歪んだ友情/すれ違い
「一生、私のそばに....」
そう言って、悪魔は笑った。
先生は私の光だった。
あの頃も今も.....
暗闇でもがいて、
どう歩き出したらいいのか分からない私を
いつだって照らして導いてくれた、
希望の光。
でもあの時は、
そんなあの人の目に自分の姿を映すことが
まるで先生の光を曇らすことのように思えて.....
「安積....柚香?」
先生の目に映る自分は、何よりも汚れてみえて____
あの頃と変わらない口調で、私のこと、呼んでくれた.......
こんなことで....ばかみたい。
涙が出るほど嬉しいなんて....
もう会っちゃいけない、会えないって思ってたから。
...変わってしまった私を、これ以上知られちゃいけない、知られたくない。
知られたくない.......っ
「死神...
私の魂...アリスを奪わないでくれ.......」
「どんな手を使っても、一生君を離さない。
お前は私のもの.......」
.....汚れた手、
汚れた私、
汚れた私のアリス.....
.