歪んだ友情/すれ違い
in 時空間。
「翼先輩.....っ!?」
蜜柑たちは、翼や殿、のばらと再会を果たしていた。
それも、安積柚香の盗みのアリスと対のアリス
〝入れるアリス〟で翼が手に入れた、のだっちのタイムトリップのアリスのおかげ。
翼のことを心配していた蜜柑はすぐに翼に抱きついて、
同じく心配していた、同じ任務をしていた棗も、どこか安心した様子。
蜜柑はのばらとも抱き合い、ちゃんと友情を確かめあった。
「詩は俺の心配して任務を抜け出したんだよな......」
のばらから詩についてきいていた翼は、俯く。
「翼くん、無事でよかった。
自分を責めないで。
詩もきっと、翼くんの顔をみたら安心する」
##NAME1##は静かに言った。
「##NAME1##先輩.....」
「.....詩はじゃあ、今1人で逃げ回ってんのか」
殿がぽつりと呟いた。
「そうなりますね。
しかし今我々は、彼が1人で動く理由をちゃんと知らなければならない。
彼を救うためにも、彼の決意に寄り添うためにも。
まだ詩くんが出てくるのは先になりますが
学園で何があったのか、私達がしっかり見つめないといけません_____」
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