歪んだ友情/すれ違い
「大丈夫よ、柚香ちゃん。
初等部の頃と違って今は私もアリスコンロールしっかりしてるし
もう何度か任務だってこなしてるのよ」
「だからってあんたのそのアリスをクラスメイトに使うなんて.....っ」
「しょーがないじゃない」
「中等部に来て少しは何か変わると思えば、
私はいつまでたってものけ者扱いじゃない。
私はあの人達なんかよりよっぽど優秀なのに....
ヒソヒソコソコソバカにされるのはまっぴらよ
私、気がついたの。
柚香ちゃん以外、誰も私の事分かってくれないなら、
柚香ちゃん以外の人達みんな、アリスで思い通りにあやつればいいんだって....」
「月、そんなことしちゃだめ!
そんな事したら、あんたは前よりもっと辛いことになるのよ!」
「バレなきゃいいのよ....
もういやなの!
何も悪いことしてないのに、何で私はいつも人に嫌われるの!?」
―あの人達が私の事同じ人として見ないなら
私だってもう、あの人達を人間扱いしない!
月?
やめて
とまって....っ
だめ...っ
「....何するのよ柚香ちゃん
私に今....
何したのよ.....
あんた....
......何なの!?」
.