希望/要がみる世界
―君らは僕の命の輝きそのもの。
たとえ、____
僕がいなくなっても、
愛され続ける限り、君達の命はつづく。
僕を照らす永遠の光_____.......
僕に代わるその愛情が、ぬいぐるみの命......
ベアの命をつないでくれて
生まれてきてくれて.....
ありがとう_____
詩先輩、元気そうでよかった。
誰よりも僕の体を心配してくれて、いつも笑顔にしてくれて。
僕のアリスが、学園に利用されていると知った時なんか、僕よりも怒ってくれて。
翼が罰則を受けるようなことになっても、なんとかその場を収めてくれた。
こんな風に、詩先輩に救われた人はきっと学園に大勢いるよ。
そんな詩先輩がいなくなるなんてこと、絶対あるわけがない。
そんなことあったならば、神様なんていなかったと、みんな絶望するだろう。
詩先輩だけは報われてほしい。
こんなにも、人のために自らを犠牲にできる人はいない。
僕は詩先輩に生きてほしい。
詩先輩は僕に勇気をもらっているというけれど、それは逆だよ。
詩先輩が励ましてくれるから、詩先輩が今日も学園で戦ってくれるから、僕はその先の未来がみたくてみたくてしょうがないんだ。
それが、僕の生きる希望なんだ。
いつだったか、詩先輩と話したね。
アリスに苦しめられるだけの人生じゃないと、僕らで証明しようって。
今日も、一日を必死に生きよう。
一生懸命生きよう。
笑顔で、輝いていよう。
僕はここにいる。
.