第2話-馳せる-
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3限目、4限目が終わり、お昼休みを挟んだ後
5限目はハンジ先生の生物の授業だ
こっちはなんなく授業に集中できた
やっぱりリヴァイ先生だから集中できないのかと、私は完全にリヴァイ先生のせいにした
「でね!O型とO型から生まれた子はO型にしかなりえないんだよ!不思議だと思わないかい!?A型とA型の子はA型とO型が生まれるというのに!」
ハンジ先生の授業はほとんど、興奮でできていると思う
何年も何時間もきっと同じ授業をしているのに
ずっとこのテンションなのかと、少し笑ってしまう
「(ハンジ先生、すごく楽しそう)」
それに反映されてクラスメイトの顔も楽しそうで
生物はまず、赤点なんて出ないだろう
…………数学も別の意味で出なさそうだが
ハンジ先生の授業が終わったあと、6限目はなんと睡魔に耐えきって、放課後を迎えた
「おし、帰ろうぜー」
帰りのホームルームでは、先生と1度も目が合うことなく
先生は連絡事項だけを言い伝え、教室を後にした
エレンとミカサは帰りの支度を済ませ、私とアルミンの元へきた
「うん、帰ろう」
とアルミンが立ち上がった
「あ、あ!私、ハンジ先生に聞きたいことがあったんだった!」
「ん?何を聞きに行くんだ?」
なんで私は嘘をついたんだろう
普通にリヴァイ先生に呼ばれたからと言えばいいのに
「あー………授業のことでわからない所があって………」
「お前、勤勉なんだな。待ってるから早く行ってこいよ」
「い、いいよ!ハンジ先生話長そうだし………」
私がそう言うとエレンは、あー…………と苦笑いをした
「確かに、長そうだな」
「う、うん………」
「じゃあ先に帰るぞ?」
「うん!また明日!」
昨日と同様、私はエレン達を見送った
後ろで歩いていたアルミンが振り返ると
両手で拳を作り、頑張れ!と口パクで伝えてきた
…………アルミンにはバレていたようだ
私はしばらくして、教室を後にし、数学準備室に向かった
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