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アリス石に込めるもの
「わりーな、みんな。
俺と1番近くにいるのはルカぴょんだ。
ルカぴょん、交換しよーぜ」
その言葉に、流架は安堵の溜息。
対称的に女子達は納得がいかないとでも、言いたげな様子。
そこを何とか笑顔で切り抜け、詩は流架とアリスストーンを交換し、無事にそこを脱出した。
一方の蜜柑は、自分のアリスストーンを棗に渡しているところだった。
そんなところを目撃した詩はふっと微笑むのだった。
―次の日、蜜柑が不思議な赤い石を見つけたのは、詩には秘密。
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