待ち受ける未来
「おい柚香」
え....
「話があんだよ」
―先生!?うそっ
「お前このまま一生、あの校長の操り人形にでもなるつもりか
周りになんの相談もなしに1人で....」
ただただ傍観者の俺らには何のことか最初、わからなかった。
「奴との結婚に同意したって
どういうことだよ」
「え...柚香先輩?」
鳴海の不安そうな声。
「....何考えてんだよお前
わけわかんねー」
「....わけわかんないは先生でしょ」
今まで、先生の登場に驚いていただけの柚香だったが、はっきりと言った。
「人のこと突きはなしたり....
急にあんなこと....したり
今だってこんな風に怒ったり.....
一生徒としての心配からならもう...
こんなのやめて
私にだって....
考えがあって決めたことです
何で先生にそんなこといわれなきゃいけないの」
違う....
「気持ちをしってるくせに....」
こんな事
「知らないそぶりでそんな風に踏みこんで........
特別じゃないのに...
錯覚させるようなことしないで」
本当は
「苦しめないで」
言いたかったわけじゃない
「もう」
違う.....っ
「お願いだからほっといて」
何やってんの私、みんなが見てる前で.....
気がついたら走り出していた_______
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