第2話-馳せる-
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「優佳、おはよう!」
「あ!アルミン!おはよう」
学校の最寄りから歩いていると後ろからアルミンに声をかけられた
「エレンとミカサは?」
「エレンが寝坊して、ミカサはそれに付き合ってる」
「アルミンは付き合わなくてよかったの?」
「うん。そういう約束なんだ」
「ふぅん………」
アルミンたちの約束に首を傾げながらも、私は歩くスピードを落とした
「昨日は、ごめんね」
「ううん、おじいちゃんどこか悪いの?」
「足がちょっとね。でも前よりかは良くなってるし、大丈夫」
「そっか!安心したよ」
アルミンはありがとうと、笑ってみせた
「先生の用事はなんだったの?」
ドキ、とアルミンの質問に心臓が浮いた
「ら………来月、校外学習があるんだって!それの資料をまとめんの手伝ってくれって………」
「資料?」
「うん、なんか……集合時間とかル、ルール?とかが書かれたやつをクラスの人数分まとめてくれって……」
「ふぅん………」
「な、なに?」
不思議そうな顔を見せたアルミンに、恐る恐るそう聞いた
「いや、クラスの人数分なら僕達に手伝わせなくても、1枚ずつクラスメイトに配って、まとめさせた方が早いんじゃないかなと思って」
……………確かにそうだ
なんでそんな簡単なことに気づかなかったんだろう
「そっちの方が、ずっと楽だし、時間もかからないのにね」
ははっ、と笑ったアルミンの横顔を私は眺めていた
「そういえば昨日のバラエティ番組が面白くてさ………」
その後アルミンとたわいない会話をして
エレンとミカサがクラス着いたのは朝のホームルームが始まる5分前だった
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