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逆境



混乱している状態の中、相手のこは自分がしたことに動揺している。

そんな時、





「あんた....そのメガネ、度間違ってんのとちがう?

ウチの姿敵と間違えるなんて

......そうやわ、もしかしてあんた誰かにいたずらで変なものが見えるメガネと取りかえられたんとちがう?」

「佐倉....」

「そうやわそうやわ、

あーホンマびっくりした。

でももう大丈夫。

.....さ、いこう!共通の敵ぶっとばしに」

蜜柑は、強い瞳で言った。

何か、確信したような顔つきだった。

そして、小泉月をしっかりと見据える。

会場の雰囲気は、今の蜜柑の言葉で元に戻りつつあった。

そんな中蜜柑は、白組首相小泉月に向かっていった。





2人の激しい攻防が始まった。





―ウチはあんたを許せへん

散々みんなをひっかっきまわして、みんなを苦しめて、

許さへん.....っ





2人の強い瞳が交錯した。




パァァァン

「「「わ....」」」




3カウントシールが破裂し、皆がザワつく。

両者ともに、気を失っていた。

誰かが言った。

「ねぇ、小泉さんが倒れたら、ゲーム終了だよね?」

「えっと....今の両組のカウントシール違反のペナルティ点をひいても」








「体育祭総合優勝は.......紅組...っ」






「「「っしゃあーーーー!!!!」」」

アナウンスの声に、詩を中心に紅組から歓声が沸き起こった。












「蜜柑、よく頑張ったな....」

詩は優しい瞳で蜜柑を見つめるのだった。









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