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色とりどりの感情/切ない初恋



「しつっこいんだよブスッ

ホレた男への点数かせぎにしてもよっぽどヒマなんだな。

お前友達いねーだろ」

「ほ.........ホレた男って何のことよっっ

ああ....あんたこそ、友達いないくせにヒネクレチビ!」




「ブス」

「アホ、バカ!」

「ブス」





「あんたさっきアリスであの子達にいたずらしたでしょ!?

何度目だこのエロガキーーーーーーっっ!!!」

「あっちが先にフェロモンガード飲んでちょっかいだしてきたんだろ!」

「それはあんたの日頃の行いが悪いせいでしょ?!」

「うるせー返り討ちだ さまーみろっ」

「いーかげんアリスひっこぬくぞこのくそガキーーーーーーっっ!!!

大人しくいうこときけーーーーーっっ!!!」

「おーやれるもんならやってみろよ ヘボ盗っ人女!」

「あーやったらあ!こっちこいやーーーー」

「いやじゃボケッ」









「―柚香...

お前しばらくみない間に何かたくましくなったなー」



誰のせいでしょうねぇ....

ホント、どこの誰のせいで....



あれー?

ユッキー頭悪くて質問の答えわかんなーい☆



「―それは置いといて、

今日もあいつんとこいく?

あいつ今日さ.....」








―あいつ昨日、久しぶりの任務だったんだ。

今日は.....疲れて学校休んでる。










―あいつはいつも生意気でつっぱってて、

任務の辛さを何でもない風に装ってるけど、

フェロモンで大人の欲望をあおって

ギリギリでかけひきを迫られるようなあんな任務が、

子供の心にこたえないわけがないんだ





―こたえないわけがないんだ.....






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