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日常編
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先日の件以降私はなるべく任務の時も術式を使わないように気を遣い、誰かと任務が一緒になった際にはできるだけ一緒に行動し私が無茶をしないように見張ってもらったりした。
そんな中何かと伏黒君と任務が一緒になることが増えて、最近では帰りも一緒になる事もしばしば。
そして今日の帰りも伏黒君と一緒になり、高専への道をとぼとぼと歩いてる。
「私は虎杖君と一緒に任務したいし一緒に帰りたいのに...どうしていつも芋なのよ...」
「なりたくて一緒になってる訳じゃねーよ。補助監督が任務先の情報見てお前と俺が丁度いいってなってこうなってんだ」
「...マジレスしなくてもいいじゃない」
そんなの分かってるし別に嫌って訳じゃないけど。それにしたって虎杖君と任務になる確率が低すぎるのだ。
「ねぇ、なんでだと思う?私と虎杖君が一緒にならない理由。もう仕組まれてると思うの」
「そりゃ、お前が虎杖の前だとポンコツになるからだろ」
「彼氏の前で恥ずかしくなって極限に可愛くなってると言いなさいよ」
「......自覚あるのかよ」
確かに、私が虎杖君の前ではポンコツになるのは自分でもよくわかってる。だって、私は虎杖君の前でだけは"可愛い女の子"でありたいのだ。戦い方だって、こんなボコスカ殴るって男みたいに拳で勝負なんて可愛くないし...こんな所見られたら私ショックで失神しそう。
「とにかく、私は虎杖君の前では可愛くありたいの。ふわふわのキラキラなの。わかる?」
「いや、何一つわからねぇ」
「わかる?」
「......(これわかるって言うまで続くやつだな)」
はぁ。だから一緒の任務にされないのかなぁ。でも私だって虎杖君が戦ってるかっこいい所をリアルタイムで見たい...。一体どうすれば...
「そもそも、もしお前の虎杖の前で可愛こぶって使い物にならん状態を抜きにしても」
「おいすごいディスるじゃん伏黒君なんなの」
「...戦闘スタイル、柊も虎杖も近接なんだからそういうのでも一緒にはなりにくいだろ」
......ハッ!
な、も、盲点だった...戦闘スタイル!
そうだ、私も虎杖君も殴って殴って殴りまくる系だ!?虎杖君も殴る蹴るだし、私も殴るぶん殴るだし...対して伏黒君は後方援助、近接、中距離とかバランスいいし...
「...確かに伏黒君と一緒の方が戦いやすいね」
「なんだよ急に」
「改めて伏黒君はすごいなって思っただけだけど」
「.........あ、そ」
目逸らしてるけど喜んでるの赤くなってる耳見ればわかるんだよな。
あーあ、虎杖君と一緒になる確率を上げるために私も後方支援系の術式とか試してみようかなぁ...いや私の術式使いようによっちゃ全然フォローとかも回れるんだけど、使うと私メンタルおかしくなっちゃうし。
「はぁーあ。弓借りて練習しよっかなー。真希さん弓系の呪具持ってないかな」
「言えば探してくれそうだけどな。でもお前ああいうの苦手だろ、的狙って打つとか」
的を狙う...かぁ。
少し考えたけどやっぱり私には向いてないかな。
「的狙う暇あったら殴る」
「そういう所はお前虎杖とそっくりだよな。脳筋というか」
「そ、そんなっ虎杖君と寸分違わず似ていて相性がとてもいいだなんて...褒め上手ね伏黒君」
「お前の耳はどうなってるんだよ...」
雑談を交えながら(ほぼ虎杖君の話)ようやく高専へ到着。共同スペースで少し寛いでから帰ろうと思ったら伏黒君も立ち寄るらしくそこまで一緒に行くことに。
「伏黒君は何しに行くの?」
「冷蔵庫の中に任務終わったら食う用の飯入れてあるからあっためて食う」
「...まさか私が昨日見たあのコンビニ弁当とか言わないよね」
「いや、それだけど」
はぁ????こいつ正気????
いつもヒョロヒョロの長芋みたいな芋だなとは思ってたけどあんな栄養価が無さすぎるカロリーと塩分の塊のような物を食って生きてるの?
「その弁当は今すぐ捨てなさい」
「は?勿体ないだろ。つかそしたら俺の晩飯ない」
「伏黒君は虎杖君と野薔薇呼んできて。今日は私が夕飯を作ってあげる。二度とコンビニ弁当を食べれない口にしてやる」
「はぁ......?」
◆
◆
◆
「雪乃〜、夕飯何作んの?俺も手伝うよ!」
暫くして伏黒君が2人を呼んできてくれたので私は早速準備に取り掛かる。前に買いだめしてた分の材料があったので今日はそれらを使うことにする。
「虎杖君ありがとう〜!今日は和食にしようと思って!ニラ入りだし巻き玉子と、タケノコご飯、メインに鮭の上にキノコたっぷりの餡掛けかけたやつにジャガイモの味噌汁!」
「聞いてるだけでうまそー!!!」
「野薔薇はソファで待ってていいよ!伏黒君は味見係ね」
本来なら味見係は虎杖君なのだが、今日は別。フッ、私と虎杖君の愛の味に食べる度に酔いしれるといいわ。
「いや俺だけ味見係って...手伝えるなら手伝うけど」
「残念ながら私と虎杖君で作り上げる美味しさの邪魔になるだけだか「じゃあ伏黒は皿とか出したりしてー!」...お皿出して欲しいな伏黒君!」
「...おう」
虎杖君がお皿を出してって言うならそうするべきよね。うん。お皿にホコリでも付いていようものなら頭から牛乳かけてやるわ。
「にしても、雪乃最近伏黒と一緒にいること多くねぇ?」
「えっ。ううん、そんな事ないよ。確かに任務が被ったりして帰りも必然的に一緒になる事は増えたかもしれないけど...でもでも!誓って虎杖君の事しか考えてないよっ!?」
「いや別に任務被ったりすんの仕方ねーよ。そこに文句はなんもないけど!それに伏黒なら何もねーってわかってるし」
虎杖君は器用に切ったニラを卵と一緒に混ぜ、時折塩や醤油を入れて味を確認しながら焼き始める。はぅ、料理出来る虎杖君...好き。
「こーら雪乃、よそ見しない」
はぅあ、今の聞きました?「こーら」って。
あーーー虎杖君の携帯に録音機能付けといて良かったぁ!後で100回聞いてから焼き増ししよう。それからPCにデータ移行しなきゃ。
「ん、そろそろ味噌汁も良さそう。伏黒ー!こっち味見!」
「ん」
わ、私も虎杖君が作った味噌汁の味見したぃぃぃ。クソ、伏黒君め...男の中では虎杖君と1番仲がいいのかもしれないけど隣ポジションは私で定員オーバーなんだからね。譲らないんだから...!
「...!美味いな」
「ちょっと、私も味見したいんだけど」
「おう!釘崎の分も用意するから待ってて!」
野薔薇はいつの間にかソファからキッチンの方へ来たのか、なんなら私の作ったキノコの餡掛けも指で掬ってペロリと舐めていた。
「ん〜、この味噌汁も美味いわね。伏黒、アンタ雪乃の餡掛け食ってみ。超美味いから」
「いやまだ作りかけだろそれ」
「別にいいよ伏黒君。タレは出来てるからメインに手つけなきゃ味見しても」
「...じゃあ、少しもらう」
伏黒君はスプーンで少しだけ餡を掬ってふぅふぅとした後にゆっくり口に含んだ。
「...うめぇな」
「だろ?」
「ふふ、なんで野薔薇が得意げなのよ」
「雪乃俺にも!!」
「はぁい虎杖君!あ〜ん!」
「あー!んむっ。んーーー!ふまいはほれ!(訳:美味いなこれ!)」
「そこナチュラルにいちゃつかないでくれる?味噌汁が砂糖になるわ」
_______...数十分後
「完成!さ、召し上がれ」
テーブルに並んだご飯を囲んで皆で「頂きます!」をしまずメインの鮭を頂く。うん、我ながら上出来。数種類のキノコとあまじょっぱい餡掛けがいい感じ。お店でも開けそうな味ね。ふふん。
「どう伏黒君。コンビニ弁当なんかより断然美味いでしょう。私と虎杖君の愛の込められたご飯は」
「愛情は別として、普通にクソ美味い」
「愛情が1番大切な所なんだけど???」
「ん〜〜〜!このだし巻き玉子も最高〜!てかご飯もめっちゃ美味い〜!雪乃〜私のために毎日作ってよ」
「虎杖君のついででいいなら野薔薇の分も作ってあげる」
「もうそれでいいから作ってほしいわ本当に...」
「うん!味噌汁も美味いね〜!雪乃〜僕の分もついでによろしくね〜!」
.........ん?
なんかすごい聞きたくない幻聴が混ざってたような。
「あれ?五条先生も食いに来たの?」
「幻聴じゃなかった...」
「いやーいい匂いがしてきたからついね〜」
「先生の分はありませんお引き取り下さい」
「えーいいじゃんまだ余ってるみたいだしさ?」
そういう問題じゃねぇ。
くぅぅ虎杖君の前だから五条先生の顔面に熱々の餡掛け投げられない...!
「雪乃の作った飯美味いだろー?俺もう完全に胃袋掴まれてんだよね!どこの飯食っても雪乃のが1番美味いし!俺も真似して作ってみても雪乃みたいな味にならないんだよなぁ〜なんでだろ」
「虎杖、虎杖、そろそろやめなさい。雪乃がキャパオーバー気味よ」
い、い、虎杖君に毎日俺のためにご飯作ってって言われた...?(言ってない)
それってもう結婚だよね...?結婚...!!!!!
「ま、まだお互い高校生だから卒業するまで待ってて欲しいなっ!今すぐ結婚したいのは私も同じ気持ちだよ虎杖君っ!」
「何をどう聞いたらそうなるのよ」
「相変わらず虎杖の事になると思考回路が終わってんな」
「悠仁がもらってくれなかったら僕がお嫁にもらってあげようか?」
「あ?????」
「あっはは!顔怖」
結局何故か1年ズの夕飯の食卓に五条も加わりいつもより賑やか...いや大変騒がしい夜になった。
そんな中何かと伏黒君と任務が一緒になることが増えて、最近では帰りも一緒になる事もしばしば。
そして今日の帰りも伏黒君と一緒になり、高専への道をとぼとぼと歩いてる。
「私は虎杖君と一緒に任務したいし一緒に帰りたいのに...どうしていつも芋なのよ...」
「なりたくて一緒になってる訳じゃねーよ。補助監督が任務先の情報見てお前と俺が丁度いいってなってこうなってんだ」
「...マジレスしなくてもいいじゃない」
そんなの分かってるし別に嫌って訳じゃないけど。それにしたって虎杖君と任務になる確率が低すぎるのだ。
「ねぇ、なんでだと思う?私と虎杖君が一緒にならない理由。もう仕組まれてると思うの」
「そりゃ、お前が虎杖の前だとポンコツになるからだろ」
「彼氏の前で恥ずかしくなって極限に可愛くなってると言いなさいよ」
「......自覚あるのかよ」
確かに、私が虎杖君の前ではポンコツになるのは自分でもよくわかってる。だって、私は虎杖君の前でだけは"可愛い女の子"でありたいのだ。戦い方だって、こんなボコスカ殴るって男みたいに拳で勝負なんて可愛くないし...こんな所見られたら私ショックで失神しそう。
「とにかく、私は虎杖君の前では可愛くありたいの。ふわふわのキラキラなの。わかる?」
「いや、何一つわからねぇ」
「わかる?」
「......(これわかるって言うまで続くやつだな)」
はぁ。だから一緒の任務にされないのかなぁ。でも私だって虎杖君が戦ってるかっこいい所をリアルタイムで見たい...。一体どうすれば...
「そもそも、もしお前の虎杖の前で可愛こぶって使い物にならん状態を抜きにしても」
「おいすごいディスるじゃん伏黒君なんなの」
「...戦闘スタイル、柊も虎杖も近接なんだからそういうのでも一緒にはなりにくいだろ」
......ハッ!
な、も、盲点だった...戦闘スタイル!
そうだ、私も虎杖君も殴って殴って殴りまくる系だ!?虎杖君も殴る蹴るだし、私も殴るぶん殴るだし...対して伏黒君は後方援助、近接、中距離とかバランスいいし...
「...確かに伏黒君と一緒の方が戦いやすいね」
「なんだよ急に」
「改めて伏黒君はすごいなって思っただけだけど」
「.........あ、そ」
目逸らしてるけど喜んでるの赤くなってる耳見ればわかるんだよな。
あーあ、虎杖君と一緒になる確率を上げるために私も後方支援系の術式とか試してみようかなぁ...いや私の術式使いようによっちゃ全然フォローとかも回れるんだけど、使うと私メンタルおかしくなっちゃうし。
「はぁーあ。弓借りて練習しよっかなー。真希さん弓系の呪具持ってないかな」
「言えば探してくれそうだけどな。でもお前ああいうの苦手だろ、的狙って打つとか」
的を狙う...かぁ。
少し考えたけどやっぱり私には向いてないかな。
「的狙う暇あったら殴る」
「そういう所はお前虎杖とそっくりだよな。脳筋というか」
「そ、そんなっ虎杖君と寸分違わず似ていて相性がとてもいいだなんて...褒め上手ね伏黒君」
「お前の耳はどうなってるんだよ...」
雑談を交えながら(ほぼ虎杖君の話)ようやく高専へ到着。共同スペースで少し寛いでから帰ろうと思ったら伏黒君も立ち寄るらしくそこまで一緒に行くことに。
「伏黒君は何しに行くの?」
「冷蔵庫の中に任務終わったら食う用の飯入れてあるからあっためて食う」
「...まさか私が昨日見たあのコンビニ弁当とか言わないよね」
「いや、それだけど」
はぁ????こいつ正気????
いつもヒョロヒョロの長芋みたいな芋だなとは思ってたけどあんな栄養価が無さすぎるカロリーと塩分の塊のような物を食って生きてるの?
「その弁当は今すぐ捨てなさい」
「は?勿体ないだろ。つかそしたら俺の晩飯ない」
「伏黒君は虎杖君と野薔薇呼んできて。今日は私が夕飯を作ってあげる。二度とコンビニ弁当を食べれない口にしてやる」
「はぁ......?」
◆
◆
◆
「雪乃〜、夕飯何作んの?俺も手伝うよ!」
暫くして伏黒君が2人を呼んできてくれたので私は早速準備に取り掛かる。前に買いだめしてた分の材料があったので今日はそれらを使うことにする。
「虎杖君ありがとう〜!今日は和食にしようと思って!ニラ入りだし巻き玉子と、タケノコご飯、メインに鮭の上にキノコたっぷりの餡掛けかけたやつにジャガイモの味噌汁!」
「聞いてるだけでうまそー!!!」
「野薔薇はソファで待ってていいよ!伏黒君は味見係ね」
本来なら味見係は虎杖君なのだが、今日は別。フッ、私と虎杖君の愛の味に食べる度に酔いしれるといいわ。
「いや俺だけ味見係って...手伝えるなら手伝うけど」
「残念ながら私と虎杖君で作り上げる美味しさの邪魔になるだけだか「じゃあ伏黒は皿とか出したりしてー!」...お皿出して欲しいな伏黒君!」
「...おう」
虎杖君がお皿を出してって言うならそうするべきよね。うん。お皿にホコリでも付いていようものなら頭から牛乳かけてやるわ。
「にしても、雪乃最近伏黒と一緒にいること多くねぇ?」
「えっ。ううん、そんな事ないよ。確かに任務が被ったりして帰りも必然的に一緒になる事は増えたかもしれないけど...でもでも!誓って虎杖君の事しか考えてないよっ!?」
「いや別に任務被ったりすんの仕方ねーよ。そこに文句はなんもないけど!それに伏黒なら何もねーってわかってるし」
虎杖君は器用に切ったニラを卵と一緒に混ぜ、時折塩や醤油を入れて味を確認しながら焼き始める。はぅ、料理出来る虎杖君...好き。
「こーら雪乃、よそ見しない」
はぅあ、今の聞きました?「こーら」って。
あーーー虎杖君の携帯に録音機能付けといて良かったぁ!後で100回聞いてから焼き増ししよう。それからPCにデータ移行しなきゃ。
「ん、そろそろ味噌汁も良さそう。伏黒ー!こっち味見!」
「ん」
わ、私も虎杖君が作った味噌汁の味見したぃぃぃ。クソ、伏黒君め...男の中では虎杖君と1番仲がいいのかもしれないけど隣ポジションは私で定員オーバーなんだからね。譲らないんだから...!
「...!美味いな」
「ちょっと、私も味見したいんだけど」
「おう!釘崎の分も用意するから待ってて!」
野薔薇はいつの間にかソファからキッチンの方へ来たのか、なんなら私の作ったキノコの餡掛けも指で掬ってペロリと舐めていた。
「ん〜、この味噌汁も美味いわね。伏黒、アンタ雪乃の餡掛け食ってみ。超美味いから」
「いやまだ作りかけだろそれ」
「別にいいよ伏黒君。タレは出来てるからメインに手つけなきゃ味見しても」
「...じゃあ、少しもらう」
伏黒君はスプーンで少しだけ餡を掬ってふぅふぅとした後にゆっくり口に含んだ。
「...うめぇな」
「だろ?」
「ふふ、なんで野薔薇が得意げなのよ」
「雪乃俺にも!!」
「はぁい虎杖君!あ〜ん!」
「あー!んむっ。んーーー!ふまいはほれ!(訳:美味いなこれ!)」
「そこナチュラルにいちゃつかないでくれる?味噌汁が砂糖になるわ」
_______...数十分後
「完成!さ、召し上がれ」
テーブルに並んだご飯を囲んで皆で「頂きます!」をしまずメインの鮭を頂く。うん、我ながら上出来。数種類のキノコとあまじょっぱい餡掛けがいい感じ。お店でも開けそうな味ね。ふふん。
「どう伏黒君。コンビニ弁当なんかより断然美味いでしょう。私と虎杖君の愛の込められたご飯は」
「愛情は別として、普通にクソ美味い」
「愛情が1番大切な所なんだけど???」
「ん〜〜〜!このだし巻き玉子も最高〜!てかご飯もめっちゃ美味い〜!雪乃〜私のために毎日作ってよ」
「虎杖君のついででいいなら野薔薇の分も作ってあげる」
「もうそれでいいから作ってほしいわ本当に...」
「うん!味噌汁も美味いね〜!雪乃〜僕の分もついでによろしくね〜!」
.........ん?
なんかすごい聞きたくない幻聴が混ざってたような。
「あれ?五条先生も食いに来たの?」
「幻聴じゃなかった...」
「いやーいい匂いがしてきたからついね〜」
「先生の分はありませんお引き取り下さい」
「えーいいじゃんまだ余ってるみたいだしさ?」
そういう問題じゃねぇ。
くぅぅ虎杖君の前だから五条先生の顔面に熱々の餡掛け投げられない...!
「雪乃の作った飯美味いだろー?俺もう完全に胃袋掴まれてんだよね!どこの飯食っても雪乃のが1番美味いし!俺も真似して作ってみても雪乃みたいな味にならないんだよなぁ〜なんでだろ」
「虎杖、虎杖、そろそろやめなさい。雪乃がキャパオーバー気味よ」
い、い、虎杖君に毎日俺のためにご飯作ってって言われた...?(言ってない)
それってもう結婚だよね...?結婚...!!!!!
「ま、まだお互い高校生だから卒業するまで待ってて欲しいなっ!今すぐ結婚したいのは私も同じ気持ちだよ虎杖君っ!」
「何をどう聞いたらそうなるのよ」
「相変わらず虎杖の事になると思考回路が終わってんな」
「悠仁がもらってくれなかったら僕がお嫁にもらってあげようか?」
「あ?????」
「あっはは!顔怖」
結局何故か1年ズの夕飯の食卓に五条も加わりいつもより賑やか...いや大変騒がしい夜になった。