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数分前________
東京駅近くにて
「おーい悠仁、柊が今任務行ってんだけどここから近いし悠仁も行ってきてもらってもいい?その方があいつも喜ぶでしょ」
「俺はいいけど、たぶん俺が行く前に雪乃が倒しちゃってると思うよ?」
「いや、どうせ悠仁来た瞬間あの変なステッキで『ふええん』ってなるから」
「うーん、まあそれはそれで可愛いから見たいんだけど!うん、じゃ行ってくるね五条先生」
タタタッ...と走り去ってく悠仁を見て五条先生と呼ばれた男、呪術高専教師である五条悟はわかりやすく大きなため息をついた。
「.........ねぇ恵、僕マジであのカップル心配。将来的に」
「はぁ。別に(どうでも)いいんじゃないすか」
たまたま任務帰りで合流した恵と呼ばれた男、伏黒恵は五条の方を見ることなく携帯を弄りながら軽く流した。が、この軽薄をそのまま擬人化させたような男が流されてくれる訳もなく。
「いやいやいやいやだってね?悠仁は気づいてるんでしょあの子がぶりっ子してるの。なんで指摘しないのかなーって」
伏黒は、はぁ...と仕方なく携帯をしまうと、以前に虎杖に言われたことを思い出しながら空を見ながら話し始める。
「いや、指摘しないのはわざとですよあいつ。前に俺も聞いたら『それがいいんじゃん!』て言われました」
「はぁー?理解できないね、何がいいんだろ」
「(それに関してはちょっと五条先生と同じなのがなんか嫌だな...)」
考えていたことが顔に出てたのか、五条は伏黒の顔をこれでもかというほどドアップで覗き込むと、むぅと頬を膨らませた。...果たしてその顔はもうすぐ30歳を迎える男がしても許されるのだろうか。
「恵今失礼なこと考えてない?」
「いえ、じゃあ俺は先に高専戻ります」
「ちょっと恵〜!!!」
この教師も、虎杖と柊も、それから今高専でトレーニングをしてるであろう面子のことを考えるとやっぱり呪術師にはろくな人間が居ないなとまたもやため息を深くつく伏黒であった。
〜虎杖、雪乃と合流後〜
高専にて
任務の報告をしに職員室へ向かおうと手を繋ぎながら足を進めていた私たちは、まさかの廊下で先生にエンカウントしてしまった。心の中でチッ、と舌打ちをしたのを隣の彼氏に悟られないよう他所向きの笑顔で空いている方の手を挙げ「先生〜!」と呼びとめた。
「五条先生〜!任務終わりましたぁ。虎杖君が全部祓ってくれました!(虎杖君の前だし汚い言葉は使えない。五条の事は大が着くほど嫌いだけどこれも虎杖君のため...)」
「お疲れサマンサ〜。どーせ柊がボコった後に虎杖が殴っただけでしょ?」
ピキリ
頬が引き攣るがなんとかニコニコをキープしながら虎杖と繋いでいない方の手を虎杖に見えない位置で五条に向けて中指を立てた。
「んな訳......んん、そんな事ないですぅ。私怖くて怖くて...虎杖君来なかったら死んじゃってましたぁ!うぅ、しくしく」
瞬間ここにいた虎杖以外全員はうわぁ、嘘くせぇ...と顔を歪ませるが、雪乃の横の虎杖は笑顔である。
「あはは、本当に雪乃は怖がりだよな!そこも可愛いけど!」
「ほんとっ!?」
雪乃は"可愛い"と言って貰えたことにギュンと胸が高鳴り、トキメキのあまり勢いで虎杖に思い切り抱きついた。体幹のいい虎杖は「うおっ」と驚きはしたもののバランスを崩すことなくそのまま雪乃を抱きとめ頭をよすよすと撫で始める。
その光景を見て、「もうほんと他所でやってくれ...」とその場にいた2人以外の全員の心の声が一致した瞬間であった。
東京駅近くにて
「おーい悠仁、柊が今任務行ってんだけどここから近いし悠仁も行ってきてもらってもいい?その方があいつも喜ぶでしょ」
「俺はいいけど、たぶん俺が行く前に雪乃が倒しちゃってると思うよ?」
「いや、どうせ悠仁来た瞬間あの変なステッキで『ふええん』ってなるから」
「うーん、まあそれはそれで可愛いから見たいんだけど!うん、じゃ行ってくるね五条先生」
タタタッ...と走り去ってく悠仁を見て五条先生と呼ばれた男、呪術高専教師である五条悟はわかりやすく大きなため息をついた。
「.........ねぇ恵、僕マジであのカップル心配。将来的に」
「はぁ。別に(どうでも)いいんじゃないすか」
たまたま任務帰りで合流した恵と呼ばれた男、伏黒恵は五条の方を見ることなく携帯を弄りながら軽く流した。が、この軽薄をそのまま擬人化させたような男が流されてくれる訳もなく。
「いやいやいやいやだってね?悠仁は気づいてるんでしょあの子がぶりっ子してるの。なんで指摘しないのかなーって」
伏黒は、はぁ...と仕方なく携帯をしまうと、以前に虎杖に言われたことを思い出しながら空を見ながら話し始める。
「いや、指摘しないのはわざとですよあいつ。前に俺も聞いたら『それがいいんじゃん!』て言われました」
「はぁー?理解できないね、何がいいんだろ」
「(それに関してはちょっと五条先生と同じなのがなんか嫌だな...)」
考えていたことが顔に出てたのか、五条は伏黒の顔をこれでもかというほどドアップで覗き込むと、むぅと頬を膨らませた。...果たしてその顔はもうすぐ30歳を迎える男がしても許されるのだろうか。
「恵今失礼なこと考えてない?」
「いえ、じゃあ俺は先に高専戻ります」
「ちょっと恵〜!!!」
この教師も、虎杖と柊も、それから今高専でトレーニングをしてるであろう面子のことを考えるとやっぱり呪術師にはろくな人間が居ないなとまたもやため息を深くつく伏黒であった。
〜虎杖、雪乃と合流後〜
高専にて
任務の報告をしに職員室へ向かおうと手を繋ぎながら足を進めていた私たちは、まさかの廊下で先生にエンカウントしてしまった。心の中でチッ、と舌打ちをしたのを隣の彼氏に悟られないよう他所向きの笑顔で空いている方の手を挙げ「先生〜!」と呼びとめた。
「五条先生〜!任務終わりましたぁ。虎杖君が全部祓ってくれました!(虎杖君の前だし汚い言葉は使えない。五条の事は大が着くほど嫌いだけどこれも虎杖君のため...)」
「お疲れサマンサ〜。どーせ柊がボコった後に虎杖が殴っただけでしょ?」
ピキリ
頬が引き攣るがなんとかニコニコをキープしながら虎杖と繋いでいない方の手を虎杖に見えない位置で五条に向けて中指を立てた。
「んな訳......んん、そんな事ないですぅ。私怖くて怖くて...虎杖君来なかったら死んじゃってましたぁ!うぅ、しくしく」
瞬間ここにいた虎杖以外全員はうわぁ、嘘くせぇ...と顔を歪ませるが、雪乃の横の虎杖は笑顔である。
「あはは、本当に雪乃は怖がりだよな!そこも可愛いけど!」
「ほんとっ!?」
雪乃は"可愛い"と言って貰えたことにギュンと胸が高鳴り、トキメキのあまり勢いで虎杖に思い切り抱きついた。体幹のいい虎杖は「うおっ」と驚きはしたもののバランスを崩すことなくそのまま雪乃を抱きとめ頭をよすよすと撫で始める。
その光景を見て、「もうほんと他所でやってくれ...」とその場にいた2人以外の全員の心の声が一致した瞬間であった。