このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

相性



「....よし、次は##NAME1##ちゃんだな」

今さっき、蜜柑によって詩の式神のアリスを入れてもらった殿が言う。

##NAME1##は頷き、蜜柑の前に出る。

「......蜜柑ちゃん

詩の石を......私に入れて」

##NAME1##が詩にもらって肌身離さずもっていたそれを、差し出す。

「そうだな、##NAME1##ちゃんも詩のアリスと相性いいかも」

殿がそういい、みんなが納得するが、

「だめだ」

1人、反対したのは詩。

「なんでだよ、詩!」

殿が言う。

##NAME1##も戸惑いの目を向けている。

「俺のアリスと、結界のアリスは相性がよすぎるんだ」

「あ...」

みんな、そうだったと気づく。




「結界で暴走したアリスは、今の俺でも抑えるのが難しい。

傷つけたくなくても、傷つけてしまうのはつらい。

##NAME1##に、俺のアリスでそんな思いしてほしくない」

乗り越えたとはいえ、詩にとってアリスの暴走は相当なトラウマになっているのだろう。

その表情は、過去の旅で何度もみた、苦しむ詩の表情だった。

##NAME1##は頷き、詩のアリスをまた、大事にしまった。

けっきょく、##NAME1##の中に入ったのは何のアリスかわからない、柚香のもっていたアリスストーン。



そして........



「最後は詩だな」

詩は蜜柑の前に歩みでた。








.
2/5ページ
スキ