第1話-出会い-
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その後、6時をまわったところで私たちは解散した
3人は私とは反対方面の電車に乗り、また学校でと手を振った
家の前に着くとポーチライトがついていて
私は急いで家の中へ入った
「ただいまー!」
家に帰ると大好きな匂いが充満していて
「おかえり!今日のご飯はハンバーグよ」
珍しく私より先にお母さんが帰宅していた
「やった!」
「先にお風呂入ってくる?」
「うん!そうする!」
自室に行き、お風呂の準備をする
沸かしていてくれた湯船に体を入れると、1日の出来事が降ってくる
「いろいろあったなぁ………」
エレン、ミカサ、アルミンとの再会
そして、リヴァイ先生との再会
エルヴィン先生とハンジ先生、エルド先生との間にある不思議な感覚
全てが前世と繋がってるじゃないかと
そんな気がしてきてしまう
「巨人か…………」
アルミンに説明を受けていて、全くと言っていいほどピンと来なかった
本当に私は前世で巨人と戦っていたのか
調査兵団に入った理由はなんだったのか
分からずじまいだった
そもそも巨人はどこから発生して、何のために扉を破ったのか
「50mの巨人って、大きすぎない………?」
想像してみてもその大きさがどれくらいのものか、全く想像がつかない
前世の記憶をこれから徐々に思い出していくのだろうか
それともここで、私の記憶が蘇ることはないのだろうか
お昼ご飯を食べながら話してくれたエレンたちの今までどう過ごしてきたかという話では
エレン達は物心ついた時から前世の記憶があったと言っていた
それはもう鮮明に、今と前世が混ざってしまうほどだったと言う
その記憶に悩まされたこともあったと
思い出しては苦しんだこともあったという
先に出会っていたのはエレンとアルミンで
共にその辛さを共有していた
ミカサは10歳の時、こっちに引っ越してきて
2人と出会い、その時は3人で泣きじゃくったと笑っていた
「物心ついた時からってことは、思い出すことはないのかな………」
どちらにしても不安な思いをかき消し、私はお風呂を出た
.