みがさす。
「どう?お酒の味は」
「これ、お酒なんだ。少し苦いけど美味しいね」
「それは良かったわ。
もう一杯どう?」
大蛇丸の勧めにアカリ「飲む~」と既に上気した顔をしてお酌を受けた。
ふと、大蛇丸の飲み方を思い出して真似をする。
酒を呷ればぐらりと世界が回った気がした。
突然傾いたアカリの体を大蛇丸は慌てて支える。
「アカリ!貴女、大丈夫?」
「あ~・・・大蛇丸だ」
アカリはにこにこと大蛇丸の腕の中で笑っていた。
明らかにさっきとは様子が違う事に大蛇丸は気付く。
「・・・酔っぱらってるわね、アカリ」
「私、酔っぱらってないよ」
「酔っぱらいは皆、そう言うのよ」
「酔っぱらってなんかない・・・」
そう言って大蛇丸の顔に近付いた。
酔っぱらっていないと言ったアカリの青い瞳は既に蕩けそうな熱を帯びている。
「・・・・・・」
青い瞳から視線を逸らすタイミングを見失って、見つめあっていれば近かったアカリの顔がより一層近くなった。
大蛇丸の肩を掴んだアカリはただ見つめる。
そしてやっと動いたかと思うと大蛇丸の頬にキスをした。
頬だけではない、
額に
首に
目元に
鼻に
キスをするアカリに大蛇丸は
「ほら、やっぱり酔ってるわ」
と笑った。